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愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
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花粉症の時期が近づいてきましたね!
何やら既に目がかゆいです!!
いやだぁ~!!
 
 
 


ログは95個目。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。










・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集(95)】





①戦国・ゲームネタ

初陣で佐助に兎に角言われたのは体を癒す赤葛の場所だ。
しかし見逃すまいと見つけるなり取っていたら大将戦前の分が無く初戦は体力ギリギリの辛勝だった。
帰りは自分で歩く事も出来ず佐助に背負われ配分を考えなさいよと叱られながら、癒すと言うなら葛よりこの場所だと幸村は背の温もりに目を閉じた。



序盤で大して体力減ってないのにおにぎり取り敢えず食べてたら最後の最後で足りなくなっちゃった幸村さん。

お題:癒しの場所】










②現代・転生

装飾品を好まぬ幸村に指輪を贈ったのは佐助の自己満足だ。
しかし幸村は殊の外喜んでくれ、左手に輝くそれを掲げ眺めては大切そうに握り込む。
少し意外で理由を聞くと。
「物ではなくお前が俺との未来を望むようになってくれた事が嬉しい」
はにかむ笑顔は指輪より眩しくて佐助は腕の中に閉じ込め隠した。



己の光。もう心の奥に隠す必要は無いのだけれど。

【お題:左手の指輪をうっとり見つめている佐幸】











③現代・転生

佐助は己の名を覚えていないのかと言う程名前を呼んでも振り返らない。
しかし隣の幸村を呼ぶと何故か本人より先に振り返る。
お前は俺かと呆れる幸村は知らない。
己の死後、佐助が主の姿で彼の勇姿を世に刻むべく長く戦い続けた事を。
しかし彼は知らなくていいと、佐助は笑顔の裏に真実をそっと隠した。



【お題:真実って必要ですか】










④現代・転生

幸村の死後、佐助は己の名を捨て彼の姿とその名で生きた。
彼が呼ばぬ名を捨てる事に躊躇いは無かったがおかげで今生で名を呼ばれても気付かぬ様に。
お前は俺かと幸村は呆れたが。
「お前が覚えるまで呼ぶからな」
死後の事など覚えてもない癖に。
どうしてあんたはそうなのかなと佐助は思わず泣き笑った。



知らず知らずのうちに、いつもそうして己を救ってくれるのだ。

【お題:覚えてもいないくせに】


の続き。











⑤戦国

彼の事が好きだった。
大切だった。
だからこそ要らぬ苦労を、不名誉を負わせたくなかった。
男の、それも忍に懸想したなど。
茨の道は歩ませたくない。
しかし佐助は主の気性を忘れていた。
「茨の道とは乗り越え甲斐があるな!」
しかもお前とならば出来ぬ筈がないと息巻く主に佐助は諸手を挙げて降参した。




寧ろ燃える性質。

【お題:いばらの道】











⑥戦国

九度山の幸村の元に足繁く通う家康。
御代自ら光栄な事であんた暇なのと佐助はそれを追い返す。
頼む猿飛儂は真田だけでも救いたいと男の言葉を佐助は鼻で笑う。
絆と言葉は良くても徳川に下る事を救うなどと。
「お前如きに救えるものか」
俺様ですら何が彼の救いか解らないのにと佐助は奥歯を噛み締めた。



そんな事が救いとなるなら己はとうの昔に・・・

噛み締めた奥歯からは血が滲んだ。
【お題:お前ごときに、救えるものか。】










⑦戦国・皇
 
佐助が新入り忍に己の事を話していた。
こそり盗み聞けば変な所で躓くだの青臭さが仇で石に蹴躓いてすっ転ぶだの中々に手厳しい。
あの人落とし穴があったら全力で落ちるぜと笑う副将の言葉だけを見れば嘲る様だが。
「ま、幾らでも下で受け止めるけど」
裏腹な声の甘さに幸村は赤面し馬鹿者と呟き蹲った。



皇佐助さんの創世√のあれです。
【お題:マンホール直落下】











⑧不明
 
佐助は幸村を狡いと言う。
「その顔で性格も男らしくて可愛い所まであるとか反則だろ!」
惚れない所が無いじゃないか狡い狡いと繰り返すが、幸村にすれば普段は格好いいこの男が拗ねた様に駄々を捏ねる落差の方が余程狡い。
何だその可愛いさはと宥める為に許せと額に口付ければ佐助が狡いとまた叫んだ。



【お題:ずるいのはどっちだ】











⑨戦国

戦が終わり幸村の手当てをしながら佐助は溜息を吐いた。
本当にこの人は制止を振り切り単騎駆けし、何度佐助の肝を冷やさせれば気がすむのか。
いっそ足を切り落としてしまえばなどと考え佐助はそんな事は出来ない替わりに幸村の足首を掴み上げるとまるで切り取り線の如くぐるりと周囲に吸い痕を残した。



【お題:欲望に任せて 足にキス】










⑩戦国

泰平の世は真田幸村の死と共に訪れる。
しかし佐助はそれを許せず何度も世界を繰り返す。
「主君を生かしたい一心で…卿は見かけによらず健気だな」
足掻く事を止めぬ忍を嗤う男に佐助は。
「俺様は下らない世界のしがらみにあの人を渡したくないだけさ」
只のエゴだと嗤い返ししがらみの一つに刃を向けた。



【お題:世界ごときに、渡してたまるか】





     
     
  
       
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早和
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非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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