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愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
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そういえば、戦煌お疲れ様でした!
凄い至福の空間でした!
 
 
 


ログは93個目。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。










・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集(93)】




①戦国

主を馬鹿にされ殺気立つ佐助に男は言った。
狗の癖に待ても出来ぬのかと。
確かに忍は狗と称されるがその理由を思い知らせてやろうと踏み出す佐助を幸村が制し――直後自身で殴り飛ばす。
「狗は主が命じれば留まりまするが主を止める事は出来ませぬ故」
覚悟召されよと凄む幸村に佐助は思わず口笛を吹いた。



「忍が狗と呼ばれるのはあくまて"主に"忠実だからなのにねぇ」

お題:待て】

この後幸村が何か落ち込んでるから佐助さんが「どうしたの?」って聞いてみたら「あの男に思い知らせる為とは言えお前を狗などと言ってしまった」ってしょんぼり言われてあぁもうこの人は本当に仕方ないなぁって苦笑する佐助さんは真田幸村の狗と言われる事は吝かではない。










②戦国・死ネタ
 
三成を失った豊臣に彼の忍が協力を申し出た時は丁度いいと思った。
光を失くした影など呪いを振り撒くにはいい手駒だ。
しかし使ってみれば味方すら道連れにする容赦の無さに思わず此方が躊躇う程。
「世界を等しく不幸にするんだろ?」
あの人を失った己と同じだけの不幸をと笑う猿に吉嗣は言葉を失った。



「やれ、とんだ獣を引き入れたわ・・・」

出てこないけど左近ちゃんも狂犬に戻ってる。前に呟いた三成幸村を失った佐助刑部左近の大阪城。
【お題:呪いの詩をハミング】


これだ~。
https://twitter.com/sayori_888/status/951587287954944001










③戦国

幸村の目が見えなくなった。
忍の目潰しを受けた一時的なものだが治るまで佐助と山奥の庵に籠る事となった。
退屈なのか何かにつけ己を呼ぶ幸村に佐助は溜め息混じりに応え乍らも浮かぶ愉悦を自覚する。
いっそこのまま永遠に、などと願ってはならぬ思いを隠し佐助は一時の甘い夢の様な日々に酔いしれた。



【お題:甘い夢のよう】










④戦国

佐助は幸村が戦で無茶をする度叱るが立場上戦の後は忙しく、そんな時言われるのがこの言葉だった。
明日覚えてなさいよ。
聞けば憂鬱になったそれを今は望んで仕方がない。
明日を迎える事がどれ程貴重であったかと気付いた今は。
「これは…明日怒られそうだ」
腹から流れる止まらぬ血に幸村は苦く笑った。



【お題:明日怒られそう】











⑤現代・転生

昔は幸村に先を越された。
身分があったから仕方ないが、お前からは言い難かろうと笑って逃げ道を作ってくれた主の男前さにまた落ち込んだ。
故に今生こそと佐助は意気込んでいたが。
「旦那…あんたが好きだ」
「ならば結婚するか」
指輪も用意してあるぞと棚を探り始める幸村に佐助はまたも敗北を喫した。



お題:『「あなたが好きです」「先に言わないでくれるかな」』】










⑥現代・転生

強欲である事は理解していた。
今はもう主ではない己に佐助を繋ぐ術はない。
それでも共に在りたいなどと。
「今度こそお前と真の友となりたいのだ」
願う幸村に佐助の答えは否だった。
主従でもないのにと。
「友達じゃ足りない。今度こそ全部俺様のものにしたい」
強い視線に射抜かれ幸村は息を飲み頷いた。



【お題:友達になりたい】











⑦戦国

どれだけ救われたか知れない。
味方は誰もいないと絶望した己に、一人孤立していた己に、手を差し伸べてくれた事。
少しでも返せたらと眠らない彼を心配し声を掛けるも苦笑し礼を言われるだけで。
しかし彼の忍の傍では安堵しきり凭れ眠る姿。
二人は口惜しさを封じ今はただ穏やかな眠りをと傍を離れた。



左近ちゃんと又兵衛さんと真田主従の大阪城。

【お題:相手の肩にもたれかかって寝てしまっている佐幸】











⑧不明

幸村は寝癖がつき易いらしい。
らしいと言うのは佐助がそう言うから。
直すのは佐助で幸村はそう言う事はよく分からない。
手間を掛けるならいっそ切るかと思った事もあるが、旦那また頭爆発してるよと笑う佐助の声が酷く優しく楽しげだから幸村もつられて笑い引かれる髪に倣い後ろの佐助に寄り掛かった。



【お題:寝癖を笑いながら直してあげる佐幸】










⑨現代

佐助が転寝をしていると弁丸が遊びに来た。
悪戯心で寝たふりをすると弁丸は佐助の顔を覗き込み一丁前に溜め息を吐いてみせる。
「このようなところで…かぜをひくではないか!」
そうして己の上着を佐助に掛け満足気に上から叩く。腹の辺りしか被さっていない小さな上着は何故か佐助の胸を温かくした。



【お題:うたた寝している相手に自分の上着をかけてあげる佐幸】










⑩現代・転生

幸村にとり食事はただの栄養補給で美味い不味いを考えた事は無かった。
しかしある日入った古い定食屋で味噌汁を飲んだ途端懐かしさに涙と共に溢れた感情。
作り手に会わせてくれとせがみ対面した相手はその面影すら懐かしく。
お前の味噌汁が毎日飲みたいと告げれば一言目でプロポーズかよと彼が笑った。



前に呟いた味噌汁の味で佐助を見つける幸村の話。
【お題:懐かしい味】




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早和
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自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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