忍者ブログ
愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
[253]  [254]  [252]  [250]  [251]  [249]  [248]  [246]  [247]  [245]  [242
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


新年明けましておめでとうございます!
今年も佐幸佐幸してまいりますのでどうぞよろしくお願いします!

新年最初の更新はいつもの140字ですが、丁度2017年大晦日までです!
これで約900個となったのでお報せさせて頂きますが、1000個突破した際に記念本を作ろうと思っております。
戦国と現代で100個ずつ集めて2冊作る予定です。
よろしくお願いいたします!

 
 
 
 
ログは90個目。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。










・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集(90)】








①現代

「佐助、お帰り!」
任務を終え帰還した佐助が中庭に降りると幸村が飛び出してきた。
忍の出迎えなど止めろと幾ら言っても聞かないので佐助ももう諦めた。
しかも冬はそれだけでなく、寒かったであろうと佐助の手を両手で包む。
感じるむず痒さは冷えた指先が急に温められたが故かと佐助は唇を噛み堪えた。



【お題:冷えきった指先】










②戦国

任務先で見つけた二枚貝の中に時折現れる石。
土産はいつも食べ物だったが無性にそれを幸村に贈りたくなり佐助は持ち金全てをはたき購入した。
どう渡そうかと考え直接渡すのは気恥ずかしく結局夕餉の貝に隠す。
自分からと気付かれずとも長寿と健康をもたらすそれが彼に届けと佐助は願い貝の殻を閉じた。



夕餉は偵察帰りの佐助の土産の海の幸。珍しい食材は勿論、久々の佐助の手料理が嬉しかった。
主菜の貝に箸を伸ばすと中に見つけた光る何か。
「お!旦那ついてるねぇ!」
それは時折貝からみつかる貴重な石。
焼きたての貝の中で冷たい儘の白い珠に佐助が仕込んだ事を察した幸村は目を逸らす男に苦笑した。



後の給料三ヶ月分。

【お題:真珠】











③戦国・死ネタ
 
昔から幸村は佐助と様々な事を共有したがった。
綺麗な景色、楽しい事、美味しい物。
見せたい物があるといつも強く佐助を引いた手。
それが今は弱々しく地に落ちている。
「お前に武田の世を見せたかった…」
すまぬと涙する彼に己が見たかったのはただあんたの笑顔だったのにと佐助は手を握り歯噛みした。



どうだ、と得意気な貴方の笑顔がどんな綺麗な景色より素晴らしいものより私の宝物でした・・・

【お題:見せたいものがある】










④不明

初心な幸村との情交への道のりは果てないものだったが一度為せばその後は恥じらいつつも幸村は寧ろ好んでいた。
獣の様な人なので単純に気持ちいい事を好んでいると思ったら。
「交わるとは言葉の通りだな…お前との境がなくなった様で嬉しい」
だからもっとと請う幸村に佐助は堪らず抱く腕に力を込めた。



【お題:境界線なんていらない】











⑤現代

この時期の佐助は忙しく帰って来るのはいつも幸村が眠ってからだ。
顔を合わせるのは朝の僅かな時間だけ。
故にクリスマスに欲しい物を聞かれた時その言葉が出たのは自然な事で。
「お前が欲しい」
己は共に過ごす時間と言う意味で言ったのだが驚愕の後に飢えた獣の目で見据えられ幸村は思わず後じさった。



「お、俺は一緒にいたいと言う意味でだな!」
「結果は同じだから大丈夫大丈夫!」
「何が!?」

【お題:欲しいものない?ってきかれてお前って答えちゃう佐幸】










⑥戦国
 
余りに己を信用しすぎる幸村に佐助は聞いた。
もしも俺様があんたを裏切り逃げたらどうするのと。
すると彼はこう言った。
そんなのは決まっている。
「地の果てまで追いかけ本当の主家を、必要なら里を滅ぼしても取り戻す」
逃げられると思うなよと不敵に笑う獣に佐助はこれは心配要らないかと頬を掻いた。



「じゃあ暗殺目的なら?」
「佐助程の忍なら俺はお前が裏切った事すら気付かぬまま黄泉路を辿るであろうから考えても仕方あるまい」
「あぁ、うん・・・何て言うか・・・」
「まぁ、本気のお前と戦うのも面白そうだがな!」
「・・・遠慮します。手合わせで十分です」

【お題:手放すつもりも、ないですけれど】











⑦不明

佐助との情交は水面に顔だけを出し波間を揺蕩う危うさに似る。
溺れてしまいそうで恐ろしいと佐助に告げると彼は苦笑し。
「なら捕まってて」
溺れない様にと己を抱く腕は力強く、よすがの様にそれに縋るも揺らされ唇を塞ぐ事で呼吸を奪われ直ぐに訳が分からなくなり、結局幸村は直ぐに快楽の波に溺れた。



【お題:溺れないように】










⑧現代

幸村の寝相に関する周囲の予想は大抵二つ。
布団を蹴飛ばし腹を出して寝ているか身動きもせず真っ直ぐか。
活発だが立ち振舞いは美しい彼の印象故だろうが佐助だけが知る真実は違う。
「この人が抱き枕に抱き付いて寝てるなんて誰も思わないだろうな」
抱き枕の男は苦笑ししがみつく温かな体を抱き返した。



【お題:僕しか知らない君の秘密】











⑨戦国

乱世が終わり失われてしまう熱に男は悩んでいた。
そんな折現れた一人の忍。
彼が言うには戦国の世の終わりには必ず一人の男の死が関わるらしい。
「その人物が死ぬ前にあんたの神器で時を戻せば乱世は永遠に繰り返す」
失いたくないならば繰り返せばいいととにたり笑う男の背後に黒い影が見えた気がした。



「面白い!将に書物で見た悪魔との契約の様だ!その賭け乗ってみようではないか!」

貴方を喪わない為なら何だって・・・正しい歴史など消えてしまえばいい・・・

【お題:たった一つのエンディング】











⑩現代・大晦日
 
大晦日の夜、佐助は鼻歌を歌い蕎麦を茹でていた。
多忙を極めた年末。
休みは勿論久々に幸村と過ごす夜に頬が緩む。
そんな佐助の煩悩を払ったのは鐘ではなくチャイムの音。
「佐助、幸村、二年詣行こ~」
声の主に佐助は手中の包丁を向けたが幸村の明日の夜にの言葉に殺意を収め姫初めの約束を取り付けた。



「自称恋の伝道師が何で恋人達が大晦日に何するか分からないかな~!?」
「うっ!スミマセン・・・」

神社までの道中嫌味を言われまくる慶ちゃん。

【お題:日曜日の他殺未遂】

   
   
   
   
   
    

     
     
      
 
         
         
          
         
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
HN:
早和
性別:
非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
P R
忍者ブログ [PR]
Template designed by YURI