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愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
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1000個に向けて色々準備を始めようと思いつつ忙しさに何も出来ないままあと90個です(汗)



ログは91個目。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。










・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集(91)】




①戦国

再び豊臣についた幸村には様々な声が届いたが大半は否定的なものだった。
何故また敗色の濃い方にと。
旧豊臣の味方すら彼は死にたいのかと言うが佐助にしてみれば逆だ。
「あの人は生きるのを止めない為に来たんだ」
そして佐助も彼の心を生かす為。言うと馬鹿だなと笑うのでお互い様だろと佐助も笑った。



「徳川に阿って大人しくにこにこ手を繋いでたらあの人死んでる様なものだから、さ」
「言えてるっすね!真田さんは戦の時が一番イキイキしてるし!」
「戦馬鹿って言うんですよぉ、あれは!」

今年も左近又兵衛真田主従を推していきたい所存。

【お題:生きるのをやめない】










②戦国

大阪に行く幸村に付いていくと言うと本当にいいのかと何度も問われた。
故に佐助はなら何故あんたは行くのかと問い返す。
「それは…俺が俺である為…」
「俺様も同じだよ」
猿飛佐助は真田幸村の影。
彼から離れ逃げ生きてもそれは己たりえない。
最期までお供させて下さいよと拭った涙は塩辛い命の味がした。



まだ彼は生きている・・・彼を生かす為なら、己は・・・

①の140字の続きと言うか少し前の佐助さんと幸村。

【お題:なぜ君はいくの】











③戦国

主への害を許さぬ長は時折態と奇襲を見逃す。
証拠を掴む為の時もあるが殆どはそんな高尚な理由ではなく。
「反射で応戦するあの人獣みたいでいいよね」
それをただ見たいだけ。
そして撃退された輩に一言。
「相手が悪かったね」
あんたそれが言いたいだけだろと主を自慢したがる長に部下の忍はただ呆れた。



【お題:相手が悪かったね】










④現代・転生
 
幸村は佐助に不満があった。
それは名を呼ばぬ事。
今はもう主従ではないのに彼は未だ幸村の事を旦那と呼ぶ。
唯一呼ぶのは彼が寝ている寝言でのみ。
だが。
「幸村、様…」
頬を伝う一筋の涙。
彼が過去名を呼んだのは幸村が倒れた最期の時の…
胸を締め付けられる声音に馬鹿者と幸村は涙を拭った頬を抓った。



「呼んで欲しいのはその様な涙声ではないと言うのに…」

【お題:寝言で相手の名前を呟いてる佐幸】











⑤戦国

久方の休暇に幸村と湯治に来た佐助だが幸村は先程から此方に背を向け槍の手入れだ。
折角二人なのにと言っても。
「ぶ、武器の手入れは怠れぬからな」
成程と頷いた佐助は幸村の耳に唇を寄せる。
「それより俺様とイイコトしよ?」
佐助の声に弱い幸村は真っ赤になるので佐助は振り返り様を逃さず口付けた。



対幸村用佐助さんの必殺武器、低音ボイス。

お題:自分の《武器》は、常に磨け】










⑥不明

幸村は人に触れられるのが嫌いらしい。
他人であれば伸びた手を容赦なく払い除けるし、知り合いでもそれとなく躱し気付かれぬよう距離を取る。
それが己に対してのみ避けぬどころか心地好さ気に目を閉じもっとと言わんばかりに擦り寄せる。
佐助は胸を締め付けられる心地で触れた手のまま優しく撫でた。



佐助「キュン死にって将にこの事だよね・・・」
才蔵「そのまま死ね」

【お題:もっと、触って】











⑦戦国・死ネタ

家康に弓引いた主を天下を夢見た身の程知らずと揶揄する輩は多かった。
しかし彼が望んだのはそんな大層な物ではない。
彼が望んだのはささやかな、師や仲間と過ごす本当にささやかな日常だった。
それすら叶えてやれなかった自分。
歯噛みした佐助はせめてもと主の亡骸を腕に抱き最期は一緒にと目を閉じた。



向こうでまた皆一緒に・・・

【お題:ささやかな願い】










⑧不明

佐助は弁丸がどんなに気配を消しても近付けば気付き振り返る。
危ない事をすれば注意をし転びそうになればいつの間にか傍に来て支えてくれる。
此方に世を向けていた筈なのに。
背中に目があるのかと疑えば佐助は笑い。
「あんたの事なら目が見えなくても分かるよ」
更に訳が分からず弁丸はただ首を傾げた。



いつもあんたの事を考えているから。

【お題:たとえ見えなくても】










⑨戦国

佐助は戦で空蝉の術をよく使う。
幸村が嫌うと知っていて敢えて彼の前で使う事もある。
理由は戦が終わった後に拗ねた主が、しかし不安で離れる事も出来ず乱暴に寄り掛かってくる、その様子が可愛いから。
今日もドシンと背に寄り掛かってきた幸村に佐助はごめんねと内心で謝り心地好い重みを受け止めた。



【お題:不機嫌に 寄りかかる】










⑩学バサ

教頭のコレクションの一つ蝶の標本。
佐助が趣味が悪いと呟くと。
「望む物を美しい侭閉じ込めておきたい気持ちは卿には理解出来ると思うがね」
誘う声音に吐き気がする。
「残念ながら俺様が眺めたい蝶は飛んでる時が一番綺麗なもんで」
だからお前と同じにはならないよと佐助は歪んだ笑みの男を一蹴した。



【お題:飛べない蝶と花園】

新聞部佐助がネタ(弱み)を求めて教頭室に行ったとかそんな感じ。




         
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早和
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自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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