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愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
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師走も末。
いよいよ忙しくなってきて癒しが欲しいです・・・
(訳:佐幸ください)
  
  
  
ログは89個目。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。










・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集(89)】





①現代

スマホを弄っていると弁丸に何をしてるのかと問われた。
特売日のチェックだよと答えるとそうかと頷くが暫くすると再び同じ問いをする。
夕飯のレシピ検索だよと答えるとまた頷き少しして今度は。
「まだすまほか?弁の番はまだか?」
構って欲しかったのかと気付いた佐助はスマホを放り弁丸を抱き締めた。



前に呟いたスマホに嫉妬の弁丸様。

【お題:そろそろ気付いてよ】

字数足りなくて書けなかったけど、実はリビング(弁丸)とキッチンのテーブル(佐助)→同じテーブル→佐助の隣と弁丸様はちょっとずつ近づいてきてる。










②現代・転生

息子が下ばかり見て困っている。
危ないから前を見ろと言っても聞いてくれない。
普段は物分かりのいい子なのに。
理由を聞くと影を無くしたから探していると言う。
足元に影はあるのに。
「どう言う事だと思う?佐助」
出会った懐かしい男に公園で一人俯く幼子を指し尋ねられた佐助は言葉を失い顔を覆った。



そして子供に歩み寄った佐助は、彼の前で立ち止まった。足を凝視する子供に苦笑し、その顔がゆっくり上を向くのを見て尋ねた。

【お題:落し物は見つかった?】











③現代
 
幸村は休日も早朝から鍛練し外に出るのが好きと思われているが、実は日が高くなってから起き出し一日家に引き籠り過ごす。
佐助を座椅子替わりに体を預けきり転寝する幸村にこんな彼を知ったら皆驚くだろうと思いつつ、まあ誰にも見せないけどと朝寝坊の原因の男はにやけ顔で腕の中の恋人を抱き締めた。



朝寝坊どころか疲れて転寝の原因も佐助さんだし、脱力しちゃう安心感も佐助さんの所為。

お題:休日引きこもり】










④現代

佐助は朝風呂を欠かさない。
随分マメだと慶次は感心するが本人曰くそれは必要にかられ仕方なくとの事。
「旦那が掴んだり指に絡ませたりするから寝癖が酷くて」
「すまぬ…」
手触りが良くてついと謝罪する幸村と文句を言いつつ満更でも無さ気な佐助に慶次は苦笑し一緒に寝てるのかとの言葉を飲み込んだ。




【お題:寝ている相手の髪をいじっている佐幸】










⑤現代

昌幸は幸村の写真が全て証明写真の様である事に気が付いた。
自然なものが撮りたいと隠し撮りに挑戦するも尽く気付かれ同じ固い表情になる。
そこで佐助に頼むと少しの後に返されたカメラには笑顔や部屋で寛ぐ何気無い瞬間の幸村が。
望んだ物は手に入れたが妙に悔しく昌幸は出来すぎる部下の頬を抓った。



【お題:何気ない瞬間】











⑥現代
 
幸村が子供扱いをするなと言う。
恋仲となったのに変わらぬ態度が不満で恋人扱いをしてほしいと。
昔から幸村が別格な佐助としては恋仲でも片恋でも変わらぬ特別扱いなだけなのだが。
「大人の恋人扱いしたら何されるか分かってる?」
佐助は苦笑し佐助のベットでふて寝をする可愛い恋人の寝顔をつついた。



「大人の恋人が自分のベッドで寝てたらほっぺたつつくくらいじゃすまないぜ?」

【お題:子ども扱い】










⑦現代
 
漸く恋仲となったと言うのに佐助はちっとも態度が変わらない。
頭を撫でたり口元を指で拭ったり。
子供扱いするなと言えば違うよと否定して。
「子供扱いじゃなくて、昔からあんたが可愛くて特別扱いしてるだけ」
腑に落ちないが甘い視線に居たたまれなくなり、幸村は逃げる様に佐助のベッドに潜り込んだ。



そして⑥のふて寝へ。

【お題:子ども扱い】











⑧戦国

真田幸村は戦国の世の終わりと共に死す定め。
その歴史を変える事は世の理を覆す事に他ならぬ。
だが。
「知るかよ」
その一言で切り捨てた男。
理など誰が決めた?神か?ならば。
「神は申が示すと書くんだぜ?」
申と呼ばれる己が理など捻じ曲げてやると瞳を昏く燃やす男に歴史を護るべきかと決意が揺いだ。



申は天の神を意味する。

【お題:運命ならば】



前に刀剣乱舞のアニメを見てた時に妄想してたもの。歴史を守りに来た刀剣男子とそれを受け入れない佐助さん。すだこ様の素敵佐助さん絵を見たら堪らなくて書いちゃいました。
https://twitter.com/touken_sudaco/status/890730741667045376










⑨戦国・死ネタ

川の畔、待ち疲れ渇き飢えた己に水が差し出された。
その水は飲むと全てを忘れ恨みも反抗も無く川を渡る事が出来るらしい。
故にと促す布を目深に被った誰か。
「あんたが飲めと言うなら飲みますけど」
しかし煽った手は払われて。
水は地に零れ落ちる。
「…すまぬ」
謝罪が忘れさせぬ事に対してならお門違いもいい所だと佐助は待ちわびた主を抱き締めた。
 


「謝るなら待たせた事を謝ってよね…」
「あぁ、有り難う…」

【お題:レテの川の向こうに】

    
     
顔を隠し佐助が新たに幸せな生を歩める様忘れさせようとしたが結局出来なかった幸村と、忘れて生まれ変わるくらいなら共に地獄を選びたい佐助。
レテ川:黄泉の川。川の水を飲んだ物は完全な忘却を体験する。死者が生前の未練を断つ場所。










⑩戦国・死ネタ

大阪で碌に眠れていなかった幸村。
己が先立ってからは尚酷く川の手前で見守りながら消えぬ隈を心配していた。
そして漸く川辺で再会すると。
「佐助…座れ」
感動の対面もなく不機嫌に一言。
言う通り座ると膝に乗り上げ直後寝息を立てる幸村にもう必要無いのではと苦笑しつつ佐助はお疲れ様と頭を撫でた。



川の手前での二人の再会。
そう言えば弁丸様も眠くなると不機嫌になってたっけなぁと懐かしく思いながら頭を撫で続ける佐助さん。

【お題:寝顔を見つめて満足そうな佐幸】






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プロフィール
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早和
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自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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