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愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
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あと20個~!!!
1000個になったらどうしようと今更ながら考えてます・・・
続けるか、止めるか・・・





ログは98個目。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。










・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集(98)】




①現代・転生
 
身分の無い現世で世話を焼く佐助に幸村は言う。
もう主従ではないのだぞと。
彼の世話を仕事と思った事は無かったが、いっそ仕事にすれば思う存分構えるのかと佐助はその度考える。
「俺様執事の資格でも取ろうかな」
告げて幸村の手を取りそれらしく指先に口付けてみせれば彼は真っ赤になって腕を引いた。



佐助「そもそも執事って資格あるのかな?」
幸村「おおお俺が知る訳なかろう!」

その後執事の資格を取るには留学しないといけないと知り即座に止める佐助さん。そして執事じゃなくても夫婦になれば普通に面倒みれるんじゃね?と気付いて「旦那、結婚しよ!」「付き合うのが先だ馬鹿者!」ってなる。

【お題:冗談っぽく 手を取る】










②戦国

忍として培った耐え忍ぶ精神をこんな形で試されるとは思わなかったと佐助は奥歯を噛み締める。
「佐助…」
寝言で己を呼ぶ主。
供寝を強請られるも想い人をその腕に抱き一晩耐えるのはどんな拷問より正直きつい。
しかし安堵しきった寝顔を見れば裏切る事も出来ず佐助はただ只管己の精神を集中させていた。



「修行時代の自分にもし会えるなら言ってやりたいね…禁欲と精神統一の修行だけは怠るなって…」

後に長は悟りを開いた様な顔でそう言いましたと真田忍談。

お題:精神力】










③現代・ホワイトデー
 
佐助にホワイトデーのお返しを尋ねると菓子の替わりに甘い囁きが欲しいと言われた。
具体的に何と言っていいか分からずにいると佐助は名前を呼んでくれと言う。
「佐助」
「もう一回」
「佐助」
「もっと…」
「佐助、佐助…」
何度でも呼んでと強請る彼の声の方こそ甘く、幸村は目眩のままその唇に口付けた。



【お題:甘い囁き】











④戦国
 
どんなに好きと言われても応えなかった。
彼は綺麗で眩しくて。
己が翳らせてはならぬと思った。
しかし敗軍の将として全てを奪われた彼がお前だけは手離したくないと泣いたその背を抱いた時。
「あんたが好きだ…あんたがいれば何も要らない」
浮かべた笑顔は一層眩しく佐助は隠れる様に懐深く抱き込んだ。



【お題:眩しすぎて】

眩し過ぎて手を伸ばせずにいたら触れた方が眩しかったと言う佐幸。










⑤戦国

どんなに好きだと言っても佐助は応えてくれなかった。
しかし幸村が敗軍の将として全て失った途端好きだなどと。
もっと早く言ってくれていたら多くを与えてやれたのにもう己には何も無い。
「あんたがいれば何も要らない」
その言葉にもう本心でも同情でもどちらでも構わないと幸村は泣き笑いを浮かべた。



【お題:君だけがいい、君しかいらない】











⑥現代

女との経験はそれなりにあってキスなどただの皮膚の接触と思っていた。
しかし初心な恋人と漸くこぎ着けた初めてのそれ。
「ん…」
零れ聞こえた吐息は甘く知らずばくんと鼓動が跳ねる。
目を開けば至近距離の彼に急に顔が熱くなり、これまでと違う事態に佐助は固り目を開いた幸村と暫し見つめ合っていた。



キスも破廉恥も慣れてる筈の佐助さんだけど本当に好きな子とは初めてでこれまでと違う!ってのが凄く好きです。

【お題軽いキスの後に顔を真っ赤にして見つめあってる佐幸】










⑦現代

幸村は電話が苦手だ。
相手の顔が見えないのは落ち着かないしそもそも機械の操作が得意ではない。
しかし恋仲の佐助が一日の最後に声が聞きたいとかけてきた電話。
耳を擽る柔らかな声が何ともはや照れ臭い。
「旦那、おやすみ」
電話が切れると余計に佐助に会いたくなりやはり電話は苦手だと幸村は思った。



【お題:電話越しの声に照れている佐幸】











⑧現代
 
佐助は仕事が忙しくなると態と食事を取らなくなる。
以前面倒だと言った彼にならばと手ずから食べさせてやった事にどうやら味をしめたらしい。
「旦那、食べさせて?」
しかし他人に弱味をみせぬ男が己にだけ甘える様は何とも甘く胸が疼き、幸村は仕方ないと雛鳥の如く開いた口に今日も箸を運ぶのだった。



【お題:あーんされながら食べている佐幸】










⑨戦国

任務で出会茶屋に赴かねばならずくの一に同行を頼んだ。
しかし現れたのは女物の着物を纏った幸村で。
何をしているのだと叱れば彼は俯き。
「お前が任務とは言え女子とこの様な場所に赴くのは嫌だったのだ」
拗ねた上目で訴えられ、佐助は色々な衝動を堪えつつ取り敢えず着付けをした部下達を呪い誉めた。



※付き合ってない

【お題:偽物でも恋人になりたかった】




「お前達何考えてんだよこの人はこんな格好させて良い人じゃないってのにいや似合うよ似合ってますよ顔は可愛いし体格は上手い感じに隠せてるし可愛いけどそうじゃなくて俺ならもっと可愛く出来るし寧ろ俺がやりたかったって言うか俺以外に見せたくないってそうでもなくて!」
※付き合ってない(2回目)










⑩戦国

弁丸が初めて人を殺した。
早く初陣をと日頃から言っていたが現実はやはり違う様で、明るく勇ましい常が嘘の様に白い顔で呆然と手を見つめていた。
それが痛々しく見えて佐助は手と頬の返り血を拭ってやる。
血を拭いた所でもう昔には帰れないが、ならばせめて傍にいますよと佐助は震える手を握り締めた。



【お題:もう帰れないんだから】


以前に書いたふとん先生の素敵絵を見た時にぐわっと書いた140字を見つけたので供養。
https://twitter.com/ohutoton/status/753971922627506176

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早和
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自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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