愛嬌、愛らしさ、懸命
静かな思い
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いよいよ1000まであと10個です!!
年度末決算も漸く峠を越えたので、本作りも本格化したい所存です!
ログは99個目。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。
・佐幸
・戦国、現代、女体化混在
【140字集(99)】
①現代・転生
春は桜。
薄紅の中来年も花見をと笑う姿が眩しかった。
夏は戦。
青空の下獣の如く戦う姿は美しかった。
秋は紅葉。
武田の赤にお前の緑だと喜ぶ幼さが可愛くて。
冬は雪。
白銀の中寄り添う温もりが愛しかった。
四季の中にあの人の姿を探してしまう。
いっそ記憶などなければと佐助は灰色の世界で頭を抱えた。
まだ幸村と出会えてない佐助さん。
【お題:あなたを探してしまう】
春は曙、的な。
②現代・転生
美しい桜並木も佐助の目には灰色で。
昔の様に貴方がそこにいやしないかと目が行くのは木の影ばかり。
しかし望んだ姿はなく車両侵入防止の柵に腰掛け俯くと背後から目を覆われる。
「何を辛気臭い顔をしておる」
手を取り振り返った先には薄紅の中の鮮やかな笑顔。
佐助は眩しさに込み上げる思いを堪えた。
佐助の世界が色付いた瞬間。
【お題:そこにあなたがいたなら】
①の続き。
佐助さんが桜並木で木の陰を探しているのはお館様創世√で幸村が木の陰からひょっこり出て来たあれを思い出して。
③現代・転生
桜並木を二人で歩く。
舞い散る薄紅に目を輝かせる彼を見ていると自然と綺麗だねと言葉が零れた。
花弁を追いふらり何処かへ行ってしまいそうな彼の手を取りふざけて指を絡めると幸村の顔が赤く染まる。
咎める様に折れる勢いで握り返された指はしかし解かれる事はなく、泣きたい程の幸せに佐助は笑った。
彼が隣にいる色付いた世界はとても綺麗なものでした。
【お題:ふざけて 指を絡める】
①の続きの②の続き。
佐助さんが思わず幸村の手を取ったのはふらりと離れた幸村がはぐれてまた見失う事を恐れたからだったり。
④現代・転生
幸村はよく上を向いて歩く。
意図してそうする。
そうすると佐助が釣られる様に上を見るからだ。
そうして広がる鮮やかな世界に気付くと彼は目を眇め呟く。
綺麗だねと。
嬉しそうに笑うその顔の方がもっと綺麗だといつか教えてやろうと思いながら、幸村はまた新たな彼に見せたい景色を探して空を見上げた。
【お題:空を見上げた】
①の続きの②の続きの③の続き。どこまで続くのか。あと1回続きます。
⑤現代・転生
幸村はよく上を向いて歩く。
多分わざと。
己にも上を向かせたいのだろうと気付いて佐助はそれに倣う。
上向いた佐助が見た景色を綺麗だと言うと嬉しそうに笑う。
その笑顔の方が余程綺麗だと思っているのは秘密だ。
この綺麗な世界を忘れないでいたいと目に焼き付け、佐助は込み上げる熱を堪え上を向いた。
【お題:忘れないでいたい】
①の続きの②の続きの③の続きの④の続き。これで終了。
⑥戦国
佐助が長期の任から久々に戻ったと言うのに雑事だ報告だと構ってくれない事に幸村は不満を抱いていた。
背中に飛び付いたり寄り掛かったり。
構え構えと騒いでみせると漸く佐助が振り返る。
「あんまり騒ぐとこっちにも考えがあるよ!」
音源を絶つとばかりに口付けられ、結果的に望みは叶った幸村だった。
【お題:あんまりうるさいと、こちらにも考えが有りますよ?】
⑦戦国
口付けで不満を封じられた幸村は佐助の背に寄り掛かり彼の手が空くのを待っていた。
武器の手入れなどそれこそ後でいいと思うが、いい子で待ってななどと囁かれては幸村に敵う訳もない。
しかしこうして見れば間合いに彼しか感じられぬ空間も悪くなくこんな時間も偶にはいいかと幸村は笑んで目を閉じた。
【お題:私のパーソナルスペース】
⑥のちゅーで黙らされる→大人しく待つ→眠くなる→で、リクさせて頂いたくろ先生の絵になったら可愛いなと妄想。
https://twitter.com/96takenoko/status/978293672503525376
⑧戦国
背に感じる熱に佐助は溜息を吐いた。
佐助とて雑事など後回しにしたいが、長期任務も雑事も彼の為と熟しているのに。
そんな佐助の心など露も知らず幸村は寝息をたて始め、半刻後漸く起きたかと思えば待たされ不満気な佐助に拗ねた顔も可愛いな、などと!
佐助は口を引きつらせこの野郎と再び口を塞いだ。
「あんた、さっき構え構えって言ってる顔がどれだけ可愛かったか教えてやろうか!」
「な、何をそんなに怒って…」
「ついでに俺様がどんだけあんたを構いたくて仕方なかったかもたっぷり教えてやるからね…」 「顔が怖いぞ佐助!?」
【お題:拗ねてる君も可愛いよ】
⑥⑦2つの続き。
⑨現代
余りに食事を取らぬ姿を見かね好物を聞いた三成に別にと答えた冷めた目を覚えている。
食事などただの栄養補給だと宣う彼に昔の己の姿を重ね苦い思いをしたものだ。
そんな彼は今も好物は特に無いと言う。
「佐助の作るものは何でも美味故!」
満面の笑顔で弁当を頬張る幸村に三成はそうかと仄かに笑った。
佐助さんと再会する前の幸村を気に掛けていた三成の回想。「春の宵」設定。苦い思いをした時に三成はちょっと前世の大谷さんの気持ちが解ったとか何とか。
【お題:大好物を頬張って幸せそうな佐幸】
⑩戦国
戦で幸村が怪我を負った。
即座に駆け付けた佐助は応急処置を施し彼を抱え副将として指揮を取る。
その冷静さに感心した部下の忍がそのままでは動き難かろうと幸村を預かるべく手を伸ばすと。
「触るな」
突き付けられた刃と殺気。
彼は冷静な訳ではなく張り詰めていただけなのだと気付いた忍は後じさった。
【お題:触るな!】
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プロフィール
HN:
早和
性別:
非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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