忍者ブログ
愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
[266]  [264]  [265]  [263]  [262]  [261]  [259]  [260]  [256]  [258]  [257
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


今まで「花粉症っぽい」だったのが完璧「花粉症!」になりました・・・
辛い・・・
早く5月になってほしいです・・・
 
 
 


ログは97個目。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。










・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集(97)】




①現代・転生

シンデレラの王子より魔法使いが好きだと言う幸村。
そも魔法がきれた彼女を王子は求めるだろうか、と。
幸村の疑問を皆はたかが童話に野暮だと笑うが彼の胸中を佐助は察する。
信玄が倒れた後即座に武田を去った者は正直な所少なくなかった。
大丈夫俺は傍にいるよと手を握れば泣き笑いの彼が握り返した。



だから俺は魔法使いが好きなのだ・・・

【お題:魔法の解けた灰被りはいらない】

以前の「シンデレラ姫」の続きっぽい。
https://twitter.com/sayori_888/status/844911793474433025










②不明
 
徹夜続きの佐助が酷くやつれた顔をしていた。
しかし神経が尖り逆に眠れないと言うので幸村は佐助を無理矢理己の上に引き倒す。
「寝ろ」
体で視界を遮り両手で耳を塞ぎ一言告げれば男が今度は勿体無いなどと。
「折角旦那で」
「早く寝ろ」
続く言葉をピシャリ遮り幸村は甘える様に腹に擦り寄る頭を抱えた。



「折角旦那でいっぱいなのに…寝たら勿体無…い…」
「こんな事ぐらい、仕事が落ち着いたらいくらでもしてやるわ、馬鹿者」

【お題:早く寝ろ】











③不明

幸村は佐助の言葉に何故かいつも逆らえない。
己が主の筈なのにと悔しく何とか無視を試みるが。
「旦那、だーんな」
必死に向けた背に柔らかな呼び声。
「ほらこっち向きなって」
何拗ねてんのと顎を取られ振り向かされた顔のあちこちに唇を落とされる。
その甘さに思考を溶かされ幸村は今日も白旗を上げた。



とま先生の誕生日に。素敵絵をお借りして。
 https://twitter.com/toma0305/status/922127703628660736










④現代
 
幸村は人工的な強い匂いが苦手だ。
所謂香水や制汗剤等。
逃げ場のない満員電車は苦痛で仕方がないが、そう言う時はいつも佐助が庇ってくれる。
抱き込まれ胸に顔を埋めると感じるのは洗剤に混じる仄かな佐助の体臭だけ。
まるで二人で眠っている時の様な心地好さに幸村は顔を擦り寄せ深く息を吸い込んだ。



佐助が何かを堪えるような何とも言えない顔をしているとも知らず。

【お題:人混みで 匂いを嗅ぐ】










⑤現代・転生

佐助は成績優秀だ。
医大も国立も余裕の彼が、しかし狙うのは県内のそこそこの大学と言う。
理由を問う教師に彼が返した答えは慶次にとっては懐かしく。
昔、敗色濃厚な大阪に行く理由を問うた時の彼の答え。
「真田の旦那が行くから」
止める事は叶わない、しかし今の行き先の平和さを慶次は嬉しく思った。



【お題:なぜ君はいくの】










⑥現代

教会の前で貴方は神を信じますかと問いかけられた。
佐助が是と答えると中で話でもと言われたがそれは丁重にお断りする。
佐助が信じる神は彼らの神とは違うから。
佐助が唯一信じる存在。己を導き救ってくれる。
「俺の神様は一人だけだから」
告げて歩き出せば遠くから神様が笑顔で駆けて来るのが見えた。



「佐助ー!待たせたな!」
「大丈夫。お祈りの時間より短かったよ」
「?」

【お題:教会】











⑦現代
 
公園で子供が開いた鳥籠を持って泣いていた。
鳥を逃がしてしまったのだろう。
佐助は可哀想だけど逃げた鳥は狭い籠から出られて幸せだろうと寂しげに笑った。
それに幸村は首を捻る。
「俺は鳥の方が優しい飼い主と逸れ可哀想だと思うが」
その言葉に佐助が泣き笑いを浮かべた理由が幸村には解らなかった。



佐助が鳥に何を、誰を、重ねていたかを幸村は知らない。

お題:逃げた鳥】










⑧戦国
 
武田との戦。
厳しいとは思っていたがよもや一部隊に落とされようとはと城の主は歯噛みした。
あの真田幸村がこんな汚い手を使うとは。
それも切っ掛けはたかが忍を一匹貶めた事でだ。
忍狂いめと己を足蹴にするその人を詰れば。
「誉め言葉と受け取っておこう」
彼は黒い笑みを浮かべ足に更に力を込めた。



【お題:照れながら 踏む】











⑨現代・転生
 
幸村に一番好きな料理を聞くと味噌汁と答える。
他に手の込んだ料理がある中それと言うのは些か腑に落ちぬ佐助だったが理由を聞いて納得した。
二人が再会した定食屋。
「あの味噌汁の味は忘れられぬ」
それは味の問題ではない気がしたが、まぁいいかと佐助は今日も美味しそうに味噌汁を啜る幸村を眺めた。



「毎日食べるものが一番て言うのは考えようによってはもう俺様から離れられないって事だしね!」

【お題:好きな人の手作り料理を美味しそうに食べている佐幸】

<定食屋の再会>93-10
https://twitter.com/sayori_888/status/958458666197250048










⑩現代・転生

幸村は時折夜中に眠れないと言って佐助の部屋を訪れる。
瞼の裏に水面の太陽が消えず電気を消しても眩しいのだと。
「不思議だな…佐助とおると光が消える」
暗さが心地好いと呟き寝息を立て始める幸村に記憶はないし己ももう異能は使えない筈なのにねと佐助は苦笑し全てから守る様彼を懐深く抱き込んだ。



【お題:眠れない夜】








 
 

    
 
     
  
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
HN:
早和
性別:
非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
P R
忍者ブログ [PR]
Template designed by YURI