愛嬌、愛らしさ、懸命
静かな思い
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スパコミ(超戦煌)スペース貰えてました!
詳細は後日!
そんな日に140字1000個突破です。(twitterでは昨日でしたが)
有難うございました!!
ログもとうとう100個目。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。
・佐幸
・戦国、現代、女体化混在
【140字集(100)】
①現代
幸村が風邪を引いた。
しかし他人に体を触られるのが嫌で病院は行きたくないという。
佐助とて彼の体を他人に任せるのは嫌だがこればかりは仕方ない。
「ちょっと聴診器当てるだけだから!」
そう説得を試みると幸村は徐にシャツを脱ぎ。
そこに散らばる赤い痕。
佐助は本気で医者を目指すかと頭を悩ませた。
「俺の気持ちの問題だけではないのだぞ」
「はい、スイマセン」
【お題:風邪を引いた】
②現代
佐助が風邪を引いた。
しかし他人との接触を極端に嫌う彼は医者にかかるのは嫌だと言う。
本来ならば引きずってでも連れて行かねばならぬのだろうが医者の手すら拒む男が己の手の拙い看病を心地好さ気に受けている姿は何とも胸が疼き、幸村は仕方ないなと濡らした手拭いを額に乗せ、その上から口付けた。
「貴重な旦那からのちゅー…口にしてほしいけど風邪移っちゃうー…」
「阿呆な事を言っておらぬで早く治せ」
【お題:風邪を引いた】
③戦国
佐助は匙を差し出し言った。
「旦那、毒飲んで?」
幸村は定期的に毒慣らしをする。
量を間違えれば死に至るそれを担っているのが佐助だった。
他に任せる気はなかったが幸村自身も佐助以外は嫌だと言った。
彼の生死を握る愉悦と毒と知って尚躊躇いなく口を開く幸村に佐助は堪らぬ思いで匙を彼に含ませた。
【お題:スプーン一杯分の幸せ】
④戦国
弁丸が花見の途中で眠ってしまった。
整った容貌の彼が桜の下で眠る様は美しく桜に拐かされそうだと思った瞬間吹いた風が花弁を払う。
「風邪引くから連れてきますよ」
現れた彼の忍は弁丸を横に抱いて影に消える。
姫を拐うと言うその抱き方。
家の姫さんを拐うのは桜じゃなくてお前さんかと昌幸は笑った。
十年後に実際攫われる事になるけどそう簡単にはやらんぞな親父様。(と兄上とお館様)
桜が綺麗だったので。
【お題:お姫さま抱っこをしている佐幸】
⑤戦国
幸村の短くなった髪に佐助が触れた。
松永から逃れる際に自ら焼き切った後ろ髪。
佐助は先から痛ましげな表情を浮かべているが当の幸村は常より優しく髪を撫でる指が心地好いなとその程度。
この優しい指を失うくらいなら丸坊主にしても構わないがと幸村は佐助が聞いたら悲鳴を上げそうな事を考え笑った。
【お題:髪を撫でる指】
結構前に書いた髪切り幸村の話の続き。
https://twitter.com/sayori_888/status/851431584636968960
⑥戦国
「佐助と幸村ってどう言う関係?」
唐突な慶次の問い。
主従にしては近い二人を疑問に思ったらしいが改めて聞かれると部下、友、家族、どれも当て嵌るがしっくり来ず幸村は首を捻る。
佐助は俺の?考え自然と零れた答え。
「俺の忍だ」
不遜な物言いも当の佐助が酷く嬉し気に笑うのでいいかと幸村は頷いた。
まるで貴方の所有物の様な。他に誰一人としていない、その存在と呼ばれる事が嬉しい…
【お題:この関係に名前を付けるとするならば】
⑦不明
幸村は可愛いと言われる事を好まない。
しかし佐助は敢えて幸村をそう称する。
「好いたお人はそう見えるものなんですって」
最初は嫌がりつつも好きの一言だけで佐助にのみそれを許してくれるのが堪らない。
「少しだけだぞ…」
真っ赤な顔で体当たりしてくる恋人をやっぱり可愛いと佐助は腕に抱き締めた。
【お題:真っ赤になって 体当たり】
⑧現代・転生
幼い頃裏山で、成長した戦場で、幸村は一人逸れては佐助の手を煩わせた。
叱られつつも迎えに来た彼の呆れた様なその言葉を聞くのが好きで。
だから現世で再会した時も密かに楽しみにしていたのだが。
「やっと見つけた…」
絞り出す様な涙声に胸が締め付けられる思いで幸村はすまぬと縋る体を抱き返した。
【お題:やっと見つけた】
⑨現代
家では大の字で眠る幸村は学校では佐助の上着を抱き込み丸まって眠る。
それをただ可愛いなと眺めていた佐助だがある日慶次の言葉に衝撃を受ける。
「丸まって寝るのって不安感や甘えたい心理の表れらしいよ?」
聞けば堪らず佐助は家に帰ったら思い切り甘えさせてあげるからねと擦り寄る体を抱き締めた。
元親「真田のあれは丸まってと言うより佐助の上着に抱き付いてるって方が正しいんじゃねぇか?」
慶次「因みに抱き付いて寝るのは甘えと欲求不満の表れなんだって!」
政宗「それ以上は真田が更に大変な事になるからやめてやれ」
【お題:うたた寝している相手に自分の上着をかけてあげる佐幸】
⑩現代・転生
夏の陣で敗北し幸村を失った佐助は彼のいない世界を呪った。
しかし幸村が報復を望まぬ事も知っていたから心を思い出の品ごと海に沈め命を絶った。
そして四百年の時を経て。
「これはお前の物ではないか?」
旅先の海で見つけた波打ち際に打ち捨てられた古い銭。
幸村に渡され佐助はそれを握り締め泣いた。
私が捨てたものを貴方はいつもそうして拾い上げて救ってくれるのです・・・
【お題:深い海の底】
1000個、有難うございました!
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プロフィール
HN:
早和
性別:
非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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