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愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
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ツイッターでもそもそ宣伝してますが、140字記念本完成しました!
超戦煌間に合って良かった~!!
そんな超戦煌のスペースは

西2 X23a 「雪柳」

です!
コピ本も取り敢えず1冊は持ってきます。
もう1冊出来たらいいな。
 
 
 
それが理由か否か、ペースは落ちてますが結局続けてます140字。

ログ101個目。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。










・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集(101)】





①戦国

強く優しい領主様は領民皆の憧れだ。
特に子供達は口を揃え幸村様の様になりたいと言う。
しかしそんな子供らに幸村はそれは難しいかも知れぬと。
子供の夢を否定する物言いは珍しいなと聞いていると。
「佐助ほどの忍はそうおらぬからなぁ」
当然の如く己の一部と扱われ佐助は頭を抱え熱くなる頬を隠した。



「幸村様を目指すなら佐助さん探すの~?」
「左様!佐助無くしては某とは言えぬ。半人前の某を傍で支えてくれる佐助は…」
「あんたほんともうちょっと黙って!!」

【お題:ムリムリ、きみにはできない】









②戦国

九度山は標高が高く春先でも気温はかなり低い。
幸村は涼しくて良いと残る雪で雪達磨を作り楽しげだが、佐助は知っている。
笑う彼が密かに抱える過ぎた激しい時代への憧憬と焦燥を。
背を向け顔を隠しても見える、白い息と共に溜め息に乗せ吐き出されたそれを、佐助は顔を逸らしそっと見ない振りをした。



【お題:吐く息の白い間に溢れた】











③現代・転生
 
前世の傷は痣となるらしく佐助の背にも数え切れない痣がある。
幸村は見る度苦しげな顔をするがこれは佐助の誇りだ。
そして己が確かに彼の忍であったと言う証。
彼が触れると不思議と色濃くなるそれがもし気になると言うのなら。
「爪跡で上書きして?」
耳元で囁けば意味を理解した幸村が真っ赤になった。



【お題:うつくしい古傷】










④戦国

常より幸村を目の敵にする男。
ある戦で活躍した幸村が特別恩賞を賜ると真田の敵無しの働きは忍ありき、忍がなければ半人前と嘲笑った。
佐助は当然憤慨したが幸村はキョトンとした顔で。
「お前と一心同体の上敵無しと言われ何故怒るのだ?」
本心か否かは解らぬが、思わぬ返答に佐助は頭を抱えて蹲った。



本心なら鈍すぎて心配だしそこで喜んじゃうのかよって照れ臭いし、分かってて言ってるなら厭味を不敵に受け流す旦那格好良すぎだろ!ってどちらにせよ頭を掛けたくなる忍。

【お題:なんで怒らないの!】











⑤現代
 
佐助は女子から差し入れを貰うとそれを堂々と教室で広げる。
しかしそれは別に自慢と言う訳ではなく。
「旦那にもあげたい子多いみたいよ?」
「おおお俺はいい!女子は苦手だしお前の作る物が一番美味い」
幸村から人前でこの言葉を引き出す為だ。
今日も肩を落とす女子達に佐助はごめんね?と舌を出した。



【お題:ごめんね、諦めて】










⑥現代・転生
 
警戒心が強い佐助は寝ている時でも人が近付けば目を覚ます。
悪戯しようと近付き尽く失敗した慶次が佐助はいつなら油断するのかと嘆いているのを幸村は聞いた。
しかし二人寄り添い眠った朝に幸村がいつも見るのは無防備に眠る佐助の寝顔で。
面映ゆさに顔を赤らめ幸村は緑のペンで彼の顔に落書きをした。



落書きは線三本。

【お題:真っ赤になって 寝てる相手にいたずら】











⑦戦国
 
幸村の策で勝利した戦の帰路。
今や立派な武田の大将となった馬上の幸村を佐助は誇らしげに眺めていた。
すると突如名を呼ばれ馬の後ろに乗せられる。
肩に寄り掛かった幸村は一言。
「佐助…眠い」
昨夜は遅くまで策を練っていたからか。
寝息を立て始める幸村に佐助はこう言う所は変わらないなと苦笑した。



「後ろにお偉方や足軽達だっているんだぜ?折角立派な大将として認められてきたのに、こんな子供っぽい所見せたらさぁ~」とか言いながら嬉しそうな副将。

【お題:皆が見ている中で 肩にもたれかかる】










⑧現代
 
傘を忘れた雨の日、幸村は佐助の傘に入れて貰いながら相合い傘はより濡れている方が気持ちが強いと言う噂を思い出した。
即座に傘を奪い佐助の方に傾けると、しかし噂を知っているのか佐助もいいからと二人傘の奪い合いだ。
結局帰る頃には揃ってずぶ濡れ。
仕方ないなと笑い合い二人一緒に風呂に入った。



勝負は引き分け。

【お題:雨の日に相合い傘をして楽しそうな佐幸】










⑨現代
 
佐助は携帯を手に悩んでいた。
幸村に電話をしたいのだが最後の通話ボタンが押せない。
だって理由が声が聞きたいだけなんて。
「女々しいって思われそう」
溜め息混じりに呟く背に。
「ならば俺も女々しいか?」
突然幸村の声。
声が聞きたいから会いに来たと笑う幸村の男らしさに佐助は両手を挙げ降参した。



【お題:電話をするかどうかで悩んでいる佐幸】











⑩戦国
 
九度山を降りる前夜、佐助は幸村に一度主従の縁を切るから去るか残るか選べと言われた。
決まりきった己の答えを返すと幸村は泣き笑い、ならば改めて主従の契りをと。
盃に注がれた酒。
主の白い寝間着が白無垢に見えた事は心に秘め、佐助は主に倣い三度に分け含んだ酒の残る口で誓いの口付けを落とした。



【お題:結婚式ごっこをしている佐幸】





 
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早和
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自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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