忍者ブログ
愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
[264]  [265]  [263]  [262]  [261]  [259]  [260]  [256]  [258]  [257]  [255
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



花粉症辛いです~!!
年々酷くなってる気がします_(:D」∠)_
 
 
 
ログは96個目。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。










・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集(96)】




①戦国

忍とは心を刃に変える生き物だ。
佐助も心を人に読ませる事はしないしどんな苦痛を与えられても呻き一つ漏らさない。
「うっ!」
そんな彼が思わず漏らした苦悶の声。
視線の先にいたのは縁側で転寝をする主とその体温に引かれ集まった猫達だ。
可愛いものに可愛いものが群がる光景に流石の忍も天を仰いだ。



猫の日~。

【お題:思わず漏れた声】










②戦国

構えと騒ぐ幸村を佐助は武器の手入れ中だと先程から断り続けていた。
「猫は構う癖に」
「こいつは勝手に寝てるだけ。あんたはそうはいかないでしょ」
膝上の猫を指差す彼に素気なく返せば幸村はその猫を脇に避け己が佐助の膝上へ。
「に、にゃあ…」
真っ赤な頬に佐助は堪らず研きかけの武器を放り投げた。



猫の日2個目~。(寝落
て遅刻)

【お題:はいはい、降参降参】











③現代・転生

佐助は幸村が何かを頼むと見返りとして決まって同じ言葉を要求する。
それ自体は当前なので構わないが、言葉の内容が幸村には不可解だ。
しかし本人曰くこうでもしないともう言って貰う機会がないからと。
「流石俺の忍よ…」
身分の無い現代ではもう使わぬそれで呼べば、佐助はうっとりと満足気に笑った。



貴方の忍である事は私の誇りだったのです・・・

【お題:あの甘いセリフを君の口から、】











④現代・転生

平和な現代で身分が無くなった事を幸村は喜ぶが佐助は実はそうではなかった。
狗や草と言われようと彼の忍である事は己にとっての誇りだった。
友と言う曖昧なものでなくもっと彼に縛り付けられたいと願い佐助は時折敢えてその言葉を幸村に望む。
「俺の忍…」
その音の心地好さに佐助はうっとりと笑った。



③の続きっぽい。
【お題:縛りつけて】











⑤戦国

幸村は元々怪我の手当てを不要と言い張る所があるが、政宗相手の怪我となるとその傾向は更に強まる。
佐助としては嫌いな男が大切な人につけた傷など早く治してほしいのに。
「これしきの傷…舐めておけば治る!」
幸村はそう言って手当てを拒むので、ならばと佐助は傷口に口付け舌で抉る様に舐めあげた。



【お題:怒って 傷口をえぐる】










⑥戦国・皇

総大将として戦場に立った時幸村は初めて緊張で足が竦むと言う事を知った。
そんな時背に触れた大きな手。
振り返るとすぐ傍に佐助がいて。
皆の前でこんなに近くに彼がいるのは初めてだった。
「俺様もただの忍頭から副将になったしね」
一層近くで彼が支えてくれると思えば心は奮え幸村は声を張り上げた。



「全軍、突撃せよ!!」

【お題:皆が見ている中 背に触れる】










⑦現代
 
政宗からモニターをしてほしいと二つのAIを渡された。
一昔前の人型と最新の小型のスピーカー。
性能は断然後者の方がいい筈なのに幸村は見た目もあってか人型に夢中だ。
ぺっぱー殿ぺっぱー殿と目を輝かせ繰り返す様は可愛いけれど可愛くない。
その目は己に向けてくれと佐助は小さな機械に声を掛けた。



【お題:オーケーグーグル、あいつを消して】










⑧現代・学バサ

佐助と幸村が昼休みに昼寝をしていた。
二人仲良く手を握り。
それを見たかすがは思わず佐助を蹴り飛ばす。
かすがちゃん酷い何で蹴るのと男の悲鳴は無視をした。
理由など。
あの時代あの大阪で、共に手を取り息絶えていたお前らを見つけた時のあの焦燥を、お前に解る訳がないとかすがは二人に背を向けた。



羨ましい、だなんて絶対に言ってやりはしない。

【お題:手を握ったまま眠っている佐幸】











⑨戦国
 
大阪に来てからの彼は虎と言うよりもどちらかと言えば鳥の様だった。
ひらりと羽の様な装束を翻し何処かへ飛んでいきそうな。
置いていかないでねと見えぬ羽根に怯えて裾を掴めば。
「何の、漆黒の翼を持つお前ならば何処へでもついて来るであろう?」
当たり前の様に言われて佐助は言葉もなく泣き笑った。



【お題:見えない羽根】










⑩戦国
 
幸村は佐助によく許しを請う。
主である彼にはそんな必要など無いと言うのに。
己が悪い時は勿論それ以外の時も。
もう許してくれとたかが忍に翻弄され泣き縋るよう請う様は愚かしくも愛おしく、佐助は恍惚の笑みと共に本来ならば何処にも在りはしない権限と許されぬその言葉を口にした。
「許してあげる」



【お題:許してあげる】

許しを請うてる状況はご想像で・・・





PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
HN:
早和
性別:
非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
P R
忍者ブログ [PR]
Template designed by YURI