愛嬌、愛らしさ、懸命
静かな思い
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元は140字様にお題で書いていたのですがどうしても140字に纏めきれず、ならもっと肉付けして短編っぽく書いてやれとなったものです。
そんな経緯で今まで以上に短いです。
・佐幸
・現代
・激短
前世の記憶を夢で見る幸村は、それを見る度過去の自分が羨ましくて仕方なかった。
佐助と恋仲で幸せそうに笑う自分。
当時は男同士での関係に偏見は無かったから。
しかし今は違う。
周りの目を気にして想いを告げられぬ己がもどかしく、過去の自分を妬ましく思っていた。
しかしある日過去の自分が佐助に告白した日の夢を見た。
体当りで告白した時の事を思い出し、ハッとする。
当時は男色や衆道は公然とされていたが身分の差は今より遥かに大きかった。
故に佐助は幸村が好きだと言っても応えようとはしてくれなかった。
何度も駄目だと言われ挫けかけた事もあった。
それでも諦めきれずに言い続けた。
“嫌”ならば諦める、だが“駄目”では引かぬと何度も、何度も。
結果粘り勝ちの様な形で佐助の本心を聞き出し恋仲となったのだ。
忘れていた。
あの頃の自分だってただ何の悩みもなく両思いとなれた訳ではなかった。
それを時代の所為とただ羨む己の何と情けない事か。
思えばいてもたってもいられず幸村は目覚めたその日に佐助に想いを告げた。
休みであったのを良いことに佐助の家に押し掛けて告げた。
何の前触れもなく唐突なそれに佐助は面を食らった様ったが、それでも照れた様に笑いながら自分も好きだったと想いを返してくれて。
将に夢のように優しい腕に抱かれて幸せを感じながら、これは過去の己に感謝をしなければならないなと幸村が笑うと。
「そうだね。おかげで俺様も男同士でもやり方ばっちりだし!」
爽やかな笑顔でのし掛かられ、見下ろす男の獣の如く煌めく目に今まで夢では見た事の無かった閨での光景が突如脳裏に蘇り幸村は背筋を震わせる。
「あ・・・う・・・」
「大丈夫、夢で予習はばっちりだから。めいっぱい気持ちよくして、昔みたいによがらせてあげる」
かくしてその言葉の通り幸村は身も世もなくよがらせられるのだが、それにより記憶が更に鮮明になり夢を見る度困った事態に陥り悩ませられる様になるのはもう少し先の話――
【夢に見るより】
終
色々と凄かったと幸村談。
( -´∀`-);;(∩////∩);;
【お題:夢の応用】
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プロフィール
HN:
早和
性別:
非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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