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愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
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急に寒くなりましたね。
佐助さんが幸村をお膝の上から離さない季節です。
佐幸です。



ログは84個目。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。










・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集(84)】





①不明

急に涼しくなるこの季節。
佐助はこれ幸いと寒いからと理由をつけて人目も憚らず幸村に抱き付く。
「お前、俺が夏に抱き付いた時は暑いと文句を言うた癖に…」
腕の中の幸村は不服気だが引き剥がそうとはしない辺り拗ねているだけなのは明白で。
御免ねと苦笑し宥めて佐助はついでにちゃっかり唇も奪った。



ちゅーも寒いんだから仕方ない、なちゃっかり過ぎる忍。

【お題:ちゃっかり 身体を寄せる】










②戦国

その昔、どんな変装も隠行も、忍本気の演技の笑顔すら幸村は見抜き、その能面の様な笑みを止めよと佐助を叱った。
その彼が何故狐の面一つで己が影の正体が判らなくなるのかと思ったら。
「佐助が天狐殿は友人だと申したのであろう」
佐助が自分を騙す訳がないと言う信頼が故と知り佐助は頭を抱え踞った。



信頼は嬉しいものの、忍を信用し過ぎるのは如何なものかと説得すべきか否かと小一時間。
10/5は天狐の日。

【お題:仮面】










③現代・転生

徹夜明けの仕事帰り。
佐助は重い体を引きずり帰路を歩く。
思い出すのは遠い過去、最後にボロボロの体で主の元へただ帰りたいと這いずった記憶。
扉を開けるとお帰りと出迎えてくれる彼。
「佐助、お疲れ様」
倒れ込む体を抱き止め掛けられる労いの言葉に佐助は無性に泣きたくなり眠る為でなく目を閉じた。



【お題:ただもう、眠ってしまいたくて】











④不明

惚れた方が負けとはよく言ったもので、どちらがより相手を好きかの言い争いは大抵において幸村が負ける。
俺は此れくらいだと両手をめいっぱい広げ思いの丈を示して見せれば。
「じゃあ俺様は此れくらい」
広げた腕ごと包み込む様に抱き締められ、くらくらと感じる目眩に幸村はまた敗けたと歯噛みした。



幸村敗けVer。

お題:惚れたほうが負け、とはよくいったもんだ】

佐助敗けVer。
https://twitter.com/sayori_888/status/848540956466962436










⑤戦国
 
闇の異能を持つ佐助は妖とよく呼ばれるがそれを聞いた佐助の主は何故かいつも満足気だ。
気味悪がられてるの分かってるのかと理由を聞くと。
「妖とは人非ざる美しさで人を惑わし葬るのであろう?戦場で闇を纏い戦うお前は真に美しいからな!」
思わぬ賛辞に言葉を失い佐助は妖の訂正をするのを忘れた。



【お題:妖(あやかし)】











⑥戦国
 
佐助と幸村が先日漸くくっついた。
それは非常に目出度いが。
「旦那、そこぬかるんでるから気を付けて」
出先の山で佐助がいつもの様に手を伸ばすと真っ赤になりおずおずと手を重ねる幸村とつられ照れして顔も見られないと無言で手を引く佐助。
忍隊はむず痒い空気が居た堪れずぐぅと思わず唸りを上げた。



【お題:手を握ることに照れている佐幸】

佐「そこでそんな照れないでよ!こっちまで照れるっての!手なんて今までも繋いでたじゃん!」
幸「こここ、これは、お前がその様な緊張した顔をするから!」
佐「俺様の所為かよ!?」

忍1「駄目です、副長!あの空気、耐えられません!」
忍2「叫び出したい!」
忍3「体中掻き毟りたい」
才蔵「忍ならそれぐらい耐え忍べ」
小介「じゃあ才蔵さん行って下さいよー」
才蔵「御免被る」










⑦戦国
 
徳川家康は太陽だ。
万人を照らし導き、その手は力強く人々を救う。
しかし幸村は決してその手を取りはしない。
替わりに彼と対峙した日は必ず幸村は佐助を呼ぶ。
そして何をするでもなく目を閉じて。
「あの方の光は俺には眩しすぎる」
この場所が己には落ち着くのだと闇の手の中で鬼は静かに眠りについた。



 己を救い守るのは昔からあたたかな闇の手だった・・・

【お題:救いの手】











⑧戦国・死ネタ
 
幸村が己を恋慕っている事は気づいていた。
自分も同じ様に思っていたから。
しかし忍の己は彼の想いに応えてやれず望む様な態度もとってやれず。
だからせめて最後くらいはと共に伏した廃寺の影。
「黄泉路もお供させて下さいよ」
離れぬ様にと繋いだ手の指を絡めれば彼は嬉しげに微笑み目を閉じた。



【お題:切なく ラブつなぎ】










⑨現代・転生
 
夕陽が射し込む西向きのリビングの窓。
燃える様な紅い空に彼の人を思い出し泣きたい衝動に駆られカーテンに縋り蹲った日々を覚えている。
そんな日々に比べれば。
「おや!かた!さばあぁ!」
「旦那!炎!炎出てるから!ちょっと抑えて!」
庭の小火騒ぎすら愛しいと佐助は笑ってバケツの水を手に取った。



※現代の庭の広さに慣れない真田さんが安全に鍛錬をして頂く為の使用上の注意。猿飛佐助とバケツの水を必ず用意しましょう。
政宗「花火か!」

【お題:ベランダが燃えている】










⑩現代

カレンダーの幸村の誕生日は二重丸がついている。
一つは幸村が。
十六のその日は佐助が初めて恋人として触れた日。
泣きたくなる程嬉しかったと彼は笑った。
すると佐助が二つ目を。
生まれたあんたが小さな手で初めて俺に触れた日だと。
泣きたくなる程嬉しかったと佐助も笑い二人どちらともなく触れ合った。



もうすぐ訪れる十八の誕生日に今度は三つ目の丸を二人で描く。

【お題:僕に触れた】

二つ目(佐助さんが描いた丸)→幸村0歳。幸村生誕。二人の再会。
一つ目(幸村が描いた丸)→幸村16歳。二人がくっついた日。恋人として手繋ぎor初ちゅー。
三つめ(二人で描く丸)→幸村18歳。幸村義務教育終了。結婚約束or…










人様への捧げもの】



①みゅー様お誕生日

佐助が任務に出ると弁丸は外を眺め帰りを待ってくれている。
その寂しそうな背を見ると堪らず最近はつい帰るのを遅らせていたら、弁丸が佐助は帰りたくないのではと落ち込んでしまった。
それは誤解だと否定をしたいがすればもうあの背中は見られないかも知れない。
究極の選択を迫られ佐助は頭を抱えた。



【お題:
それは誤解です】










②ゆう様お誕生日

主を貶めた醜い猿。
喉を掻き切っても気は収まらぬと佐助は地の塊を踏みつけた。
同行の男が笑う。
「猿の性は大虎が健在でも変わらぬか」
主が見たらどう思うかなんて脅しのつもりか知れないが。
「隠し通して見せるさ」
必要ならあんたを殺してでもと血塗れのまま笑んで見せれば男は笑い乍らも口を噤んだ。



共に3の記憶のある4佐助&刑部さん。珍しく二人で出陣。

【お題:隠し通してみせるさ】
 









③誕生日のもじゃ助様へのお礼

格闘技の録画予約を機械が苦手な幸村に頼まれた。
冗談混じりでお代はキスでいいよと笑えば真っ赤になった幸村は意を決した様に目を瞑り――はや数分。
予約に使った時間は数秒。
漸く触れた唇にちょっと貰い過ぎたかなと佐助は笑い、唇が離れる間際にお釣りをお返しと後頭部を押さえて更に深く口付けた。



【お題:お代はキスでいいよ】


誕生日に頂いた幸村が一生懸命ちゅーしようとする可愛い絵へのお礼でした。有難うございました。

 
 
  
 
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プロフィール
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早和
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自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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