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愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
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秋ですね~。
行楽シーズン。
紅葉始まったらまた上田に一度行きたいなぁ。
佐幸の二人も一緒に上田の紅葉を眺めたんだろうなぁなんて考えながら上田を回りたいです。

 
 

 
ログは81個めです。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。










・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集(81)】






①現代
 
夜明け前、もう無理だと幸村が呟いた。
「こんな破廉恥…そもそも俺はお前以外とこの様な…」
縋る様に手を握り、くたりと寄りかかられ心が揺らぐがぐっと堪える。
佐助とて同感だが仕方ない。
何故なら。
「フォークダンスは全員参加だよ」
さぁ特訓の続きだと佐助は女子の写真の面を被り幸村の腕を引いた。



一晩かけて特訓中でした。

【お題:破廉恥に躍る午前5時】

当日、結局幸村は緊張の余り女子の手を握る前に倒れてオクラホマミキサーを踊る事はなかったと言う。佐助さんはそんな幸村に付き添い保健室にいたのでやっぱり踊らずに終了。仕方ないなぁって呆れながらもその苦笑する瞳は優しかった。










②戦国

父と兄を違う形で失い一人上田を守る事になった幸村。
己を律し佐助にも素直に甘えなくなった主に佐助は一計を案じる。
人払いした縁側で寝た振りをするとそろそろと近付く足音。
やがて足の端に遠慮がちにかかった重さと聞こえる寝息に佐助は苦笑し、全く手のかかるお人だねぇと頭を膝へと抱え直した。



【お題:寝顔を見つめて満足そうな佐幸】










③戦国

ある任務で佐助は生死不明になっていた。
心配しただろうと思ったが幸村は無事で何よりと抱きつき背を叩くだけ。
昔は泣いて離れなかったのに長も寂しいでしょうとからかう部下は庭に飛び出た幸村が裸足だった事も抱きつく腕が妙に力んでいた事も気付いてない。
佐助は苦笑し報告と嘯き幸村を追いかけた。



佐「あ、今日はもう旦那の部屋は立ち入り禁止で。人払いよろしく~」

【お題:乱暴に 抱きしめる】




佐助さんが生死不明だった間、ほぼほぼ眠れていなかった幸村はこの後佐助さん付き添いの元お休みタイムで。眠れてない間は黙々と政務片付けてたのでお仕事も溜まってないから翌日ぐらいまでのんびり過ごしたとかしてないとか。










④戦国
 
幸村が戦で背中に矢を受けた。
手当ての為幸村を抱いた佐助は己の肩を咥えさせる。
それは矢尻を抜く時痛みに食い縛った奥歯が砕けぬ様にとの理由だったが。
「食い千切ってしまわぬか…」
不安げに歯を当てる幸村に閨で声を殺そうと肩を噛む姿を思い出し、佐助は己も歯を食い縛り込み上げるものを堪えた。



【お題:不安そうに 噛み付く】










⑤現代

お姫様抱っこは乙女の浪漫だが現実に叶えるには難しい。
しかしある日怪我をした真田幸村を佐助が軽く横抱きして連れ去り女子達は色めき立つ。
重くないのかと尋ねても旦那ならと再び軽く抱き上げるので一人がなら私もと声をあげると。
「は?何で?」
吹き荒ぶ冷風にやはり夢は遠いものと彼女らは悟った。



佐助さんの姫抱っこは幸村限定。

【お題:軽々とお姫様抱っこしてくれる佐幸】










⑥戦国・死ネタ

猿飛佐助を失って以来幸村が床を使う所を誰も見た事が無いと言う。
実際本人も座って眠りはしているが床にはついていないと言う。
「起こす者がいないと思うとどうも不安で」
そう彼は笑っていたが、その言葉の重さを知る者は…
廃寺で安らかに目を閉じ横たわる彼の目覚めが忍の優しい声である事を願った。



河の畔で穏やかな目覚めを。

夏の陣辺りの幸村とモブ。
【お題:誰も起こしてくれないから】











⑦戦国

幸村は佐助と手の大きさを比べたがる。
手を合わせてはまだ勝てぬと嘆く幸村にその理由を尋ねると、昔己より父の手が大きいのは大切な者を守る為と聞いたのだと。
「ならば俺は佐助より大きくならねば!」
その言葉に面映さを感じつつも、ならば幸村が佐助を越す日は来ないだろうと佐助はひそり苦笑した。



お互い守り守られる二人の手は多分同じ大きさくらいになるので指がつる勢いで伸ばして俺様の方が大きいって言い張る佐助さんの姿が後に見られる様になる。

【お題:手のひらを合わせて大きさ比べをしている佐幸】










⑧戦国

幸村は寝ている時に上掛けを剥ぐ癖がある。
火の異能持ち故暑いのかも知れないが、周りはいつ風邪をひかぬかと心配だ。
そんな状況に才蔵が出した解決策は当初は愧死ものだったが慣れた今はむず痒くも心地好い。
己の移り香にほにゃりと笑む幸村に苦笑し、佐助は転た寝をする彼に己の羽織を掛けてやった。



【お題:うたた寝している相手に自分の上着をかけてあげる佐幸】




「才蔵…旦那が掛けてるの…」
「お前の羽織だ。あれなら幸村様も掛けていて下さる」
「やっぱり!何恥ずかしい事してくれてんのお前!」
「仕方あるまい。俺とて汚いものを主に羽織らせるのは心苦しいが、風邪を引かせぬ事が優先だ」
「汚い言うな。ちゃんと洗ってるっての!」
「なら良かろう」

佐助が愧死しかけた当初の様子。周りの忍はこう言う時は副長の方が一枚上手だなって眺めてる。










⑨戦国

ある戦で幸村は片目を負傷した。
包帯で覆ったそれを見る度苦虫を噛んだ様な顔をしていた佐助。
漸く完治し包帯を外す時はご機嫌で。
いいよと促され開いた両目で久し振りに見た彼は見た事も無い表情を浮かべており。
眩し気な優しい笑みに幸村は一気に顔に血が上ると同時己の胸に何かが落ちる音を聞いた。



メ~ルト♪

嬉しすぎて取り繕う事を忘れた忍。大切だって、大好きだって目が言ってる。
【お題:包帯を外すとき】











⑩戦国

佐助の全ては幸村の為にある。
逞しくしなやかな腕も、胸も、足も、幸村を守る為に鍛えられたものだ。
しかしそれが逆に追い詰める姿を知ってしまった。
閨で己に乗り上げ組み敷き強引に押さえ付けるそれ。
感じたのは不快ではなく、身動きも出来ぬ程に抱き締められ幸村は幸福に目眩すら感じて目を閉じた。



【お題:余裕なさげに 馬乗り】

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早和
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自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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