忍者ブログ
愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
[232]  [233]  [231]  [230]  [229]  [228]  [227]  [226]  [225]  [224]  [223
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


先日バサラが12周年でしたね!!
色々企画があるみたいで、私は余りそう言うのには参加しない方なのですが、カフェとか甲府とかちょっと楽しそうと思ったり。
 
 

ログは77個めです。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。










・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集(77)】





①戦国

初めて褥を共にした翌朝も幸村は特に変わりなく佐助に鍛練の相手を命じた。
もう少し何かないのかと佐助としては些か不満で。
後ろから両手を捕らえ耳元で。
「もうおしまい?」
昨夜の声音で囁けばカクリと膝を崩し真っ赤に俯き動けぬ姿に必死に装っていたのかと佐助は浮かれ腰の抜けた幸村を担ぎ上げた。



「おおお思い出させるな!」
「声だけで思い出して腰砕けちゃったの?可愛い~!!」

【お題:楽しそうに かつぐ】










②戦国

幸せを運ぶ青い鳥の話を聞くと己の幸せを運ぶ鳥は青ではなく黒だと幸村は言った。
黒い鳥と言えば烏か。
戦場で死肉を漁る鳥をそう言うのかと呆れると。
「お前が迎えに来て喰らわれ冥府へ旅立つならこんな幸せはあるまい」
そう笑う幸村に蒼に渡すくらいなら全て己が連れて行こうと佐助は一人心に決めた。



【お題:棺を叩いた青い鳥】

青い鳥が叩いた棺は既に中は空だった。










③現代

佐助は休日に寝坊の振りをする。
そうすると幸村が起こしに来てくれるから。
「佐助、朝だぞ」
それでも起きず更に呼吸を止めていると幸村が焦って人工呼吸をしようとするので吹き出し近付いた唇に口付けて。
からかわれたと拗ねた幸村を宥めながら佐助はお詫びに一日彼をどう甘やかしてやろうかと考えた。



【お題:無呼吸で寝たフリ】











④現代・転生

幸村に指輪を贈った。
十八や二十歳の誕生日でもない十七の只の夏の日に。
学校があるからと鎖に通したそれを不思議そうに受け取った幸村は知らない。
前世の彼の死んだ十七の夏を越える事に己がどれ程の願いをかけているか。
三途の川の渡し賃の替わりに将来を誓うそれを、佐助は震える指で掛けてやった。



【お題:おそるおそる アクセサリーをつけてやる】










⑤戦国
 
惚れ薬を手に入れた。
卑怯と知りつつ何度告白しても忍だからと答えをくれぬ佐助に一言好きだと言ってほしくて幸村はそれを試してみたが。
「忍にこんなの効く訳ないでしょ」
結局望んだ言葉は得られず落ち込む幸村に佐助は。
「今更そんなの飲んでももう遅いよ」
遠回しな答えに幸村が気付くまであと数秒。



【お題:薬の効果はありません】










⑥現代

先日佐助に騙された仕返しに幸村も寝た振りで佐助を騙してやろうと考えた。
準備万端布団の上で目を閉じ待つと程なく彼はやって来る。
「旦那、朝だよ」
それでも起きず寝た振りを続ければ。
「旦那…幸村…幸村様…」
起こすでもなく常より一際甘く名を呼ばれ赤くなる頬を止められず幸村の悪戯は露見した。



【お題:好きな人の名前を恋しそうに呼ぶ佐幸】


の続き。










⑦戦国
 
佐助は他国の勧誘をよく受ける。
秘密裏のそれは物理的にも切って捨てるが幸村の前で誘われた時は再就職に良さそうだとそれらしい事を匂わせた。
何故なら。
「佐助は某の忍!奪うならば某を倒してから申されよ!」
憤怒と帰路中装束を掴み離さぬ指先の怯え。
この独占欲が心地いいと佐助は微笑み目を閉じた



自分の方こそこのポジションこそ誰にも渡すつもりはないけれど。

勧誘の主は2の兄貴。
【お題:誰にも渡さない】











⑧戦国

大将となった頃、どんな辛辣な言葉や陰口も幸村は受け入れてきた。
なのに己のたった一言で。
「大将、何度好きだと言われても俺は同じ答えしか返せない。あんたはいずれ奥方を貰い子を作って幸せになるんだ」
翌日幸村の耳は聞こえなくなり佐助は絶望に暮れながらも密かに愉悦を感じている己を自覚した。



【お題:何も聞こえない】










⑨戦国

恋仲となったものの一線を越える事を躊躇っていた佐助はある夜幸村に押し倒された。
この人に恐れはないのかと考え直後己の浅はかさを知る。
押し倒した指が震えている。
彼とてこの全てを変える一事が恐ろしくない筈がない。
彼は腹を括っただけ。
ならば己もと互いに震える指を重ね佐助は幸村に口付けた。



【お題:腹を括れ】











⑩戦国

幸村と出掛けるに当り小介に影武者での留守を頼むと任を終え戻ったばかりなのにと拗ねた口調で不満を言われた。
「大人が唇尖らせても可愛くないっての」
手刀を食らわせ幸村の元へ向かうと幸村が遅いぞと唇を尖らせる。
先の言葉は何処か接吻の時の様で可愛いなと佐助は誘われるまま尖った唇に口付けた。



「顔だけ見ればそう変わらないのに」
「あいつのあれはもう病気だから諦めろ」

【お題:唇を尖らせて拗ねている相手をかわいいと思ってる佐幸】





     
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
HN:
早和
性別:
非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
P R
忍者ブログ [PR]
Template designed by YURI