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愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
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甲子園…インテがてら決勝を見に行く予定がずれにずれて休養日に当たってしまいました。
残念…
なので大阪の真田幸村地めぐりでもしてこようかな…
 
 
 


ログは79個めです。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。










・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集(79)】





①戦国

褥で向かい合う佐助に幸村は不満を抱いていた。
初めての夜に己はこんなにも緊張しているのに何故平然としているのか。
「いやいや俺様も緊張してるって!心臓飛び出しそうよ?」
なら聞かせろとすったもんだで抱き付けば己と同じ程に早い鼓動。
決まり悪気に赤い顔を逸らす佐助に幸村の鼓動がまた跳ねた。



【お題:ハグしながら心臓バクバクの佐幸】










②戦国
 
幸村が不覚にも敵忍の苦無を脇腹に掠めるとその忍の首を飛ばした佐助に振り返り様押し倒された。
抵抗する間も無く腹を強く吸われ、それは治療の為と直ぐに知れたがその場所と行為が別の事を連想させた。
常に無い荒々しい仕草に褥でもそれくらい、などと考えた己の思考に幸村は破廉恥と顔を火照らせた。



「熱が高いし脈拍も…毒は吸い出した筈だけど…」
「いや、これはそうではなく!その、だな…!」

【お題:余裕なさげに 顔をうずめる】











③不明
 
縁側で佐助が座っていると猫が膝に乗ってきた。
するとそれを見た幸村が頬を膨らませた。
幸村は構いすぎる為か猫に余り好かれず抱くと直ぐに逃げられるのだ。
つかつかと歩み寄った幸村は強引に猫を抱き上げると廊下へ逃がしそのまま佐助の膝の上へ。
嫉妬したのはそっちにかと佐助は顔を覆って悶絶した。



【お題:強引に 膝に座る】










④現代

周りに馴染む気配がない幸村。
それは彼の性格もあるが幼馴染みの佐助の存在が拍車をかけている様に思われた。
絶対的な味方は救いになるが時に毒にもなり得る。
「幸村の為にも少し離れた方がいいんじゃない?」
慶次が進言すると佐助は口端を上げ、笑わぬ目元に故意を感じ佐助の狂気に慶次は息を飲んだ。



俺様しかいない世界に堕ちておいで・・・

【お題:孤独の罠】










⑤現代

帰宅すると幸村が不機嫌そうに立っていた。
理由は判っている。
佐助が慶次に言われた事。
恐らく幸村も言われたのだ。
少し離れた方がいいと。
彼の求める事を察し佐助が両手を広げると安堵した様に抱きついてくる。
これこそが己の求めるものなのだと喪失を恐れる様に背に縋る手に佐助はうっそりと笑った。



④の続き。

【お題:
両手を広げてハグを求めている佐幸】



 
 





⑥現代
 
幸村は何処でも眠れると思われがちだが実は野生の獣の如き警戒心で人の気配があると眠れない。
現に夜行バスで里帰りをしたら一睡も出来ず迎えの佐助のバイクの後ろで舟を漕ぐ始末。
焦りはしたが己の傍なら眠れると言うのは嬉しい物だと佐助は着いた家の縁側で己の手を握り眠る幸村を愛し気に見下ろした。



呟きから。戦国でも現代でも佐助さんが傍にいる時だけ無防備に眠れる幸村が好き。

【お題:手を握ったまま眠っている佐幸】

 









⑦戦国・死ネタ

佐助が戦で討死した。
相手は徳川二十万。
厳しい戦と知っていたからか存外冷静な自分に驚いた。
しかし直後己の目が緑色を映さなくなったのは明らさまで流石に笑った。
まあ戦に支障はない為気にしなかったが替わりに色濃くなった炎の紅に、あぁ世界はこんなにも苛烈だったのかと幸村は鬼の形相で笑った。



【お題:色のない世界】

(緑)色のない世界。










⑧戦国・死後ネタ

無数の髑髏の中、仮面の男に幸村は選択を迫られた。
金、食料、武器。
旅立つ為の荷物を一つ決めろと。
幸村が選んだのは汚れた一振りの刃。
「何でそれ…武器なら昔使ってた槍とか!」
何故己の生前の武器を知っているのかとはもう聞かず、俺がお前を手放す訳が無かろうと幸村が笑うと男の面が割れ落ちた。
 


心だけ貰っておきながら、今更手放せる訳などあるまいて。

【お題:旅立つならば】


旅立つならば、心を預かっていた刃を一振り共に。
    
    








⑨現代・転生
 
幸村の希望で訪れた大阪。
大阪城、学校校庭、安居神社。
四百年避けていた場所を佐助は幸村と渡り歩く。
ちらつく戦装束の彼の残像に最後の神社で手を伸ばすと。
「佐助!茶臼山まで走るぞ!」
「は!?」
登りきり徳川を攻略だと走り出した幸村を追うと、視界の端で残像の彼が笑顔で手を振った様に見えた。



さようなら。愛しい過去よ・・・

【お題:残像】











⑩戦国
 
佐助は幸村の目の怪我に殊更煩い。
今日も戦後に片目の切り傷を見つけると途端に顔が引きつった。
あんたの目が不具になったら繰り抜いて俺様の目を埋めてやろうかなんて脅しの様な事も言われたが、恍惚とした表情では睦言にしか聞こえず。
「なら空いた所には俺の目を入れておけ」
笑うと佐助も苦笑した。



不具になった目入れさせんのかよと彼は笑った。

これもある種のカニバリズム?
【お題:そんな顔して言われましても、】










【その他:誕生日に貰ったイラストなどで妄想したもの】

①ぴゃん様

施設育ちで己の誕生日が分からぬ佐助に幸村はならば我が家に来た日にしようと言った。
幸村が己の誕生日に親に佐助の引き取りを願った経緯で真田に来た佐助の誕生日は当然幸村と同じ日に。
二人の名が書かれたケーキを主役二人で切る様はまるで結婚式の様。幸村を家族以上に想う佐助は緩む口元を隠した。


【お題:
結婚式ごっこをしている佐幸】





②かえで様
 
佐助と幸村の距離は近い。
政宗が土産を渡すと佐助に渡し頬が付く距離で話し出した幸村。
「団子の話するのにあんな近付く必要あるか!?」
思わず叫ぶと真田忍が二人のあれは通常ですと。
「ならあの猿の手もデフォか!」
背に回された手に更に問えば。
「あれは只の牽制です」
返され政宗の頬がひきつった。



【お題:楽しそうに 顔を近づける】











③丸餅様https://twitter.com/chimo_sanada/status/894506481986318336
https://twitter.com/chimo_sanada/status/894506481986318336

幸村の口にする物は全て佐助の手作りだ。
日々の三食から夜食やおやつに至るまで。
手間だろうと慶次が佐助に尋ねると。
「全然。寧ろ旦那の血肉が全て俺様の作った料理で出来てると思うとぞくぞくするよね」
うっそりと笑う佐助に慶次が言葉を失う先では幸村が涎を垂らし今日のケーキを待ちわびていた。



【お題:
小さな命】
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プロフィール
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早和
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自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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