忍者ブログ
愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
[240]  [237]  [238]  [235]  [236]  [234]  [232]  [233]  [231]  [230]  [229
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。




秋ですね~。
夏のつもりでその辺で寝てると偶に寒くて目が覚めます。
気を付けよう。
 
 
 

 
ログは82個めです。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。










・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集(82)】





①現代

二人で過ごす居間は居心地好くと購入したソファは心地好すぎて幸村がよく転た寝をする。
仰向けで行儀よく眠る姿は眠れる森の何とやら。
ならば目覚めをと口付けると。
「佐助…?」
一度目を開くも己を見るとほにゃりと笑んで更に深い眠りの淵へ。
同時に掴まれた服の裾に佐助は苦笑し己も隣に横たわった。



お題:茨姫は目覚めない】










②戦国

真田の忍は幸せだと忍の扱いを知る者は言う。
確かに佐助も幸村以上と思う人はいないし彼以外従おうとも思わない。
しかし生涯の主を得た幸福には失う恐怖が付随する。
只の道具でいられたらこんな恐怖は知らなかった。
果たして何方が幸せか。
出せぬ答えに佐助は苦く笑い寄り掛かる主の重みを受け止めた。



それでも今更手放す事など出来ないけれど・・・

【お題:望んでいなかった幸せ】











③戦国・3

徳川が同じ師を等と言い出した時から心配はしていたが、真面目故に自己評価が低い主は案の定劣等感に苛まれた。
東照とまで呼ばれる彼の様になれたらと告げる口を無理矢理塞ぎ黙らせる。
「烏にゃ御天道様は遠すぎる」
御立派なそれより傍に在る炎が己には大事だと強く抱けば幸村は物好きめと泣き笑った。



【お題:空は遠すぎる】










④戦国

甲斐を訪れたある国の使者。
若い幸村を見下し嘲る言葉を吐き続けていたら頬を掠めて苦無が飛んだ。
「手が滑った!」
笑う忍を主は諌めたが、汚物が儂に刃を向けるとはと罵声が飛び出すと今度は槍が男の頬を掠め壁に刺さる。
「いやぁ、手が滑り申した」
微笑む幸村に似た者主従めと見ていた信玄は笑った。



【お題:いや、うん、うっかり】


信玄「うっかりなら仕方ないのぅ。そうは思わぬか?(威圧)」

お館様も愛弟子達を嘲られて内心激おこ。










⑤現代

幸村に指輪を渡した。
元々装飾は好まない人なので女子でもあるまいと苦笑した反応はまあ予想通り。
しかし迷わずそれを左手の薬指に嵌めると表情を変え、手を掲げ眺めるその表情。
うっとりと眩しげに、見つめる瞳が嬉しいと雄弁に語り佐助は堪らなくなり思わず背後から抱き締めると左手を取り口付けた。



佐助に指輪を貰った。
正直装飾品は余り好まないが恋人からの贈り物なら話は別だ。
左手薬指にぴったりのそれを嵌めて眺めれば突然背後から抱き締められ指輪を嵌めた己の手をうっとりと見つめる佐助のその表情。
余りに幸せそうな笑顔に何だか堪らなくなり、明日佐助の指輪を買いに行こうと幸村は決めた。



【お題:左手の指輪をうっとり見つめている佐幸】


フォロワー様の御成婚のお祝いに。結婚もどき佐幸。
 









⑥不明
 
その日幸村は褥から起き上がれずにいた。
珍しく酔った佐助と共にした褥。
箍が外れた様に強い力で押さえ付けられた腕には手形の痣がくっきりと。
後始末に走る彼は戻ったら土下座で謝るだろうが、その力に思いの丈と普段どれ程大切にされているかを知り嬉しかったと教えてやろうと幸村は手首に口付けた。



【お題:酔っぱらって 手首をつかむ】











⑦不明

恋仲となって以来幸村が佐助の顔を見ない。
真っ赤に俯く姿は可愛いがこのままでは接吻も出来やしない。
そろそろ慣れる様頼んだが。
「お前が…そんな顔するから!」
愛しくて堪らないと言う様な。
そんな甘い顔をされ平静でなどいられぬと叫ぶ幸村に初めて己の変化を知り佐助は自らも赤面し顔を逸らした。



【お題:好きすぎて顔がまともに見られない佐幸】



「好きすぎて顔がまともに(真正面から)見られない」幸村と、「好きすぎて顔がまともに(普通に・愛しさを隠して)見られない」佐助さん。










⑧不明

褥を共にしてから幸村が怪我の手当てを嫌がる様になった。
正確には服を捲られるのをか。
色々知り恥じらいが生まれたらしいが佐助としては嗜虐心を誘われ抵抗は寧ろ楽しく感じる。
実際の閨ではよもや幸村に乱暴な真似は出来ないが、替わりにと佐助は舌舐めずりをし些か乱暴に押さえる着物を剥ぎ取った。



【お題:乱暴に 服をめくる】











⑨戦国

佐助が先の戦で深手を負った。
明日はいよいよ徳川への特攻だが彼は歩くのが精一杯。
置いていきなされと典医は言った。
しかし幸村は。
「歩けるなら着いて来い。この幸村の姿見届けよ」
お前は俺が連れていく。
それが黄泉路であろうとも。
告げれば彼は母を見つけ安堵する子供の様に御意にと呟き微笑んだ。



だから…そんな置いて行かれる子供のような顔をするなと主は笑う

【お題:連れて行くから】











⑩戦国・死ネタ

夏の陣後も蹂躙されず城以外は残った上田。
帰らないのかと問われ佐助は首を横に振る。
「大切な場所だろう?」
彼女は言うがだからこそだ。
帰ればきっと滅茶苦茶に壊してしまう。
何故そこに彼がいないのかと。
己が帰りたいのは優しいあの風景ではなくただあの人のいる場所なのだと佐助は彼女に背を向けた。



以後彼の姿を見た者はいない。

【お題:そこには帰れない】





  
    
  
       
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
HN:
早和
性別:
非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
P R
忍者ブログ [PR]
Template designed by YURI