愛嬌、愛らしさ、懸命
静かな思い
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先日の台風で上田の地が大変な事になっているようで心配です(汗)
これはその丁度前々日に上田に行った時です。
https://twitter.com/sayori_888/status/1182602939132563456
ログは127個目。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。
・佐幸
・戦国、現代、女体化混在
※何でも許せる方向け。
【140字集(127)】
①戦国
優秀な佐助はよく他国の勧誘を受けるがそうした日の幸村は酷く機嫌が悪くなり眠れないと佐助を閨に呼びつる。
胸に頭を擦り付ける様は愚図る幼子に似て。
しかしある時胸にチクリと痛みを感じ見下ろすと肌蹴た胸元に赤い痕。
恐らく意味を理解せぬまま刻まれた所有の印に佐助は驚きと歓喜に打ち拉がれた。
胸へのキスの意味は――
所有。
【お題:訳も分からず 胸にキス】
本気でこっそり引き抜きに来た輩は容赦なく殺すけど、2の兄貴みたいに軽く誘われたやつは佐助も一々相手にせず軽く返す。(例:「再就職先に良さそうだ」)幸村はどっちも気に入らず不機嫌になって、後者は兎も角前者は隠しているのに何故か毎度察するので佐助は首を傾げるばかりである。
②戦国
人使いは荒いし給料も安い。
おまけに気安さから己にはぞんざいな態度を取る。
そんな主にもう鞍替えしてやると忍小屋で叫ぶ長に、しかし周囲ははいはいと聞き流す。
何故なら。
「佐助、何処かに行ってしまうのか?何処にも行かぬな?」
主の上目に息飲む姿に長の就活はまた延期だなと真田忍達は解散した。
小助「今月何度目でしたっけね?」
海野「3回目ぐらいか?」
才蔵「5回目だ」
【お題:明日こそ就職活動開始予定】
③戦国
幸村への想いは一生口にするつもりはなかった。
身分を考えれば当然だ。
そんな佐助を慶次はいつまでもつかなと笑う。
そしてある夜閨に呼びつけられた佐助は同郷のかすがに嫉妬した幸村に嫌だ俺以外のものになるなと懇願され何も考えられぬまま気づけば彼を押し倒しその言葉を口にしていた。
好きだ、と。
「愛しいお人に欲しいと言われて、応える衝動を堪えるのはいっくら忍でも難しいと思うけどねぇ…」
恋ってもんはそう言うもんさと恋の伝道師は笑う。
【お題:強い衝動】
④戦国
佐助が付く事になった真田の次男は非常に子供らしい子供であった。
山でも城下でも一人で走り回るのではぐれぬ様に佐助が手を繋ぎましょうと差し出すと。
「…良いのか?」
火の異能をもつ側女の子供は邸で嫌厭されていたらしい。
急に見せた子供らしからぬ態度に腹が立った佐助は躊躇う手を乱暴に握った。
「らしくない遠慮してないで、あんたは無理矢理俺様の手を引っ掴んで連れ回すぐらいでいいんだよ!」
【お題:乱暴に 手を繋ぐ】
実は弁丸様があちこち一人で行こうとするのも今までは声をかけても誰も付いてきてくれなかったからで、これからは何かある度何処か行こうとする度佐助佐助と名前を呼ぶ様になる。
⑤現代・転生
放課後は恋人と約束があると言う佐助。
今日はその人が車で迎えに来ると言うが校門に現れたのは小さな子供。
足で蹴って押す玩具の車でガラガラと元気よく。
「佐助!むかえにきたぞ!」
デートじゃなくて子守りかよと思った周囲は子供が現れた時の佐助の眩しげな愛おし気な瞳に何も言えずに口を閉ざした。
高級車で迎えに来られた女子高生でもあんな嬉しそうな顔はしないとクラスメイト達曰く。
【お題:ロールスロイスの意味は知らない】
↓ロールスロイスその後
https://twitter.com/sayori_888/status/1178671469984829441
⑥戦国
いつも幸村に触れる時は優しい顔をしている佐助が険しい顔でその手を取った。
「たかが忍庇って大事な手怪我するとかバカじゃないの!」
険しい顔の理由は言葉の通り。
包帯を巻く手もいつもよりも乱暴だ。
自分を大切にしろと繰り返す彼にその言葉そっくりそのまま返してやると幸村も不機嫌に顔を顰めた。
お互いがお互いを大事で仕方なく思ってる。
【お題:不機嫌に 手を取って見つめ合う】
⑦戦国
昔から彼に己の声は届かない。
共に大平の世をと請うた時も、静かに余生をと願った時も。
そして今幽鬼の如き形相で止まらぬ彼にもう戦は終わったと叫ぶ声も届かない。
そんな中何処からともなく現れた影が。
「旦那…もういいんだよ」
一言でピタリ止まった鬼に家康は切なさと羨望の思いで二人を見詰めた。
「お疲れ様…頑張ったね…」
そう、倒れ込んだ彼を労い慈しみ抱き止められる男が羨ましかった。声の届かぬ彼に焦がれていた。
【お題:もういいんだよ】
夏の陣の家康→幸村。
⑧現代
さようならと別れを告げた。
同時に開く電車の扉に幸村が立ち上がるが発車のベルを聞くとまた隣に腰を下ろす。
別れを惜しんでくれるのは嬉しいが既に二本見送って、あと何回そうするのか。
「三回」
「え?」
「あと三回」
告げられた終電までの電車の数に佐助は愛しさが込み上げ引き止める様に手を握った。
遠恋佐幸でもいいし、ただ違う駅に住んでるだけで毎日こんな事してて同居を始める佐幸もいい。因みに電車は1時間に1本で終電は9時。
【お題:列車数イコールさよなら】
⑨戦国
くっつきたいと幸村が願う時、普段は直ぐに察して叶える佐助だが時折敢えて無視をする。
それは痺れを切らした彼が手を伸ばしてくるのが見たいから。
力任せに引っ張られ、衣が破けるか或いは首が絞まると思う程だがその分感じる彼から強く求められる悦びに佐助はこのまま絞め殺されても本望だと笑った。
小助「長、キモい」
佐助「何だよ小助、羨ましいの?」
小助「本当にそのまま絞め殺されればいいのに…」
【お題:強引に 引っ張る】
⑩戦国
人の顔の見えぬ黄昏時は騙す欺くが生業の佐助には好ましい。
しかし幸村もこの時間が好きだと暮れゆく空を眺め言う。
何でと思った。
あんたは明るいお日様の下が似合うのに。
すると振り返った幸村が。
「お前に抱かれた心地になる」
思わぬ返しを食らった佐助は今が黄昏時で良かったと熱くなる頬を隠した。
幸村「佐助、お前熱でもあるのか?何やら顔が赤…」
佐助「夕焼けです!」
【お題:暮れていく空】
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プロフィール
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早和
性別:
非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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