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愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
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ちょっと今私生活が激動な感じで何だかなぁとなっています(汗)
9月に気分転換に上田と大阪行きたいなー!
 
 
 
 
 
ログは125個目。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。










・佐幸
・戦国、現代、女体化混在

※何でも許せる方向け。





【140字集(125)】





①戦国

幸村が穏やかに目を閉じる姿に佐助は漸く安堵した。
多くを背負った彼はここ最近は眠っていても難しそうな顔で。
しかし今はただやりきった満足気な表情だ。
だからゆっくり休ませてやりたいのに騒がしい周りに佐助は苛立ち。
「真田幸村だ!首を取…」
耳障りな音を発するそれを黙らせるべくチョン切った。



大阪、夏、安居神社で…

【お題:お静かに】












幸村が眠っている時の佐助は宛ら子を守る獣の母だ。
邪魔をすれば殺気を込めた視線で射抜かれる。
それでも声をかけようとした慶次は顎を鷲掴まれ締め上げられたが、前世の二人の最期、幸村の安らかな眠りを守るべく敵を殲滅していた彼を知る身としては何て平和な事だろうと嬉しさに思わず相好を崩した。



「…何笑ってんのさ、風来坊」
「いや、幸村が眠ってて良かったよなって!」
「じゃあ邪魔しないでくれる?」

眠っているだけで良かったね。

【お題:お静かに】


①の続き。と言うか転生。



慶ちゃんは佐助が幸村の首を狙って来た敵を殲滅してるのをただ見ているしか出来なくて。でも全て終わって力尽きて倒れた佐助を幸村と一緒に埋葬してあげた。
佐助はそれを知らないので締め上げられてるのに嬉しそうに笑う慶ちゃんを気持ち悪いなって思ってる(酷)

邪険にされても皆の幸せを喜ぶそんな優しい君が好き!












新しい毒を見つける度毒慣らしをする佐助。
発熱、疼痛。
流石にそう言う時は忍小屋で静かにしているが、そうすると決まって幸村が見舞いに訪れた。
放っておけと言っても聞かず。
「苦しいか?」
そっと額に触れる指。
そこから伝わる熱と胸を刺す疼痛に此方の方が余程毒だと佐助は甘苦しさに奥歯を噛んだ。



この身を侵す甘い毒・・・

【お題:毒】




「大事ないか?」
「いや、大事はありますよ。毒食ってるんですからね」
「・・・そうか」
「何だかねぇこのお人は・・・全くさ・・・」

心配はするけどそれが佐助が生き残るのに必要な事と解っているからそれ以上は何も言わない幸村。










④不明

初心な幸村はそう言う事をしたい時も言葉では上手く誘えない。
そんな彼が言葉の替わりに誘う方法。
甘える様に寄り添い正面から、或いは背後から背に触れ爪を立て引っ掻く。
恥ずかし気なその表情と背を掻く指の感触は行為で縋られる時のそれに似て。
佐助は堪らずその手を掴み褥に押さえつけるのだった。



「あれでただ誘ってるだけで煽ってるつもりはないって言うんだから無自覚って恐いよなぁ…」

【お題:わざとらしく 引っ掻く】











⑤戦国

真田忍は長の佐助の指示で動く。
主は何も知らされず汚い仕事程秘密裏に処理される。
あの人は何も知らなくていいのだと言う男は主が汚れぬ事を望んでいるのか。
それは難しいのではと思ったら。
「その方が容赦なくていいだろ?」
無心で人を屠る凄惨さが美しいと陶然とする同僚に六郎は呆れ溜息を吐いた。



六郎「しかしそれでは主が何も知らぬ甘い人間と侮られやしないか?」
佐助「侮って掛かったら相手が無心に人を殺す紅蓮の鬼だったって方が絶望感ない?」

とことん鬼畜な猿飛氏。

【お題:何も知らない】

普段余り書かない人で書く歪みシリーズ①の海野六郎。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
⑥戦国

猿飛佐助は真田幸村に影の仕事を教えたがらない。
汚い仕事は見せたくないと。
幸村を手に入れたい半兵衛は知っているかいと一度揺さぶりをかけてみたが。
「あやつがそれを望むなら叶えてやりたいと思うのです」
全てを承知で無邪気を装う彼を知り手強さと同時に更に欲しいと渇望を募らせる半兵衛だった。



半「流石あの真田昌幸の息子と言った所かな…忍の彼の反応の方が可愛く思えるね…」

【お題:勝手な願い】

忍の彼の反応は皇のあれです。

半兵衛 「君の暗躍…幸村君が知れば、どう思うだろうね」
佐助 「さあて、ね…ここで口を封じれば、その心配もないさ」

普段余り書かない人で書く歪みシリーズ②の半兵衛様。










⑦戦国

己が師と仰ぐ信玄の愛弟子は真っ直ぐな男だった。
滾る炎は師のそれに似て家康は同様に憧れた。
しかしその幸村に従う忍。
彼の変質的な妄執に不安を覚え家康が忠告すると幸村は笑ってそれを受け入れ。
「可愛い我儘でありましょう」
その笑顔は師より苦手な彼の父の面影が強く家康は困ったなと頬を掻いた。



尊敬する信玄の魂を受け継ぐ幸村を手に入れたいけど、彼は苦手な昌幸の血を受け継ぐ息子でもあるので胸中複雑な家康。それでも幸村を諦められない辺り彼も異質な愛に近い執着を抱えている。

【お題:愛に近い執着】

普段余り書かないキャラの歪シリーズ③の家康。










⑧戦国

左近は昔幸村が苦手だった。
圧倒的な陽な所が綺麗事ばかり並べるあの男と重なって見えたから。
しかし己に似た主への異常な忠心を持つ忍。
彼を受け入れそれ故のあの態度と知り。
端から見れば歪な二人の関係に寧ろ親近感が沸いた左近は幸村が西軍に付いた事に喜びざまぁみろと太陽に向かって舌を出した。



【お題:歪なふたり】




普段あまり書かないキャラで書く歪シリーズ④の左近ちゃん。
これで終わりです。











⑨現代・転生

幸村は時折戦国時代の夢を見る。
当然佐助も傍にいるが、夢の彼を見ると最近妙に落ち着かない。
それは何故かと思ったら。
戦国時代の佐助が見せる獣の様な獰猛な表情が行為の時に己を追い詰める時のそれと似ているからと気付き幸村は夢を見る度現実の佐助が見られなくなり暫く逃げ回る事となるのだった。



【お題:夢の中では別人】

でも直ぐに捕まって逃げてた理由を白状させられ「ふ~ん?」と夢の中の佐助と同じ顔で嫌な笑みを浮かべる現代助(日中は割と穏やかな顔)にその夜追い詰められるはめになる迂闊な真田幸村さん(17)。










⑩不明

佐助とのまぐわいは気持ちよさと同時に恐怖も感じる。
頭がおかしくなりそうで恐ろしいと訴えると己を組み敷く男はそれは自分も同じだと。
「嬉しくて頭がおかしくなりそう」
佐助のそれは自分とは何か違う気がしたが浮かべた笑みが本当に嬉しそうだったので幸村はもういいやと下りてくる唇を受け入れた。



嬉しそうな笑みが何処か泣き出しそうにも見えたので…

【お題:おかしくなりそう】





 
   
   
   
    
   
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早和
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自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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