忍者ブログ
愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
[280]  [278]  [279]  [276]  [277]  [275]  [274]  [273]  [271]  [272]  [270
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。




リハビリでツイッターで今諸々書いてます。
堪ったらその内纏めようかどうしよう・・・





ログは107個目。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。










・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集(107)】








①戦国
 
幸村を抱き締めていると幸せを感じる反面不安になる。
己などが本当にこの人を手に入れて良いのか、己が彼の幸せを吸い取ってはいまいかと。
しかしそんな不安を彼は。
「心配は要らぬぞ!俺もお前から同じ物を貰っているからな!」
二人でいれば幸せは尽きぬのだと得意気な笑顔に佐助は幸村を抱き締めた。



「こう言うのを"えこ"と言うらしいぞ!」
「はい、今俺様の幸せ減りました~。旦那の幸せも減るから二人でいる時にあいつに聞いた横文字使わないで!」

【お題:幸せがまわる】










②現代

漸く持った幸村の携帯は意外にもメールが主だった。
電話の方が手っ取り早いと言うと思ったが。
不思議に思い理由を聞くと電話は耳元で自分だけに囁かれている様で気恥ずかしい上。
「声を聞くと会いたくなってしまうのだ」
真っ赤な顔でそんな事を言われ、佐助は次から毎回電話にしてやろうと心に決めた。



直接会いに来て耳元で囁こうとする佐助と擽ったいやら恥ずかしいやらで押し退けようとする幸村の攻防が繰り広げられる。
【お題:電話越しの声に照れている佐幸】











③戦国

真面目で実直な同盟の主を事の外気に入ったらしい三成は、忍の側近を気にして珍しくも忠告まで彼にしていた。
「飼い犬に手を噛まれんよう気を付けろ」
その返答は。
「佐助はいつも甘咬みしか致しませぬ故!」
それは三成同様の比喩かはたまた直裁の意か。
どちらにせよ問題な発言に三成の目が赤く光った。



「忍ぃぃいい!!貴様ぁぁぁああ!!」
「え!?何!?何で凶王さん怒ってんの!?」

三成の忍嫌いに拍車がかかったとかかからないとか。
【お題:飼い犬に手を噛まれる】










④戦国

大谷の裏の暗躍を佐助が幸村に教えたのは彼を安易に信頼するなと言う忠告の為だった。
しかし聞いた幸村は。
「汚れ役を厭わず支えてくれる友を誰より傍で見てきた俺に、それだけで彼を疑えと言うのは難しいな」
苦笑する眩しさに佐助は両手を上げ、一層己が目を光らせねばとより決意を固めたのだった。



一人西軍祭中。
【お題:お前の話だよ】


この後余りの幸村の真っ直ぐな目に耐えきれなくなった大谷さんが、佐助に「ましらよ…ぬしの主にもう少し警戒心を持つよう伝えよ」と言うも「え~…俺様だって言ったけどさぁ、あの人こーんな風に言って全然聞いてくれないんだもん」って自慢込みのこのやり取りを伝えて大谷さんが照れる事案が発生する。










⑤戦国
 
秀吉を失った三成に己の主の姿を重ねた。
故に信頼して止まぬ主君を失う憂き目を幸村には遭わせまいと佐助は心に誓ったが。
「ならば精々生にしがみつけ。誰か一人の欠落だけで人は容易く私となる」
三成の忠告に己の存在が彼の中で信玄と同等までに大きいのだと思い知らされ佐助は喜びを心にひた隠した。



一人西軍祭、終了
【お題:お前の話だよ】


3宴の佐助なら「そんなの許される訳ないだろ」と言うけど「何で俺様を盾にしなかったぁ!」や蒼紅蹂躙戦を知る4皇助さんは仕方ないなと「あんたが望むなら、俺は死に物狂いで帰って来ますよ」ってなる。幸村もそれに気づいてるから多分佐助が長期任務で城を空けても4村は心配で抜け出したりはしない。










⑥戦国
 
佐助の朝一番の仕事は幸村を起こしに行く事だ。
ただ幸村を起こすだけ。
しかしその役割を担えるのはこの世に佐助ただ一人だ。
不在時に佐助以外の者が起こしに行くと幸村は他人が近付く気配を察し事前に起きているらしい。
己だけに許された距離に佐助は緩む頬を隠し半分蹴飛ばされた上掛けを剥ぎ取った。



「ほーら、旦那!起きた起きた!」

【お題:わたしはあなたを起こすだけ】


少し前にゆた先生と佐助の傍以外は警戒心剥き出しの獣の様な幸村の話をしてて、佐助不在時の幸村は熟睡してない(出来ない)なマイ設定熱が急上昇しました。










⑦戦国
 
怪我をすると母は優しく気を付けなさいと窘める。
しかし汚れた己に決して近寄らぬ姿に弁丸の心は冷えていた。
一方室で待ち受ける忍は。
「あんたまたそんな怪我して!何処で何して来たの!」
口調は荒く汚れを拭う手付きも乱暴なのにどうしてこんなに胸が温かくなるのかと弁丸は己を叱る忍に抱きついた。



「あーあ、こんな血出て…痛かったでしょうに」
「これぐらいの怪我、平気だ!」
「涙目でそんな事言われても説得力ありません~」

涙目は痛みでじゃないんだけど理由は言えないから大人しく鼻をつままれる弁丸様。
【お題:だって愛なんて存在しなかったのです】










⑧戦国

仕事柄女性との経験は多く緊張なんてした事がなかった。
しかし目の前の相手が幸村だと言うだけで伸ばした手が小刻みに震えている己に佐助は戸惑う。
人が違うだけでこんなに変わるものだなんて。
彼こそ大事に優しく触れたいのに何かを考える余裕すら無く、佐助は泣きたい気持ちで震える指を握り込んだ。



 握り込んだ手を幸村がそっと握ってくれて一層泣きたい気持ちになった。

【お題:だって愛なんて存在しなかったのです】











⑨戦国

幸村の髪結いは佐助にしか出来ない仕事の一つだ。
誰にでも出来る事。
寧ろ忍の仕事ではないが、幸村が他人に急所を晒すのが嫌だと言うのでそうなった。
全く手間を増やしてくれると毒づきながらも自分だけが特別なのだと言葉以上に雄弁に語る態度に晒された首に触れる佐助の口は酷く緩んだものになった。



「佐助にしか出来ない仕事」=「佐助にしか許されない仕事」
【お題:嬉しげに 首に触れる】










⑩戦国
 
幸村は他人に急所の首を触らせない。
しかし唯一それを覆すのが佐助である。
己だけに許された領域。つい頻繁に手を伸ばしてしまうが、加えて幸村は佐助が首に触れると首を傾けその手に甘える様に頬を擦り寄せるから堪らない。
ふにゃりと頬を緩ませ心地好さ気な幸村に佐助は込み上げる色々な物を堪えた。



可愛いとか温かいとか愛しいとか。
【お題:甘えたしぐさ】

幸村のその仕草は忍隊の間で秘かに"長殺し"と呼ばれている。
小介「あ、出ましたよ、幸村様の必殺"長殺し"!」
望月「当分使い物になりませんね、あれは」
才蔵「そのまま死ね猿飛羨ましい」


 
  
  
    
      
       
       

        
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
HN:
早和
性別:
非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
P R
忍者ブログ [PR]
Template designed by YURI