愛嬌、愛らしさ、懸命
静かな思い
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140字記念本の郵送手続き、終了しております!
指定曜日で5/27に着く方が最後ですので、それまでに到着していないと言う方はご一報ください!
つきましては5月いっぱいで記念本申し込みのページ、並びにお預かりしていた個人様方の情報は全て削除させて頂きます。
一緒に頂いたコメントにつきましてはそこだけコピペして保存させて頂きます!
温かいお言葉を沢山有難うございました!!
ログは104個目。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。
・佐幸
・戦国、現代、女体化混在
【140字集(104)】
①現代・転生
常に五分前行動の幸村も過去に一度だけ大変な遅刻をしたと言う。
曰くその時死ぬ程後悔し二度とすまいと決めたとの事。
「約束の上田で再会した時あの佐助が泣きそうな顔で遅いよと…」
「旦那~?その話はしないって約束だよね?」
羽交い締めしじゃれ始めた二人に慶次は苦笑し遅刻の反省文を鞄に隠した。
【お題:遅刻】
②現代・転生
貴方に置いて逝かれる夢を見た。
不安で部屋に忍び込み彼の呼吸を確かめると不意に腕を掴まれる。
「…佐助?」
起こしてしまった事を詫びれば寝惚けた彼は己を布団に引っ張りこみ。
「このままここで…眠れ」
貴方の死の間際にこそその言葉が欲しかったと、佐助は温かな体を抱き締め浮かぶ涙を瞼に隠した。
それは夢ではなく遠い過去の出来事だった・・・
【お題:このままここで】
③戦国
戦場で紅蓮の鬼の名を持つ幸村を恐れる者は多く佐助はそれが不思議で仕方ない。
皆は知らぬのか。
彼がその首をはねる時、胸に槍を突き刺す時、浮かべる慈愛すら湛えたあの穏やかな笑みを。
しかし見た者は皆屠られるとなれば知る者がいないのは道理。
己だけが知る彼の表情に佐助は今日も陶然と魅入った。
【お題:聖職者のような顔】
④不明
想いを通じ合わせても佐助は変わらぬ子供扱い。
思わず幸村が不満を溢すとなら少しだけ、と彼は笑う。
それから急に真顔になり、触れたのは後ろ髪。
髪など神経は通っていない筈なのに指で浚い撫でるその動きに何故か背筋が震える。
これが恋人扱いの違いか。
最後に口付けまで落とされ幸村は肩を竦ませた。
「これぐらいで固まってたらこの先もたないぜ、旦那?」
「・・・・・・・っ!!」
【お題:髪を撫でる指】
⑤戦国
戦場の幸村は真っ直ぐ前だけを見つめその先へと駆けて行く。
佐助はその背中を見るのが好きだ。
しかしもっと好きなのは。
「佐助!」
振り返りもしないまま迷わず佐助を呼ぶその声。
己がそこにいる事を疑いもせず。
その揺るがぬ信頼が嬉しいと、佐助は緩む口元を襟で隠し「はいよ」とそれに応えを返した。
応えるのは呼び掛けと、その信頼。
【お題:振り向きもせずに】
「でもそれと人の制止を聞かずに走って行くのは別なんだよ!あんたはまた一人で突っ走って~!!」
「ひゃひゅへ、ひゅはひゅ~(佐助、すまぬ~)!!」
――って戦の後で毎回やってそう。
⑥戦国・死ネタ
一人遺した彼が心配で何度も夢枕に立ち会いに行った。
辛ければ逃げてもいいのだとその度諭しても夢の中の彼は大丈夫だと笑うだけ。
いざとなると強い彼が大丈夫と言うならそうなのだろうと安堵していたら。
全て終えた川の畔。
再会した途端声を上げて泣く姿に佐助は堪らず駆け寄り震える肩を抱き締めた。
「先に逝って…ごめんね…」
もう、独りにはしないから…
【お題:夢の君は、笑っていたのに】
⑦戦国・キスの日
政宗と一戦交えた幸村は体力の限界だと大の字に倒れ、佐助が近付き声をかけると途端に安堵し眠りについた。
常ならば信頼の証と温かな気持ちになる彼の寝顔が今は妙に苛立ち佐助は奥歯を噛み締める。
此方の心配を知りもしないでと苛立ちの真の理由を知らぬ振りで佐助は眠る幸村に噛み付く様に口付けた。
【キスのお題決めルーレット】
寝ている相手に
嫉妬を滲ませた
噛み付くようなキス
劇場版の魔王→政宗戦の後のイメージだったけどそこまで140字で入れられなかった…
⑧戦国・キスの日
主たる己の言葉の持つ力は十分に解っていた。
それでも止められず口にした。
かすがと共にいる時の己の知らぬ彼の顔に焦り気持ちが昂り止まらなかった。
「好きだ…すまぬ…好きなのだ…」
離れて行かないでくれと願い口付ければ佐助は困った顔で。
「馬鹿だね」
言葉とは裏腹な優しい口付けを返してくれた。
あんたがそんな命令をしない事ぐらい、誰よりも俺が知っていると言うのに…
【キスのお題決めルーレット】
片思いの相手に
どうしても気持ちが昂ぶり
泣きながらキス
⑨現代・転生・キスの日
隣で彼が眠っている。
その事実だけで佐助が泣きたい程の幸せを感じている事を彼は知らない。
変わらぬ寄せられる信頼。
大阪では眠れていなかった彼の穏やかな寝顔。
目を閉じた彼の胸が上下する安堵。
全てが愛おしく思わず口付ければ眠りを妨げられ不機嫌な目が佐助を見たがそれすら嬉しく佐助は笑った。
【キスのお題決めルーレット】
寝ている相手が
愛おしくて堪らず
何度もキス
⑩戦国
九度山からの彼は落ち着いたと言うより感情が削がれた様だった。
そんな彼が作った出城を真田丸と名付けた時の目の輝きを覚えている。
武田も上田も真田も失った彼の己の城。
それを不平等な公約で壊される事となった日に雨が降ったのは偶然か。
残骸を見つめる幸村の頬を伝う滴を佐助は見ない振りをした。
「濡れるよ、旦那……戻ろう…」
「ああ…そうだな…」
帰ろう、とは言えなかった。
【お題:きみのために雨ぞ降る】
名付けた時は丸で堺さんが「真田丸よ!」って言った時のイメージ。この後大阪城に戻ったら左近又兵衛による罵詈雑言討論会が開かれてて「真田さん!次あの野郎にどんな手かましてやるか考えましょ!」「だからのあいつは陰険狸だって言うんですよ~!」って大騒ぎの二人に思わず幸村に笑みが戻ったり。
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プロフィール
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早和
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非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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