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愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
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ちょっと気分転換をしたい今日この頃。
上田に遊びにでも行ってこようかなぁ・・・
 
 
 
 
 
ログは106個目。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。










・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集(106)】











①戦国・4皇
 
あの時は言えなかった。
信玄を欠いた武田を立て直す大事な時期。
彼の努力は知っていたけれど。
だからこそ安易に口に出来なかった。
しかし今になって思うのだ。
「よっ!真田幸村天下一の総大将!」
たった一言でこんな笑顔が見られるならあの時の彼にも言ってやれば良かったと佐助は遠い世の彼を思った。



3宴の記憶がある4助。

【お題:たった一言で】










②不明

その問いに意味はなかった。
幸村を季節に例えたら?
やはり夏かと笑う慶次に佐助は考え込んで答えず長考の末。
春の温かな日溜りであり夏の力強い太陽であり秋の儚さを背負い冬の凛とした空気を纏う。
「俺にとってあの人は世界そのものだから」
何れか一つたり得ないと重い答えに慶次は苦笑し頬を掻いた。



幸村に聞いたら「佐助は佐助故!季節などではござらぬ!」ってこっちもまたズレた答えが返って来る。
【 お題:君を季節に例えるなら、】











③戦国
 
幸村は髪紐を持ち悩んでいた。
時折襲われる体の疼き。
鍛練で発散したいがそれには佐助に髪結いを頼まねばならず。
だが今日は原因が佐助に触れられた夢である為ばつが悪い。
今触れられたらあらぬ想像をしてしまいそうで。
あの優しい忍の世話を焼く手をそんな目で見るなど最低だと幸村は蹲り途方に暮れた



あぁ、それでも彼に触れて欲しい、などと…

お題:最低】





佐助は髪紐を手に蹲る幸村を天井裏から見ていた。
彼の葛藤の理由を佐助は知っていた。
何故ならそう仕向けたのが他ならぬ己だからだ。
日常の中で彼に触れる際さり気無く彼の情欲に己の影を少しずつ落とした。
あの綺麗な主を汚す己は最低だと思いながらも期待に胸が逸り佐助は早く呼んでと口元を歪めた。



あぁ、それでも彼に触れたくて堪らない…

【お題:
最低】










④不明

二人が付き合う切欠けは幸村の夢だ。
幸村がお前と破廉恥な事をする夢を見ると佐助に相談し色々あって二人は付き合う様になった。
そして諸々を経て漸く及んだ現実の行為。
うわ言の様に幸村が。
「ゆ、夢と違う…」
繰り返すのが可愛く佐助はもっと凄い事をしてあげるとニタリ笑い跳ねる体を押さえ込んだ。



「そもそも夢の中の俺様は旦那にどんな事をしてたのかな~!まずはそこから教えて貰おうかな~!」
「……っ!」

【お題:夢の中では別人】


③と繋がっているようないないような…










⑤不明
 
柔らかな褥で佐助は幸村の髪を梳いていた。
夢現の幸村は佐助の指が項に触れると擽った気に肩を竦め胸元に潜り込む。
その様子も可愛いがこう言う関係になる前は髪結いで佐助が然り気無く触れる度飛び上がって真っ赤になった。
あれはあれで可愛かったので少々勿体無かったかと佐助は贅沢な悩みに耽った。



【お題:寝ている相手の髪をいじっている佐幸】

③④と繋がっているようないな・・・










⑥現代
 
幸村は傘を持ち歩かない。
濡れて風邪をひくと言っても聞かず。
「雨粒より素早く動き避ければいいのだ!」
駆け出す腕を引き止めて佐助は溜め息混じりに傘を差し出す。
「天気予報は毎朝見ろって」
二人で入るには狭い傘に肩が付く距離をはにかみ喜ぶ幸村が毎朝それを見ている事を佐助は知らぬ振りをした。



佐助がいない日はちゃんと傘を持ち歩くしちゃんとさす幸村。

【お題:雨の日に相合い傘をして楽しそうな佐幸】











⑦現代・転生
 
再会した佐助は前世を覚えておらず呼び止めても返ったのは驚きの瞳だけだった。
関係を問われ答えを躊躇う。
恋人だったと言いたかったが。
「良き…友であった」
今の彼を煩わせてはと返せたのはそれだけ。
すると彼は苦笑し。
「おばかさん」
そんな顔で嘘吐いてと懐かしい恋人の瞳に幸村は涙ぐみ飛び付いた



再会した幸村は己に記憶がないと勘違いした様だった。
誤解を解かぬまま関係を問うと泣きそうな顔で友だと。
恋人だったと、お前は己の物だったと、忘れるとは許せぬと怒ればいいのに嘘が苦手な癖にこんな時ばかり。
「おばかさん」
似合わぬ泣き笑いを詰れば涙目で飛び付く恋人を佐助は優しく抱き止めた。



幸村「しかしお前、最初何故知らぬ振りをしたのだ!意地が悪いぞ!」
佐助「いやぁ、さんざ探してた時は見つからなかったのに道端でばったり会うから驚いて…」

あとほんの少しの意趣返し。
【お題:恋人だった】










⑧戦国

晴天の昼間の突然の雨。
幸村を連れ木の下へと駆け込んだ佐助は空を見上げ呟いた。
「狐の嫁入りかね」
只の天気を指す言葉。
しかし幸村は乱暴に佐助の胸ぐらを掴むと。
「嫁入りだと!?佐助は俺の物だ!嫁になどくれてやらぬぞ!」
燃える視線に射抜かれて、佐助はそうじゃないと赤らむ顔を両手で覆った。



【お題:恥ずかしいこと言わないでよ】











⑨戦国
 
幸村には咬み癖があり行為の後の佐助の首や腕はあちこち歯形だらけになる。
痛みに耐えているのかはたまた嫌がっているのではないか?
しかしある時行為後の共寝で咬みつかれたので調べると。
知った愛咬と言う言葉。
それが甘えたい心理の表れと知り、佐助は堪らず口を開いた幸村に咬み付く様に口付けた。



構って欲しい甘えたいなんて思わないくらい甘やかしてあげましょうとその日はくたくたになる程構われた。

【お題:咬み付く】










⑩戦国
 
猿飛佐助には戦場より暗殺時より拷問の最中よりも恐ろしい顔がある。
それは長閑な上田の縁側で午睡に興じる主に膝を貸し与えている時だ。
その時の彼は主の眠りを守るべくと仔を守る獣にも似る。
迂闊に近付けば味方でも殺され兼ねない殺気に忍隊は誰が上田に迫った嵐の来訪を伝えに行くかと涙に暮れた。



慶次か政宗が遊びに来ました。
【お題:優しい眠り】



 
 
  
 
   
   
    

     
  
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プロフィール
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早和
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自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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