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愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
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もう7月も終わりですね…
来月はいよいよ甲子園!!!
楽しみです!!
あともっかい上田にも行きたい!!







ログは109個目。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。










・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集(109)】








①戦国

闇の異能は呪いの様なものだ。
強い力で敵を屠るが暴走すれば術者は途端に呑み込まれる。
正気を失う者も多いと知った幸村は。
「お前はこの幸村の影、俺の半身。俺がいる限りお前は闇に呑まれはせぬ!」
ひたと目を合わせ断言された詞は言霊となり、更に強い呪いの甘やかな支配に佐助は酔しれ身を委ねた。



けれどもしも貴方を失ったなら…

【お題:君に呪いをかけてあげましょう】










②現代・転生
 
幸村が左近の代役で着ぐるみのバイトを引き受けた。
心配で見に行くと案の定子供に殴られ蹴られと大変な様子。
悪ガキ共を追い払い。
「あいつら着ぐるみなら何してもいいと思って」
飲み物を差し入れ文句を言えば。
「少しは昔の俺の気持ちが解ったか?」
ニヤリと笑まれ佐助はバツが悪気に視線を逸らした。



昔幸村がそうした様に無事を確かめ抱き締めれば汗の匂いに安堵した。

「着ぐるみ=忍」。
【お題:機械ならなにしてもいいじゃん】











③現代・転生
 
風呂上がり、幸村の濡れた髪を拭く佐助は至極満足気な顔をしている。
手間をかけているであろうにそれが嬉しいと言って笑う。
「だってあんた他人に髪を触らせないでしょ?」
命を狙われた昔ならいざ知らずこの現代にも己だけに許されるのが堪らないと幸せそうな佐助。
幸村も嬉しくなってそうかと笑った。



昔は昔で己だけが間合いに入る事を許される事が嬉しかった佐助。

【お題:お風呂上がりの髪を拭いてあげてる佐幸】










④現代・転生

夏は鬼門だと佐助は思う。
彼を失ったこの季節。
只でさえ夢見が悪いと言うのに眠れぬとテレビをつければ流れるホラー映画。
映る首の無い死体に胃液が込み上げトイレに走り嘔吐する。
白い骨と赤い肉、次第に冷たくなるそれを抱えた記憶。
「佐助」
振り返ると戸口に立つ同じ顔を佐助は縋る様に抱きしめた。



【お題:後遺症はきみのせい】











⑤現代・転生
 
血と汚泥に塗れるのも構わず彼の亡骸を抱いた記憶は今も脳裏に生々しく傷痕は今も不意に表れ血を流す。
癒してくれるのは抱き返す温かな体と汗と肌の匂い、それから己を呼んでくれる声。
「佐助、佐助…」
繰り返される名に彼が今生きていると実感し佐助は熱くなる目頭を隠す様に抱いた首筋に顔を埋めた。



【お題:あなたの声を聞く】

④のちょっと続きっぽい。










⑥現代・転生
 
余り口には出さないが佐助は己の髪の色が嫌いではなかった。
例え異質と迫害されても嘗ての主が綺麗だと言ってくれたから。
そして異質に寛容になった今は女子が綺麗だと近づくと。
「わ!ちょっと旦那、何すんの!」
大切な幼馴染みが乱暴に髪を掻き乱す。
その嫉妬が可愛くて佐助は乱れた髪のまま笑った。



「昔は俺だけだったのに…」
「今も昔も俺様はあんただけだよ」

【お題:乱暴に 髪を乱す】











⑦不明
 
左手の小指に繋がる運命の赤い糸。
忍の己の指に糸は無く主の幸村の糸は先が幾つも枝分かれしていた。
しかし幸村は己の糸を分かれる前で引き千切り端を佐助の指に括りつけ、笑う。
そこで目が覚めた。
全て夢。
しかし己の小指を握り幸せそうな幸村の寝顔に佐助は泣きたい程の幸せを感じその額に口付けた。



お題:赤い糸】










⑧現代・転生

幸村に突然帽子と片眼鏡をしろと言われた。
何やら話題の映画の来年の予告を見た女子が格好いいと騒いだらしく。
「佐助の方が格好いい!」
外套を翻し漆黒の羽で空を飛ぶ。
後はこの二つだと言い張る幸村を必死に宥め。
「てか片眼鏡だけは絶対しねえ!」
尺取虫と揃いになって堪るかと佐助の攻防は続いた。



類似点のある(?)空飛ぶキャラに思わず対抗心が沸いた幸村。「俺の忍が一番格好いい!病」発動。佐助は幸村が頼めば「夜闇に白って何か落ち着かねぇなぁ」と言いながらキッドコスしてくれそうだけどモノクルは最後までしてくれない。

【お題:片眼鏡にシルクハット】











⑨戦国
 
忍は得体の知れぬ技を使うと気味悪がられる事も多い。
化物と口汚く罵られる事も既に日常だがそんなの佐助は構わない。
その言葉を吐き捨て逃げ惑う敵を代わりに突き刺し止めを刺し。
「化物などと生温い!佐助はこの紅蓮の鬼の影である!」
得意気に笑う幸村にあんたと同じならそれでいいと佐助も笑った。



【お題:そうさ僕らは怪物だ】










⑩不明

「旦那、今日暑いから飲んどきな」
佐助から渡された飲み指しを幸村が口にする。
回し飲みなど日常で慶次に間接キスだと揶揄われても今更だ。
そう今更…
「慶次殿はまた間接キスなどと…」
しかし口にして突如思い出す。
先日己に触れた唇の感触。
思えば急に気恥ずかしくなり幸村は真っ赤になって卒倒した。



「何、旦那、そんな真っ赤な顔して!だから水ちゃんと飲めって言ったじゃない!ほら、これ飲みなさいって!」
「むむむ、無理だ!」
「恋仲になった方が距離が空くなんて難儀だねぇ」

でも少しすればまたナチュラルにくっつきだす。

【お題:後から間接キスに気づいて時間差で恥ずかしくなる佐幸】







 
  
   
       
       
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プロフィール
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早和
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非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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