愛嬌、愛らしさ、懸命
静かな思い
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夏が終わりますねー!!
転生佐助は毎年夏が無事すぎるのを、幸村が元気に夏を越すのを何とも言えない思いで見守っていればいいと思います・・・
ログは111個目。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。
・佐幸
・戦国、現代、女体化混在
【140字集(111)】
①現代・転生
再会した幸村は佐助の胸座を掴み尋ねた。
「しかと生きたか」
佐助は最後言われていた。
後は追うな最後まで抗い生き抜き死ねと。
猿飛佐助の名にかけそうしたかと問われ佐助も手を伸ばし。
「猿飛佐助は此処に居る」
それが答え。
ほら見てよと笑えば幸村も満足気に笑んだが引き寄せる手は互いに震えていた。
【お題:ほら、見てよ】
誕生日に砂場先生に頂いた素敵絵から妄想させて頂きました!有難うございました!
https://twitter.com/sunabakayoko/status/1029009169213353986
②現代
誕生日の佐助の嘘。
実際幸村と再会前の佐助は誕生日を喜ぶ感情もなく死んでいたも同然で。
彼に名を呼ばれ初めて猿飛佐助は生まれたのだ。
ほら今も。
「佐助」
彼が呼ぶと頭が甘く痺れる。
喜びに体に魂が宿る。
あんたが呼ぶその日が誕生日だと言おうとしたが幸村が毎日祝うと言い兼ねないと止めておいた。
【お題:頭が甘くしびれた】
誕生日のお祝いに頂いた真坂先生の素敵小説を元に書かせて頂きました!真坂先生有難うございました~!!
https://privatter.net/p/3703241
③現代・転生
行為の最中幸村はよく首に口付ける。
声を殺す為かと思ったが行為の後抱き合い眠る時にそうする幸村を見て佐助は考えを改めた。
不安げなその表情。
首筋への口付けは執着を意味する。
主従の関係を失った幸村が怯えながらそれでも己に示す独占欲と所有の意思に佐助は首筋の紅に触れうっとりと目を瞑った。
【お題:不安そうに 首筋にキス】
④戦国
幾ら忍の手は血濡れていると言っても弁丸は構わず手を伸ばす。
弁や上田の民を守る手だ温かな手だと言い手を取り握る。
己も早く佐助や皆を守れる程強くなりたいと憧れの眼差しを向ける幼子は泣きたい程眩しくて。
「あんたの方がずっと…」
言葉に出来ぬ程の想いを唇に乗せ佐助は眠る弁丸の瞼に口づけた。
瞼へのキスは「憧憬」。
【お題:内緒で まぶたにキス】
誕生日のお祝いにゆた先生に頂いた素敵絵を元に書かせて頂きました!ゆた先生有難うございました!
https://twitter.com/bsr_yuuta/status/1030459020341993472
⑤戦国
食欲は生きる欲求だ。
故に佐助は昔は空腹など一切感じた事はなかったが幸村と出会い変わってしまった。
幼い弁丸に一緒に食べよと口に握り飯を突っ込まれる度己の体を満たしたもの。
今では彼を見るだけで感じる飢餓感に我ながら末期だと自嘲し佐助は腕の中で団子を頬張る彼の美味しそうな首に口付けた。
【お題:美味しそうに見えた、なんて末期だ】
⑥戦国
昔佐助は空腹を感じなかったらしい。
食欲は生きる欲求だ。
それは即ち彼が生きようとしていない気がして幸村は嫌だった。
弁丸の時分に強引に食べさせ今ではすっかり変わったが。
休憩中団子を頬張る背を抱かれ首に口付けられ。
「美味しそう…食べていい?」
見据える飢えた獣の目に幸村は唇を戦慄かせた。
「この変わりようを喜ぶべきか…いや、しかし…ははは破廉恥ぃぃい!!」
⑤の続きであさぎ先生に頂いたお誕生日絵へのお礼です。鍵垢の為イラストの公開はありません。
【お題:空腹】
⑦戦国
九度山の幸村は美しさを増した様だった。
その訳に気づいたのは奇しくもそれが崩れた時。
大阪よりの招請状。
此処での幸村は穏やかでいつも綺麗に微笑んでいた。
一方今口端を上げる彼は獣の様。
それでも作られた人形のそれより彼のこの生きた笑みが己は好きなのだから仕方ないと佐助は自嘲し天を仰いだ。
穏やかに、幸せに、生きて欲しいと。願った心は決して嘘ではなかったのに・・・
【お題:人形】
⑧戦国
弁丸は奔放に見え実は字の示す通りとても弁えた子であった。
相手の反応を伺い我儘と思えば直ぐに引く。
その理由に気づいたのは弁丸がうっかり佐助の物を壊した時。
瞳に浮かんだのは叱られる怯えではなく見棄てられる絶望だ。
嫌わないから大丈夫だと告げた時零れた安堵の涙を佐助は愛しいと抱き締めた。
だからちゃんと自分の望みは言っていいよ…
【お題:怒るけど、嫌わないから大丈夫】
⑨戦国
「俺はお前に懸想しておる様だ」
突然の幸村の告白に佐助は現状も忘れ脱力した。
その隙を逃さず繰り出された忠勝のドリルを慌てて避ける。
今は夏の陣の真っ只中だ。
何で今と問えば言いたくなったからと。
「返事は戻ったら聞く!」
挑発的に笑み家康の元へ駆ける幸村に佐助は苦笑し愛器を強く握り直した。
「こりゃ死ねないわ」
夏の陣で佐助は忠勝の足止め、幸村は家康の元へ。「死亡フラグなんてへし折ってしまえ!」な真田主従。
【お題:『……それを、いま言う?』】
⑩戦国
九度山移封の際上田の物は全て捨てろと命じられた。
家臣も武器も財産も。
家康は気まずげだったが己を生かすだけでも苦労したろうと幸村は黙って頷く。
だが。
「刃を一振りお許し願えないか」
問うと一振りならと許可が出たので。
丸腰に茜色の髪の忍を連れ立った幸村に家康は一本取られたと明るく笑った。
そしてしたり顔の一振りの刀。九度山に着いたら着いたで残したはずの刀がわらわら集まって来る。
【お題:旅立つならば】
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プロフィール
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早和
性別:
非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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