忍者ブログ
愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
[169]  [167]  [165]  [166]  [164]  [163]  [162]  [161]  [159]  [157]  [160
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


 春コミで久々に原稿(知人に配るコピ本の)してたんですが、終わったら何か創作意欲が減退しててまずいなと焦り中です。
いや、妄想はツイッタで相変わらず呟いてるのですが、文章にまで辿り付かないと言うか・・・
久々に一応個人的なものとはいえ〆切とか明けたからかな。
でもまた140字以外もぼつぼつ書いていきたいです。

 
 
そんな中唯一続いてる140字の ログは37個目。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。





・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集㊲】










①戦国

終わったら褒美を取らせる故考えておけ。
最後の戦。
敵わぬと知ってか知らずかあんたは前夜にそう言った。
だから。
「手柄にせよ」
見知らぬ兵にそう告げ武士として散ろうとしていた所を影に引き込みかっ拐う。
欲しい物は出会った時から一つだけ。
佐助は影の中漸く手に入れた其れを離すまいと抱き締めた。



そのまま心中しても薩摩に落ち延びてもどちらでもいいと思います。
【お題:切望する】










②戦国
戦で怪我を負い倒れた時、駆け寄る佐助の表情に幸村は佐助の己への想いに気が付いた。
目覚めて問えば何の事だとしらを切るので。
「好いてもおらぬ輩の怪我でお前が泣いたりするものか」
赤くなった目尻に触れて断言すれば。
「…意地悪」
佐助は拗ねた様にそう溢して漸く幸村の言葉を認めたのだった。



「お前でも泣くのだな」
「ええそうですよ!何せあんたが大好きなもんで!(ヤケ)」
「隈も出来ておるぞ」
「…ほんと意地悪い!」

【お題:意地悪】











③現代
 
風邪をひいた幸村は甘えたになる。
心細いのか家では常に傍にいるし普段人目を気にする外でもふらふらして危ないからと引き寄せれば素直に身を任せてくれる。
「佐助、眠い…」
「薬飲んだから。寝ちゃっていいよ」
己の上着をかけてやり凭れた頭を抱き乍ら佐助は花粉症と言う新たな病に心で拍手喝采した。



「誰か真田に花粉症はそう言う病気じゃねぇって教えてやれよ」
「やだよ。幸村に甘えて貰える機会を奪われた佐助に殺される」

【お題:風邪を引いた】










④現代

佐助は大人だ。
常に冷静で彼が動じた所を幸村は今まで見た事がない。
体を重ねても幸村が真っ赤に狼狽えるのに対して佐助はいつも余裕気だ。
後始末を終えベランダで煙草をふかせる様まで大人っぽくて早く追い付きたいと願う幸村は佐助のその行動が実は火照った顔を冷やす為のものだとは気付かずにいた。



「ああもう旦那今日も可愛すぎなんですけど!あんなに可愛くて俺様にどうして欲しいの!?」

佐助さんも結構いっぱいいっぱい。
【お題:火照った頬】










⑤現代
 
幸村はいつまでも子供の様。
呼ぶといそいそと駆け寄り躊躇いもなく膝に座る。
髪の乱れを直そうと思っただけなのに。
意外と人見知りの彼がそう言う態度を取るのは佐助だけなので悪い気はしないが。
嬉しさに体を揺らすのはあらぬ場所が刺激されるので人前では勘弁してと佐助は前屈みになりながら思った。



幸村は呑気に佐助が凭れるみたいにぎゅーってしてくれるの嬉しいなと思ってる。
【お題:軽く 膝に座る】











⑥不明
 
佐助が己に目隠しを施しながら鼻歌を歌っている。
秘密で連れて行きたい所があるらしい。
やっと旦那を連れて行けると常にない浮かれっぷりにだ。
「どんな所か楽しみだ!」
「旦那は俺様を信用し過ぎる所直した方がいいよ」
暗い鳥籠へと誘われ乍らもう遅いけどの佐助の言葉の意味を幸村は気付けずにいた。



そしてソフト監禁へ…
【お題:楽しそうに 目隠し】










⑦現代・転生

ずっと探していた己の影、己の半身。
桜の下で再会した時は人目も憚らず泣いてしまった。
会いたかったと溢せば自分もだと縋る様に抱き締められ。
あんたがいなけりゃ夜も明けない星も見えないなんて言うからまるで愛の告白だと泣き笑えば。
「…うん」
言って突然口付けられ、幸村の世界は薄紅に色付いた。



その瞬間を慶次は恋だねと言い、政宗は只の桜だろと言う。
【お題:まるで愛の告白】

㉗‐④のこっそり続き。










⑧不明

優しく甘やかしてやりたい。
追い詰め怯える顔が見たい。
どちらも紛れもない本心で。
閨事はその両方を満足させるのに将にうってつけだった。
刺激に跳ねた足首を捕らえてゆっくりと左右に開かせる。
「や…」
怯えと期待を含んだ幸村の瞳に佐助はこれ以上無い満足を覚え、ニタリ笑って舌舐めずりをした。



【お題:
のない抵抗】










⑨不明

逞しい肉体に憧れる幸村は佐助の腕を気に入っている。
見れば触りたくなるし、抱き締められるのは殊更好きだ。
しかし素直に其れを言うのは男としての矜持が許さない。
故に佐助の意識がない時を狙う。
今日も隣で眠る佐助の腕に内緒で抱き付き、自然と背に回る腕に満足して幸村はへにゃりと相好を崩した。



幸村は佐助さんが寝たまま無意識で腕を回してると思ってるけど当然佐助さんは起きてて幸村の可愛さに内心もんどりをうっています。
【お題:内緒で 腕に抱きつく】











⑩戦国

佐助には秘密が多く、問うても忍だからの一言で躱される。
隠されれば知りたくなるのが人の性。
いつか暴いて見せようぞと宣言すれば嫌がると思った佐助は気持ちが解ると。
「俺様も旦那がやだとか言って隠すと無理矢理暴きたくなるし」
ニヤリとした笑みにいつの話かを悟り幸村は破廉恥と叫び逃げ出した。



【お題:暴いてやりたい】





 
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
HN:
早和
性別:
非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
P R
忍者ブログ [PR]
Template designed by YURI