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愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
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3月になったのに繁忙期が終わる気配を見せません。
早く終わってくれないと身体がもたない・・・春よ早く来い・・・
 
 
 

そんな日常の隙間の ログは35個目。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。





・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集㉟】








①戦国

忍と恋仲など外聞が悪い為二人の関係は秘密だと言うと幸村は渋々了承した。
「旦那も会話聞かれてからかわれるの嫌だろ?」
説得の際にそう言ったら。
庭で幸村が手招きするので何だと傍に降り立つと顔を寄せ。
「城下に行くのだがついてきてくれぬか」
小声のそれに普通の会話は良いのにと佐助は苦笑した。



可愛かったので「いいよ」と内緒話で返す佐助さん。あれでバレないと思ってるんですかねと周囲は語る。
お題:内緒の話】










②戦国
 
幸村が今日も一人敵陣に突っ込み孤立した。
あの馬鹿主と悪態をつき追いかけ見付けたのは敵のど真ん中。
流石の幸村も苦戦していたが。
「一人で何してんの!」
「佐助来たか!」
佐助が背後に降り立つと途端に表情を明るくし。
「お前がおれば負ける気がせぬ!」
能天気な全幅の信頼に佐助は言葉をなくした。



「後で絶対殴ってやる!」

【お題:怒って 背中合わせ】











③戦国
 
任の途中で死んだくの一。
しかし彼女は事切れる間際に己の死を喜んだ。
実は敵国の間者の彼女は裏切り者と知らず優しく接してくれる幸村にいつしか苦しさを感じていたと言う。
知られる前に幸村の為に死ねる事が嬉しいと言った彼女に、旦那は気付いていたよと伝えなかったのは佐助の最後の優しさだった。



非情にも態と(旦那を騙した罰として)言ってやる佐助さんと迷って言わない方に。
お題:私がどんな女かも知らないで】










④戦国
 
昔、幸村は泣かない子供であった。
子供が泣くのは感情の訴えだ。
しかし幸村は妾の子と言う立場故にそれが出来ずにいる様だった。
それが佐助が傍付きになって変わり、ある日大怪我をして帰ったら。
母に振り払われても泣かなかった子供が大粒の涙を溢し、それを見た佐助は怒られ乍らも喜びを感じていた。



「今じゃすっかり涙脆くなっちゃって…」
「ううう、煩い!」

その時から泣いた旦那を慰めるのは佐助の役目。
【お題:初めて見た涙】










⑤現代

幸村の甘味に対する執着は凄まじい。
慶次は以前一つ頂戴と横取りしたら一週間口を聞いてもらえなかった。
「旦那、それ一口頂戴?」
だから佐助がそう幸村に強請った時無理だと止めようとしたが。
幸村は仕方ないなと言葉だけ渋りながら匙を佐助の口元へ。
扱いの差に少しだけ泣きたくなった慶次であった。



「お願い!?お願いすれば良かったの!?」
「あいつ(佐助)に張り合おうとするな。無駄だ」

寧ろ二人に関わるなと政宗様の有り難いお言葉。
【お題:仕方なく あーん】











⑥戦国

犇めく敵の旗を前に本当に行くのかと佐助は幸村に問い掛けた。
今回の幸村の役目は囮。
信玄の役に立つ事を本人は喜んでいるが、主第一の佐助としてはやはり辞退してほしい。
しかし幸村は引かなくて。
「お前がおるのに俺に何かある訳あるまい」
行くぞと向いた視線に誘われ佐助は幸村を追い、駆け出した。



「ほんっっっと何なのあの人の忍殺しっぷり!」

向けられる全幅の信頼に応えずにいられる筈もない。
【お題:誘う視線】










⑦現代・転生
 
忍の時どんなに頼まれても添い寝を断ってきた反動か、現世の幸村は何かにつけて一緒に寝ようと寝床に潜り込んでくる。確かに身分の差は無くなったが今は違う意味で一緒に寝るのが佐助には厳しいのに。人の気も知らないでと佐助は暢気な寝顔を見せる思い人に腹いせに頬をつねりながら溜め息を吐いた。



そして今日も眠れない夜を過ごす。
【お題:真顔で 頬をつねる】

こっそりワンドロ(http://privatter.net/p/1369362)の続きで主従→佐幸。










⑧現代

佐助は幸村の事をよく可愛いと言う。
高校入学前に制服を作りに行ったらその姿を見てまた可愛いと。
「学ランも良いけどブレザーもいい!ネクタイが初々しくてホント可愛い!」
叫ぶ佐助のそれは歪んでいて。
ネクタイも一人で絞められぬお前の方が子供の様で可愛いではないかと幸村は笑って直してやった。



「可愛いのに男前でどこぞの悪い女に引っ掛からないか俺様心配…!」
【お題:まぁ、お前の方が可愛いのですが】










⑨戦国

何度好きだと告げても旦那は解ってないだのまだ早いだのと受け入れてくれなかった佐助を、幸村はしつこく口説き続けて漸く落とした。
しかし頷いて顔を上げた途端に目を光らせじりじりと迫ってくる佐助。
「後悔するなよ、旦那?」
壁際に追い詰められ、獣に狙われた獲物の気分で幸村は口を引きつらせた。



「折角逃がしてあげようと思ったのにね」

でももう遅い。
【お題:真剣に 壁に追いこむ】










⑩現代・転生
 
佐助は美容師を目指しているのかと言う程髪の手入れに余念がない。
自分ではなく幸村の。
値段を気にせず高い物を買い込み、幸村が石鹸で事足りると言っても聞く耳を持たなかった。
しかしそれが過去のトラウマと言われれば言葉もない。
幸村は今日も満足気に己の髪を撫でる嘗ての忍に苦笑して目を閉じた。



髪を弄られる事自体は気持ちいいので幸村もこの時間がお気に入り。
ナチュラルに一緒に風呂入ってる二人。
以前の㉝‐①の現代転生続きみたいな感じで。
【お題:髪を撫でる指】





 
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早和
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自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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