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愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
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 鼻のぐずぐずが治りません(汗)
風邪なのか、花粉症なのか・・・
後者ならシーズン中ずっと辛いと言う事だから嫌だなぁ・・・
 
 

ログは32個目。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。





・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集㉜】








①戦国

空が白み夜が明ける直前のこの時間。
ふと目が覚める、その瞬間が幸村はとても好きで、そして嫌いだ。
佐助の腕に抱かれて至福の時を感じながらも、一番鶏が鳴けば佐助は部屋を抜け出てしまう。
それがどうしても寂しくて、幸村は今暫くと願って周囲の音を遮る様に佐助の懐深くへと潜り込んだ。



そんな主の為に真田の鶏は二人が共寝した朝は鳴き始めるのが遅い。
【お題:もうすぐ朝が来る】

※鶏は日が落ちた後も光を当て続ければまだ日中だと勘違いして朝鳴き始めるのが遅くなるらしいので、真田忍達が多分細工してる。










②戦国
 
「旦那って俺様の何処が良かったの?」
若くて一城の主でおまけに美形。
姫も娘も選り取りみどりであろうに何故忍でしかも男の自分など。
つくづく疑問で尋ねると。
「何故って…お前は優しいし見目もいいし戦う姿は真に美しい」
他にもと当分続きそうな賛辞に、佐助は藪蛇だったと慌てて幸村の口を塞いだ。
 


お互いがお互い以上の人っていないんじゃないの?って思ってるバカップル主従。
【お題:貴方の全てが愛おしいの】











③戦国
 
関係を聞いた時、佐助も幸村も自分達は主従でしかないと言った。
だが慶次は見てしまった。
かすがと話す佐助の背を切な気に見つめる幸村を。
そしてかすがは慶次といる幸村に無意識に引き止める様に手を伸ばす佐助を見たらしい。
あれは主従でも情人でもなく両片想いだなと慶次は二人をもどかしく思った。



そこから慶次のお節介の甲斐あって色々経て無事付き合うに至る二人でした。
【お題:見てしまった】










④戦国

戦場の幸村は恐ろしい。
苛烈な戦振りは新参兵なら味方ですら畏怖を覚える程。
屍の中立ち尽くす幸村の瞳は何処か虚ろ。
幽鬼の如き様に誰も近寄れずにいると。
「旦那」
空からの声に振り返りその先を見た瞬間に瞳に戻る光と向ける眩しい笑顔。
「佐助!」
一言で鬼を人に戻した男に周囲は感嘆の息を吐いた。
 


「一人で突っ走るなっていつも言ってるでしょ!」
「すまぬな!」
「反省してない!」

佐助を猿から人にしたのが幸村なら幸村を鬼から人に戻すのが佐助。
【お題:目をあわせたその一瞬】











⑤現代・転生
 
幸村が珍しく買い物をしてきた。
しかも中身が化粧品で更に驚く。
キラキラ光るアイシャドウ。
誰か女にでも贈るのか。
ざわつく気持ちでこれどうするのと聴いてみたら。
「こうするのだ!」
いきなり指でそれを掬い人の顔に塗りたくる。
三ヶ所に施しこれでよしと満足気な顔に佐助は毒気を抜かれて苦笑した。



「何だ、少ないな!?あと数回しか使えぬではないか!」
「まあ、こうやって使うものじゃないしねぇ・・・」

【お題:ふざけて メイクをしてやる】










⑥戦国・3ネタ

信玄を欠く武田を立て直す苦しい時期。
幸村が自分を好きだなどと告げてくるので佐助は変な事を口にするなと言った。
翌日幸村は声を失った。
幸村は否定したが己の所為である事は疑いようもなく。
ひしと迫る武田滅亡の可能性より、己の一言で容易く崩れる主をひそり喜ぶ己の下衆さに佐助は一人恐怖した。



いつか書きたい失声症幸村。趣味に走りすぎてお題からは逸れた。
【お題:声を聞かせて】

 










⑦戦国

普段は飄々とした態度の佐助だが閨では少し表情を崩す。
戦場ではどんなに駆けても汗をかかぬのにその時ばかりはうっすらと額を湿らせ。
何より達する際。
「…っ」
どんな拷問にも呻き一つ立てぬと豪語する男が思わずと言うように漏らす声。
聞くと堪らない程高揚し、幸村は己も階をかけ上がるのを感じた。



【お題:
思わず漏れた声】










⑧戦国

昔から妙に幸村に絡む男。
評定で会うのだと憂鬱そうに出ていった幸村がご機嫌で帰ってきた。
どうやら成長したと誉められたらしい。
それは良かったと佐助も頷いたのだが、続いた言葉が聞き捨てならず。
「特に尻が立派になったと!」
そう撫で回されたと聞き、佐助はブツリと己の何かが切れる音を聞いた。



「あんの狒々爺ぃぃい~!!」
「立派な筋肉できっと締まりがいいと言っておられた!」
「あんたはもう少し警戒心持って!!」

【お題:楽しそうに 尻を撫でる】











⑨戦国
 
唯兄の為に生きて死ねと呪いの様に言われ続けた童は祝いの辞にもきょとりとするだけ。
「俺は生まれずとも真田に大差ない」
別に目出度くもなかろうなんてそんな寂しい事を言う。
だからあんたが生まれた日は即ちあんたの影の俺様が生まれた日だと言えば途端に彼は目を輝かせ其は目出度いと言って笑った。



旦那、お誕生日おめでとう〜!! ( -´∀`-)ノ゚.*゚。
【お題:君限定の魔法の言葉】










⑩不明

幸村は力の加減を知らない。
飛び付くの体当りだし抱き付くのは絞め技だ。
もう少しどうにかならないかと思った矢先に聞いた話。
幼い頃親と触れ合えなかった子供は加減を覚える事が難しい。
途端に堪らなくなり佐助は今日も内蔵が飛び出んばかりの勢いで抱き付いてきた幸村の頭を苦笑し乍ら優しく撫でた。



「さぁぁすけぇぇえぇ!」
「はいはい、今日はどうさたのさ」

全く、しょうのないお人だねぇ・・・
【お題:おもむろに 頭を撫でる】

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プロフィール
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早和
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非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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