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愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
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ツイッターが140字以上になると聞き存続を考えている140字集。
取り敢えずそれまでは続けますログ31個目!
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。





・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集㉛】










①不明

幸村は思った事を直ぐ口に出す。
茜色の髪が綺麗だとか碧の瞳は翡翠の様だとか。
その辺の詐欺師も真っ青な口説き文句を平気で言う。
しかも無自覚だから性質が悪い。
なら同じ事を言ってやろうかと瞳を覗き込み後ろ髪を取って口づけると、漸く理解したのか幸村は真っ赤になって。
破廉恥と言って殴られた。



理不尽である。
お題:あの甘いセリフを君の口から、】










②戦国
 
佐助は幸村の大丈夫が嫌いだった。この者は大丈夫と言ってあっさり騙され裏切られ。怪我をしているのに大丈夫と前線に飛び出しぶっ倒れ。何度肝を冷やした事か。けれども今回だけは。「平気?怖いなら無理しなくても」「だ、大丈夫だ!」強がりと知っていても嬉しくて、愛しさに震える体を抱き締めた。



初夜的な。
【お題:ただの強がり】












③現代・転生

仲良く屋上で弁当を摘まみ終われば佐助の膝で昼寝。
今でこそ子供の様な幸村だが佐助と再会するまでは酷かった。
食事は栄養補給食。
人が近付けば飛び起き距離を取る。
まるで手負いの獣だ。
前世ではどちらかと言えば佐助の執着がよく見えたが。
「結構どっちもどっちだよね」
慶次は寝顔を見つめ苦笑した。



「ちょっと、安易に触らないでくれる?」

撫でようと思ったら手を振り払われた慶ちゃん。佐助さんの執着が減ったとは言ってない。
お題:欠けた愛を探してる】










④戦国
 
忍は常に冷静でなければならない。
「主が倒れたって聞いたからって動揺するようじゃまだまだだぜ」
陣幕に駆け込んだ忍達にそう言う忍長。
しかしそんな彼の足元は血塗れで。
普段は足跡がつくから血溜まりは踏まぬのに。
聞けば倒れる骸を尽く踏みつけてきたらしい。
何処が冷静だと皆は揃ってね目つけた。



【お題:余裕なさげに 踏む】











⑤不明
 
佐助の恋人は見目がいい上仕草も可愛いので佐助はとても心配だ。
「昨日も寄り掛かったかと思えば膝に寝転んでさ」
あんな甘え方をされたら誰でもおちる。
変な虫が涌いたらどうしようと切実に相談した所。
「幸村様が甘えるのは長だけですから」
惚気も大概にしろと切り捨てられ佐助は気拙さに頬を掻いた。



お題:私の前だけにしておいてね】










⑥戦国
 
己に覆い被さる困り顔の男。
「本当にいいの?」
忍となんて後悔するぜと彼は何度も繰り返す。
しかし彼は知らないのだ。
物欲の薄い己が唯一求めた男に求められるその至福を。
躊躇いがもどかしく首に腕を絡ませ引き寄せて。
「構わぬ故、奪ってくれ」
そう囁くと佐助が珍しく体温を上げ乱暴に唇を奪われた。



【お題:無理やり奪って、今すぐに】











⑦戦国
 
次の任がかすがとだと言うと幸村が口をへの字に曲げた。
昔ついた婚約者と言う嘘を未だ気にしているらしい。
前夜の閨で、じゃああんたの物だって証を好きな所に付けて良いよと言えば幸村は真剣に悩んだ末に首筋に口付けを一つ。
意味など知らぬ筈なのに無意識に見せる執着に佐助は緩む口元を襟で隠した。



首筋へのキスは「執着」。
【お題:真剣に 首筋にキス】











⑧不明

幸村は褥で余り自ら望む言葉を言ってくれない。
何とか欲しがって貰いたくて、焦らして意地悪してみても駄目だった。
本当はこの行為が嫌なのではと聞いてみたら。
「お、俺の言葉は命令になってしまうではないか」
それを聞いたら佐助は堪らなくて、欲しがる言葉も要らないくらいに幸村の身体を貪った。



幸村が言わないのは佐助さんが最初の頃にふざけて「仰せのままに、幸村様」とか言ったからで実は自業自得。
【お題:どうしても言えない言葉】










⑨戦国・死ネタ

幸村は海に興味があった。
山育ち故見た事が無かったし。
「光る水面に真っ赤な夕陽が浮かんで綺麗だったぜ」
あの佐助が綺麗と称すので気になった。
だから最後の戦で佐助と別れる時再会は海でと約束した。
戦は負けそれは叶わなかったが河の畔に二人並び、二人で見るなら賽の川原も悪くないと揃い笑った。



「一面の水面に鬼火が光って大差ないのでは無いか?」
「いや、違うと思う…」

主従は三世。本物の海は来世にて。
【お題:最果ての約束】


こっそり昔のワンドロ()の続き。
あと佐助さんが夕陽の沈む海を綺麗と言ったのはキラキラ光る赤色が幸村を思い起こさせたからと言う。










⑩戦国

長が遠方の任から帰ってきた。
しかし一向に主の元を訪れず遠くの木から見つめるばかり。
今回の任は長期で主も帰還を心待ちにしているのではと進言すると。
「いやあ、出発前に帰った夜は楽しみにしててねって言ったからか旦那ずっとそわそわしてさ」
可愛いからもう少しと宣う長に忍は思わず砂を吐いた。

「いいからさっさと行け!」
長を蹴り落とした才蔵さんに周囲からは拍手喝采。

【お題:そわそわ】
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プロフィール
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早和
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自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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