愛嬌、愛らしさ、懸命
静かな思い
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この時期は仕事が忙しくて参ります。
ゲームしたい~!!
でも140字は相変わらず続けております。
27個目です。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。
・佐幸
・戦国、現代、女体化混在
【140字集㉗】
①戦国
佐助といると胸が温かく落ち着く様な逆にそわそわと落ち着かない様な、そんな気持ちに幸村はなる。
それは恋だとある男は言うけれど、それは違うと幸村は思う。
だって佐助が傍にいてくれるのはそれが仕事であるからだ。
これは決して恋ではない、恋であってはいけないと、幸村は強く自分に言い聞かせた。
【お題:恋と、錯覚してしまいそう】
①-2
幸村が自分を見る目が変わった気がする。傍にいると嬉しそうなでも苦しそうな、そんな顔。
よく知る男はあれは恋をしているねと言うが佐助はそれを否定する。
だってあの尊い人が自分の様な者を恋慕うなどあってはならない。
あれは恋ではない恋であってはならないと佐助は湧き上がる歓喜を必死に抑えた。
同題で佐助視点。
【お題:恋と、錯覚してしまいそう】
②戦国
伊達軍との戦。
大将戦の引き分けで退け戻った上田の城。
幸村は興奮冷めやらぬ様子で先の政宗との戦いを熱く語る。
主の心を捉えて放さない。
その目に映る彼の男の影が気に入らず、佐助は外され置かれていた鉢巻でその目を咄嗟に覆い隠すと自分の事しか考えられぬ様にしてやろうと主をそっと押し倒した。
「特別恩賞、もらうね…」
そう耳の奥にそっと囁く。
【お題:不機嫌に 目隠し】
③戦国
戦や鍛練は苦しくとも根性で乗り切ろうとする幸村だが佐助の前では意図も容易く膝をつく。
方法も簡単だ。
耳に吹き込む様に囁くだけ。
幸村は佐助の声に弱い様で、それだけで腰が砕けて座り込む。
それを佐助が利用しない訳もなく、初心な幸村をさぁその気にさせてやろうと佐助はニタリ笑んで口を開いた。
【お題:甘い囁き】
④戦国・死ネタ
最近は曇りばかりで空が全く見えやしない。
晴れたら星空の下酒を飲もうと幸村と約束していたのに。
「これで戦の世も終わる。さすれば忍も武士も不要となろう」
只の知己として杯をと嬉しそうにしていた主。
星空が見えないから彼がいないのか彼がいないから星空が見えないのか。
佐助には分からなかった。
【お題:今日も星空は見えないみたい】
真田幸村、安居天神にて討死。
⑤戦国
幸村は昔から隠し事が下手だった。
見られたくない物を小さい背中に必死に隠し知らぬと言い張る人だった。
あれから幾年月が経ち幸村も大きくなった。
隠す背中も広くなって。
最後の戦に赴く際、怖くないかと尋ねたら恐れも後悔も無いと一言。
前を向いた肩が小さく震えていたのを佐助は見ない振りをした。
【お題:知らないふりが上手くなった】
⑤-2
幸村村は昔から隠し事が下手だった。
見られたくない物を小さい背に必死に隠し知らぬと言い張る人だった。
あれから幾年月が経ち幸村も大きくなったが。
仕事でかすがに会ったと言うと良かったなと言い乍ら。
「頬が膨れてますけど」
「知らぬ!」
相変わらず知らない振りがお上手でと佐助は笑って頬を突いた。
【お題:知らないふりが上手くなった】
上手くなっ…てない!
同題で明るいVer.。
⑥戦国
我儘を聞き、身を盾にして守り、己を削ってでも幸村を一番に考える常に自分に甘いだけの男。
その男が唯一褥では幸村をややもって乱暴に扱う。
後も、その最中すら佐助は幸村に御免ねと謝るけれど、その痛みが寧ろ嬉しいのだと、伝わればいいのにと幸村は先を強請って佐助の腰に足を絡めて引き寄せた。
お前が強く望んでくれる事が嬉しい。
【お題:君がくれる痛み】
⑦現代・転生
幸村が最近出会った男は兎に角おかしな人間だった。
まず出会いから校内ですれ違い様初対面の自分を抱き締め号泣し、以来旦那と呼んで付き纏い、頻繁に抱きつき同じ言葉を告げる。
しかし何よりそれを不快に感じない自分が一番おかしいかも知れないと、思いながら今日も幸村は心地好くその言葉を聞いた。
「思い出さなくてもいいから、せめて・・・」
【お題:もう一度好きになって】
⑧現代・転生
佐助は昔から不思議な夢を見た。
昔ながらの屋敷で赤い装束の少年と過ごす夢だ。
その少年を現実で見た時は驚いたが違ったのは彼が笑っていなかった事。
夢の中では自分の隣で眩しい笑顔を浮かべていたのに。
強く思ったのはやっぱり俺様が傍にいなくちゃと言う事。
思えば止まらず佐助は少年の手を取った。
佐助さんの行動は思い出した訳じゃなくて無意識。
【お題:夢の君は、笑っていたのに】
⑧-2現代・転生
幸村は前世の夢をよく見た。
上田の城で佐助と共に過ごす夢。
しかし今の佐助は自分の事を覚えていない。
ならば自分に縛り付けるのは申し訳ないと遠くから見守る事にしたのに。
「ちょっと、あんたさ!」
突然腕を捕まれ怒鳴られて、怒った顔に幸村は目を白黒させ乍らも言葉を交わせる喜びに胸を震わせた。
「何でちゃんと笑わないのさ!」
同題で幸村視点。
【お題:夢の君は、笑っていたのに】
⑨戦国
金に厭目はつけないから自分の物になれと幸村に言い寄る輩は存外多い。
不思議な事だが佐助曰くあんた見目は良いから、との事。
しかしその後こう続ける。
「この人を手に入れたいなら忍隊全員と俺様に勝ってからにしてもらおうか」
それはつまり命と引き換えと言う事。
随分高い買い物だなと幸村は思った。
その後ろでは「儂もおるぞおおお!!」ってお館様が仁王立ち。
【お題:「私は高いわよ?」】
⑩戦国
褥で立たされる忘我の淵。
恐ろしさに思わず手を伸ばすと佐助はいつも優しく手を取りその甲に口付けてくれる。
手の甲へのそれは服従の意味があるのだと、政宗が教えてくれた。
己を組み敷きながらそうする矛盾と背徳。
される幸村も指先から全身に震えが走るのを感じて、ぎゅうと目の前の男に抱きついた。
【お題:軽く 手の甲にキス】
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プロフィール
HN:
早和
性別:
非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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