忍者ブログ
愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
[149]  [150]  [148]  [147]  [146]  [145]  [143]  [144]  [141]  [142]  [139
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


もう11月も後半。
1年ももう終わり間近とは・・・全く実感がありませんが、時間が経つのがホントに速すぎます(汗)
140字集も25個目・・・結構あっと言う間でした^^;



見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。











・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集㉕】









①戦国

昔、自分の事をどう思っているかと幸村に聞かれた。
答えはとうに出ていたけれど、互いの立場故に決してそれを口にする事はなかった。
今際の際に教えてあげるよと言い、将にその時。
「ずっと…お慕い申し上げておりました、幸村様…」
冷たい体を抱いてそう告げると、瞼を閉じた幸村が笑った様に見えた。



「そもそも否ならお前は直ぐそう言うたであろう。言わぬ事こそが答えである事くらい俺でもわかるわ!」

あの世か来世で再会後、開口一番どや顔の主。
【お題:とっくに知ってるよ】










②現代

佐助の携帯には未送信のメールが溜まっている。
決して送られる事のないそれは、ならば最初から打たなければいいものを。
送れないと知っていて尚、未練がましく増えていく。メールの様に行き所のない思いを抱えたまま、佐助は求める嘗ての主の顔を思い浮かべ、何処にいるのと携帯を強く握り締めた。



再会前の主従だとシリアス。
単に携帯を忘れた幸村が迷子ならコメディになる。
お題:届くことのないメール】










③戦国

以前から何度も幸村に告白されていた。
しかしずっと気にせぬ素振りで流していた。
幼い彼が色恋を理解しているとは思えなかったし、あってはならないとも思っていた。
しかしある晩伽を命じられ。
「こうせねばお前を手に入れられぬ!」
吐き出された本音に佐助は申し訳ない気持ちで震える主を抱き寄せた。



「この様なやり方は卑怯とは分かっておる!それでも…っ!」
「もういい…もういいから、黙って…」

【お題:戸惑いながら 肩を抱き寄せる】











④戦国
 
幸村は整った見た目や幼い行動に反し心はとても男らしく武士の矜持を持つ人だ。
そんな彼が男の、しかも忍なんぞに組み敷かれる気持ちは如何ばかりか。
本当は嫌なのではと不安になる佐助に、しかし幸村は幸せそうに微笑んで添えた手を握るから。
佐助は胸が締め付けられる思いで握った手の指を絡ませた。



佐助の方が難しく考え過ぎてて、幸村は単純に佐助と何より近くにあれるのが嬉しい。
【お題:指を絡める】










⑤戦国

猿飛佐助は己の仕事が雑事ばかりだと文句を言う。
料理に洗濯、主の付き添い。
忍の仕事じゃないでしょとよく愚痴る。
しかしいざ他の忍がなら代わりましょうと言うと難色を示す。
「いや、俺様ご指名だし、料理も味の好みとかあるし」
結局愚痴はノロケで代わる気などないのだろうと忍達は軽く舌打ちした。



「幸村様の傍つきをしたい人間なんてごまんといるっての!」

【お題:手放すつもりも、ないですけれど】










⑥戦国
 
二人の関係は外聞が悪く、知れたら佐助が斬首となりかねないと聞き幸村は渋々秘する事を承諾した。
しかし言い出した佐助の方が人目を憚らず触れてきて幸村は困惑する。
物陰ではあるが庭で腰を抱かれあちこち口付けられては幸村も堪らない。
内緒だよと笑う男にどの口がぬかすかと幸村は忍をねめつけた。



【お題:内緒だよ】











⑦現代
 
社会人は色々大変らしい。
毎日の残業に割に合わない給料、無茶な客からの注文やクレームに面倒な上司の小言。
今日もへろへろになりながら帰ってきた佐助が。
「旦那、慰めて~!」
叫んで勢いよく抱き付いてくる。
元上司に慰められると言うのもどうなのだと思いながら、幸村は苦笑して頭を撫でてやった。



「てかお前、単に真田に抱き付きたいだけだろ!クレームとか小言とか気にするたまか!」
そう同僚の政宗様は言う。

【お題:なぐさめる】










⑧現代・転生
 
昔、佐助は決して寝顔を見せようとはしなかった。
それは共寝をした日も変わらず幸村は寂しさを感じていた。
しかし平和な現代は偉大だ。
幸村が起きろと揺さぶっても唸って掛布に潜り込む佐助。
昨日も仕事で遅かったのは知っているが。
「早う起きぬか!」
嬉しさに掛布を引っぺがして構えと幸村は笑った。



佐助さんが旦那をベットに引きずり込んでお望み通り構ってあげるよと朝からいちゃいちゃコースに雪崩れ込むまであと数秒。
【お題:楽しそうに 布団から引きずり出す】











⑨戦国・3設定
 
西軍に与して漸く少し情勢が安定したのに未だ幸村の夢見は悪いらしい。
苦し気に夜着を掴み唸る様子がいつもより酷いのが気にかかり枕元に降りると微かに聞こえる苦悶の声。
「お前まで…俺を…」
見捨てないでくれと懇願の後に己の名前を聞き、佐助は自分まで溺れた様な息苦しさで伸ばされた手を握った。



昨日の検定で3幸村の夢の中に佐助に裏切られる夢と言う選択肢があったと聞いて思わず。
【お題:息が苦しい】










⑩不明
 
佐助の行動は心臓に悪い。
急に抱き締められるともう早鐘の様に打ち、痛んで時には死んでまうのではとすら思う。
此方ばかり不公平と思い逆襲に幸村も唐突に抱き付いてみたが、密着すれば結局また自分も緊張する訳で。
逆襲どころか自爆行為であった事に気付き、抱き付いたまま途方に暮れる幸村であった。



「旦那が可愛すぎて生きるのが辛い…」
「む…これは成功したと言う事なのだろうか…」

【お題:一番心臓に悪い存在になりたい】
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
HN:
早和
性別:
非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
P R
忍者ブログ [PR]
Template designed by YURI