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愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
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相変わらず仕事が中々終わらなくて参ります。
早く春になればいいのに・・・



そう思いつつ続けている140字ログは28個目。

見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。





・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集㉘】







①戦国

切望していた筈の泰平の世。
民も、武士も、忍も、皆が戦で死ぬ事のない平和な時代。
しかしいざそうなってみれば自分が何をしていいか分からない。
自分の居場所は結局戦場にしかなかったと溢せばそれは自分も同じだと佐助が。
一人ではないと気付いたら自然と涙が零れて幸村は切望する存在を抱き寄せた。



いっそ二人で逃避行。
【お題:切望する】










②戦国
 
禁忌だと知っていた。
主を組み敷くなど。
けれどもう己では止める事など出来なくて。
「嫌いって、言ってよ」
頼むから。
嫌だと、止めろと突き放してくれ。
彼の言葉なら聞ける気がしてそう懇願したのに。
「俺は嘘は吐けぬ」
最後の砦も崩され赦され受け入れられ、佐助は泣きたい気持ちで主に覆い被さった。



【お題:嫌い、って言ってよ】











②-2

佐助に好きだと想いを告げた。
すると嫌でも嫌いでもなくダメだよ、と。
あんたの為にならないからなんて。
そんなの納得いく訳がない。
「断るのならはっきり嫌だと申してみせよ!」
この幸村の目を見て言えと捕らえて逃さず問い詰めれば、佐助は観念して自分もお慕い申し上げておりましたと白状した。



俺様忍で嘘なんか朝飯前だってのに何であの時嫌だって言えなかったのかねぇ、と後になってぐだぐだと。

同題で佐助Verと幸村Ver。
【お題:嫌い、って言ってよ】











③戦国

慶次が記憶するに佐助と幸村の距離は常に近いものだった。
しかしある日そんな二人に距離が出来た。
一定以上は近付かず手が触れれば払い除ける。
しかし喧嘩でもしたのと聞くと幸村が真っ赤になって倒れ、次いで佐助が照れた様に頬を掻くから。
何があったか何となく悟り慶次は難儀な二人だなと苦笑した。



「くっついた後の方が距離が出来るなんてね」
「いやぁ、旦那にはちょっと刺激が強すぎたみたいで」
「そそそ某何も思い出してなど…っ!」

【お題:距離感】










④戦国
 
佐助が任務で深手を負った。
周囲の制止も聞かず付きっきりでいた幸村は、佐助が漸く目覚め言葉を発した時は嬉しくて何でもしてやろうと思っていた。
斯くしてその願いは。
「も…少し…傍に…」
そう言って膝に伸びる手に、幸村は口元に人指し指を立て人払いをするとそっと佐助の頭を己の膝に引き上げた。



 二度目の目覚めで意識も取り戻した佐助が余りの事態に固まるまで今暫く。
【お題:内緒で ひざまくら】











⑤現代・転生
 
現世で佐助と再会した。
しかし過去に約束を違えたのが余程腹に据えかねたのか全く口を聞いてくれない。
「お前を残し先に逝ったのは悪かったと思うておる」
どうしたら許してくれると取り縋れば此方を見ぬままボソリと。
「もう二度と…離れていかないで…」
切なる願いに幸村は堪らず俯く男を抱き締めた。



今度こそ違えぬと此所に誓おう。
【お題:どうしたら許してくれますか】










⑥現代・転生

駅前で突然怪し気な易者に声をかけられた。
曰く、死相が出ているから明日は外出せず家にいた方がいいと。
言われた幸村はきょとんとしてはぁ、なんて気のない返事をしていたけれど。
苦い思いが浮かんだ佐助は。
「じゃあ明日は一日家でいちゃいちゃしようか」
それを隠す為に殊更明るく幸村の耳に囁いた。



明日は、昔のあんたの命日だよ、旦那・・・

お題:明日死ぬんだってさ、】










⑦戦国
 
折角上田に来たのだから案内しろと政宗が幸村の右腕を引く。
旦那は俺様との約束があるのだと佐助が左腕を引く。
「猿、両手を引いて子供が痛がったら手を離すのが親って言うぜ」
だから離せと言外に告げる政宗に。
「生憎それだけじゃないもんで」
慈しむだけではいられないのだと佐助は強引に腕を引いた。



突然上田に遊びに来たまー君と佐助さんの攻防。
政宗様は恋愛感情は特にないけど対抗意識で、佐助さんも政宗様相手じゃなければここまで意固地にはならない佐幸。
【お題:強引に 引っぱる】











⑧戦国

漸く佐助を手に入れた。
ずっと年の差や身分を理由に躱されていたが、漸くだ。
もう逃がさぬぞと得意気に笑えば急に視界が反転。
突然押し倒されて見上げた先には嘗て見た事のない表情の佐助。
「馬鹿だね旦那、逆だよ」
折角逃がしてあげようと思ったのにねと口端を上げる男に幸村はぞくりと背を震わせた。



それは恐怖か歓喜か、それとも・・・

【お題:そう簡単には逃がしてやらない】










⑨戦国

武田で幸村を敵対視する男がある日試合に勝ったら佐助を寄越せと言い出した。
佐助は冗談ではなかったが幸村は了承し賭けは成立。
幸村が勝ったから良かったが二度と止めてよと食ってかかると。
「当然だ。その為に態々受けたのだから」
後に相手が肋骨数本を折る大怪我であった事を知り佐助は頬を掻いた。



「普段は手合わせであそこまではせぬのだが…俺から佐助を奪おうと言うのだ。骨の数本なら安いものであろう?」

【お題:手放すつもりも、ないですけれど】











⑩不明

着物から髪結いから食事まで、幸村の殆どは佐助に管理されている。
体調も然り。
分かっているのだが。
「ちょっと重くなってる。昨日から祝いだからって食べ過ぎなんだよ」
「むぅ…」
毎朝姫抱っこで目方計りはどうにかならないものか。
お互い真剣な所がまた恥ずかしいと、周りはそっと視線を逸らした。



いちゃついてくれてた方がまだマシ…な気がする。
【お題:真剣に 抱え上げる】

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早和
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自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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