愛嬌、愛らしさ、懸命
静かな思い
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ログ放出4つ目です。
こんなに続くと思わなかったのです・・・
見易さの為に改行等の手を若干加えてます。
戦国、現代混在してますのでご注意。
・佐幸
・小ネタ
・戦国、現代混在
【140字集④】
①現代
座っている時に立たせる為。
縁石の上を歩いている時に転ばないよう。
横断歩道で促す為。
諸々の場面で佐助は幸村に手を差し出す。
しかしそれは建前でそのままさり気なく手を繋ぐのだから見事なものだと慶次はいつも感心する。
俺も孫一にやってみようかなと思ったが悲しいかな相手も関係性も違い過ぎた。
素敵紳士ならぬスマート紳士な佐助さん(※幸村限定)
【佐幸お題『さりげなく 手を握る。』】
②戦国
物心ついた時には忍の里で人を殺していた。
闇を操り血にまみれて、それが自分にはお似合いだと思っていた。
筈なのに。
「佐助!」
事ある毎に名を呼んではこちらに来いと無理矢理引っ張りだす声、笑顔。
眩しい貴方の傍なんて似合わない癖にね。
それでも溢れる幸福感に苦笑して返事を返した。
「はいはい、そんなに呼ばなくても今行きますよ」
【佐幸へのお題は『似合わないくせにね』です。】
③戦国
恋仲である佐助は、幸村が何となく触れ合いたいなと思うと大抵察して向こうから手を伸ばしてくれる。
どうして分かるのかと幸村はいつも不思議だが、尋ねても佐助は見てれば分かるよ、とだけ。
「だって、俺様と同じ目をしてる」
意味は分からなかったが落ちてきた口付けに直ぐに何も考えられなくなった。
破廉恥が苦手なのに欲情した目で見上げる旦那は可愛いったら!
と、翌日忍隊にのろける猿飛氏。
【佐幸へのお題は『言わなくても分かるから』です。】
④不明
幸村が風邪をひいたのにちっとも横になってくれない。
どうしたら大人しく寝てくれるのと尋ねると、腕枕で一緒に眠ってくれるならと。
こうしていると落ち着くのだとやっと寝入ってくれたものの、熱い身体の恋人を抱いて寝るこちらは軽く拷問状態だ。
風邪が治ったら覚えてろよと佐助は拳をきつく握った。
「我慢だ・・・我慢だ、俺様・・・!」
【佐幸お題『仕方なく うでまくら。』】
⑤戦国
幼少の頃の立場の所為か己は余り我儘を言わない方らしい。
けれど。
「佐助、城下に付き合え!甘味が食べたい!」
「え〜、俺様任務明けなんだけど」
佐助にだけはつい甘えてしまうのは。
「ったく、しょうのない主様だねぇ」
苦笑しながら受け入れてくれる。この顔が好きだから、とは本人には秘密である。
「貴方の全てが愛おしいの」とちょっとリンク。
【佐幸へのお題は『この瞬間の君が好き』です。】
⑥戦国
自分の所為で多くの人が死んだ。
敵兵から味方まで。
だから敗軍の将たる自分はその責を負って死ぬ筈だった。
暖かな地で落ち延びた忍隊と、そして佐助と。
囲まれて過ごす穏やかな生活なんて許される筈がないのに。
「旦那、ただいま」
分かっていてもこの幸せを手放せなくて、痛む胸を隠して今日も生きる。
幸福感と罪悪感と。
薩摩に落ち延び説な佐幸で。
【佐幸へのお題は『望んでいなかった幸せ』です。】
⑦戦国
苦無が幸村の胸を掠めた瞬間ヒヤリとした。
忍の刃は何か塗布してある事が多いのだ。
慌てて戦線を離脱し林の陰で傷口を舐めると、幸い毒の類の味はしなかったが主の鼓動が異様に速い。
これはこのまま休ませた方がいいかと見上げると真っ赤になった幸村と目が合い、鼓動の原因を悟って佐助も赤くなった。
「いいい、いきなりそんな所を舐めるなどっ、驚くではないか!」
「えーと・・・なんか・・・スミマセン」
佐助は怪我の説教も忘れてこの後暫く二人でだんまり。
【佐幸お題『強引に 傷口を舐める。』】
⑧現代
逸れないでねと駅下で佐助は幸村に念を押す。
地元のお祭。
来てみたはいいものの、人混みでも突っ走る主はどうしても心配だ。
かと言って子供の様に手を引く訳にもいくまい。
思っていたら服の裾をちょこんと引かれ。
「デートなのだし、これぐらいは良いであろう?」
はにかんだ笑顔の可愛さに眩暈がした。
今日お祭りなのでw 真田祭、行きたかったなー!!
【佐幸さんは『服の裾を引っ張る』をお題に、140字でSSを書いてください。】
⑨戦国
自分の体は信玄の拳を受けても、ややもすれば跡も無く完治する程には頑丈に出来ている。
それは佐助も知っているだろうに、事ある毎に大丈夫かと聞いてくるのには此方の方が焦れてしまった位だ。
翌朝にも心配され、大事無いと返した時の佐助の安堵したその表情。
照れ臭くて掛布を被り視線から逃れた。
初夜の後朝。それで佐助さんが「やっぱり嫌だった!?」って焦って幸村が照れるのループ説。
【佐幸さんは『ほっとした顔』をお題に、140字でSSを書いてください。】
⑩現代
幸村の周りは褒める時は必ず抱き締めるのが常で、佐助も例に漏れずついでに額や髪にキスまでして何食わぬ顔をしていた。
そうして十六年。
部の大会で優勝した幸村は試合後真っ先に佐助の元へ来て衆人環視の中佐助に抱擁とキスを強請る。
習慣って恐いなと思いながら佐助は幸村を褒めてやったのだった。
幸村にはそれが当たり前。でも佐助以外にしてもらおうとは思わない。
【佐幸へのお題は『習慣ほど怖いものはない』です。】
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プロフィール
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早和
性別:
非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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