愛嬌、愛らしさ、懸命
静かな思い
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いつまで続くか140字。
ログ放出2つ目です。
見易さの為に改行等の手を若干加えてます。
戦国、現代混在してますのでご注意。
【140字集②】
①戦国
難しい任の時、上田に帰ると大抵幸村が迎えてくれる。
戻ると報せなくても、どんなに遅くなっても、幸村は佐助を待っている。
戻れば喜び勇んで飛び出し抱きついてくる。
「佐助よう戻った!」
しがみつく力が強すぎて毎度絞め殺されそうになるが、それでも止めさせる気にならない己を佐助は自覚していた。
【佐幸へのお題は『命がけの愛情表現』です。 (佐助が)命がけの(幸村の)愛情表現。】
②現代・佐女幸
佐助が待ち合わせの時間に現れない。
遅刻など珍しいなと待っていると知らぬ男に声を掛けられた。
何処かへ行こうと誘われ断っても諦めない。
困っていたら漸く佐助が現れ一言。
「俺の恋人ですけど、何か?」
それが言いたくて態と人の多い所で待ち合わせをした上遅れてきたと後で言われて呆れてしまった。
【自慢したくて堪らない佐助さん。結婚したら「妻ですが、何か?」って言いたがる。佐幸へのお題は『恋人ですけど、なにか?』です】
③現代
幸村はコーヒーが苦手だ。
自分でいれるとただ苦いか甘すぎるかにしかならないからだ。
しかし、佐助が朝に出してくれるのは。
ミルクと砂糖を入れて口に運ぼうとすると見ていた様に砂糖を更に一匙。
「はい、どうぞ」
毎度幸村の好みにぴったりの味。
好きだなぁと幸村は幸せに浸り琥珀のそれを飲み干した。
【因みに砂糖が多すぎる時は入れる前に止める千里眼な佐助さん。佐幸へのお題は『スプーン一杯分の幸せ』です】
④現代・転生
デートの帰り道。
佐助と幸村は人気がない道では手を繋ぐが、そうすると大抵別れ際に幸村は困った事になる。
佐助が手を離してくれないのだ。
自分とて離れ難いがそれでも名を呼び促すと、泣き笑いを浮かべた佐助が一言。
言葉は果たして繋がれた手に対してか。
分からないまま幸村は手を強く握り返した。
【案ずるな、離せぬのは俺とて同じだ・・・ 佐幸へのお題は『離してあげられなくてごめんね』です】
⑤不明
佐助と恋仲となってから幸村は佐助に触れられると妙に落ち着かない気持ちになる。
以前はこんな事はなかったのにと佐助に尋ねてみても微笑むだけ。
ただ。
「待ってるから早くおいで」
そう言われ。
唇をツと指でなぞられ。
背を走った得体の知れない感覚に、何処にかも分からぬまま幸村はただ必死に頷いた。
【食べ頃になるのを待ってる佐助さん。 佐幸さんは『唇をなぞる指先』をお題に、140字でSSを書いてください】
⑥現代・転生
幸村はよく過去の自分に嫉妬する。
昔を懐かしむと過去の己の方が好きなのかと拗ねたりする。
確かに前世の彼も好きで大切で仕方なくて、それは嘘ではないけれど。
今とは種類が違う。
昔はこんな事したいと思わなかった。
そう言って噛み付く様に口付けると、幸村は納得したのかそうかと照れた様に頷いた。
【その様子が可愛かったのでその後首筋にも噛み付いて痕残してやりました(by佐助) 佐幸へのお題は『好きだったのは、嘘じゃないけど』です】
⑦戦国
忍に心は無い。
故に恋なんてしない。
慶次が恋の素晴らしさを語ると佐助はそう言った。
けれど。
「旦那ぁ、はしゃぎすぎて池に落ちたりしないでよ?」
夢吉と遊ぶ幸村を見つめる忍の瞳。
目は口程にとよく言うけれど。
眩しい物を見るようなそれは、もう。
見てるこっちが恥ずかしくなるよと慶次は苦笑した。
【佐助さん、結構駄々漏れ。 佐幸さんは『まるで愛の告白』をお題に、140字でSSを書いてください】
⑧戦国
心臓が早鐘を打っていた。
いつもは佐助がいれば無条件に安堵していられるのに今は緊張で体が震える程だ。
褥に倒され覆い被さる様にされるといよいよ心臓が痛む程で、鼓動が耳の奥でガンガンと煩い。
何とか止める術を考えていたら、耳元で。
「幸村様・・・」
低く囁かれて本当に心臓が止まるかと思った。
【佐幸の初夜。 佐幸さんは『煩い心臓』をお題に、140字でSSを書いてください】
⑧-②戦国
心臓が早鐘を打っていた。
忍の己が情けないが、今己は命より大事な主に手を出そうとしているのだ。
仕方無い。
幸村を褥に倒し覆い被さるといよいよ鼓動が耳の奥で煩い。
呼吸が乱れ手が震えそうになるのを必死に堪えていたら。
「佐助・・・」
聞いた事も無い声で呼ばれ息が止まった。
【じじょ様に捧げた⑧の佐助Ver,】
⑨現代
「喋っちゃダメだよ?」
そう言われ、人のいない教室に連れ込まれた。
喋るなと言う癖に体中に触れてくるのは何なのだ。
服を噛んで声を堪え睨みつけると。
「我慢する顔もいいけどやっぱり声聞きたいな」
だから放課後家おいでと。
全く勝手な事ばかり。
腹が立って肩に噛み付いたら煽るなと佐助が苦笑した。
【 隠れていちゃいちゃ、教師と生徒。 佐幸さんは『喋っちゃだめだよ』をお題に、140字でSSを書いてください】
⑩戦国
彼が幸せな世界を望んでいた。
彼が望む事は全て叶えてやりたかった。
天下を望むなら日の本を平和に導く太陽を殺しても良かったし、逃げたいと言うなら誰も知らない所へ連れ去っても良かった。
なのに。
だから望みを言ってごらんとそう尋ねたら。
「お前に隣で笑っていてほしい」
あぁ、もう本当に酷い人。
【酷く愚かで、酷く愛しい人。 3か宴の佐幸。佐幸さんは『「言ってごらん」』をお題に、140字でSSを書いてください】
今の所毎日書いてるからか堪るのが速い・・・
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プロフィール
HN:
早和
性別:
非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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