愛嬌、愛らしさ、懸命
静かな思い
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ワクチン接種終わったら上田に行きたいですねー。
あと戸隠にも行きたいですねー!!
てか早く終息してくれ…
あと戸隠にも行きたいですねー!!
てか早く終息してくれ…
・佐幸
・戦国、現代、女体化混在
※何でも許せる方向け。
【140字集(138)】
①戦国
美しい景色を問われ答えた。
天守に星の降る光景を。
鳥居に朝陽が差す光景を。
海に夕陽が沈む光景を。
己は真っ赤な躑躅が一面に咲く光景を挙げ、お前はと問うた幸村を見て佐助が思い浮かべたのは。
血風の中炎を纏い舞う鬼の姿。
あれ程美しい光景を己は知らぬとは流石に言えず、佐助は内緒と忍び笑った。
西軍でお酒飲みながら語らっていた夜の一幕。 教えろとせがむ幸村と避ける佐助を、何となく答えを察した皆は呆れて見てる。
【お題:世界で一番美しい】
②現代・母の日
母の日に幸村が花をくれた。
母親扱いを複雑に思いながらも結局目につく緩く伸びた服の袖。
「引っ掛けでもしたの?」
母親の様な言葉をかけ触れれば幸村が途端に真っ赤になって。
その顔に先日同じ顔で服の袖を噛んでいた彼が蘇り。
母親らしからぬ記憶に佐助は目を泳がせながらも捉えた手の平に口付けた。
手の平へのキスは「懇願」。
【お題:声を出さないように服の袖を噛むせいで、どんどん袖がゆるゆるになる幸村】
③現代・転生
この現代で傍にいる理由を探す己に幸村は言った。
理由などなくとも俺はお前を手放さぬぞと。
「死んだくらいで俺から逃げられると思うなよ?」
前世で性質の悪い主に捕まったと諦めろと笑う彼はその言葉に己がどれ程の歓喜を抱いたかを知らない。
どうか逃がさないでくれと佐助は掴まれた腕に手を添えた。
転生佐幸。でも幸村は佐助が本当に嫌がって逃げたがってる場合はちゃんと手を放すと思う。(あり得ないけど)
【お題:逃がさないでね、僕のこと】
④戦国
行為に及ぶ時幸村は必ず灯りを消させる。
それを佐助は恥ずかしいからと思っているが、実は半分違っている。
明るい室ではまだ少し躊躇いがちに微笑む彼が蝋燭を消した瞬間見せる余裕を欠いた“男”の顔。
それが堪らなく愛おしいのだと。
幸村は月明りの中此方を見下ろすそれを引き寄せるべく手を伸ばした。
【お題:ロウソクを吹き消すと】
⑤戦国
佐助の根幹は異能に相応しい闇である。
それ故夜は箍が外れ殺り過ぎてしまう事も屡々だ。
味方を巻き込まぬ様そう言う時一人で敵と対する佐助のその顔を知る者は皆生きてはいない。
佐助の獣の顔を知るのはこの世には幸村唯一人だと、知ったら彼はどんな顔をするだろうと、死体の中一人佇む佐助は笑った。
獣の意味が少し違う。
④の話の実は後日談。結局秘密を白状させられた幸村氏。
【お題:こんこんとふる血の雨】
⑥戦国
幸村は色恋に関してまだ幼い。
二人きりの時甘えて体を擦り寄せたり拗ねる様は猫の様で愛らしいが、大人の触れ合いも望んで欲しい。
そんな小さな不満を零せば同僚は酷く呆れた様に。
「猫が体を擦り寄せるのは嫉妬と匂い付けが理由だ、阿呆」
言われて恋人の真意に気付いた佐助は熱くなる顔を覆い隠した。
才「大事だからと子ども扱いし過ぎて目が眩んだか」
佐「返す言葉もございません…」
【お題:嬉し気に身体を擦り寄せる】
⑦現代
休日の朝、佐助の髪が顔を擽る感触で目が覚める。
その瞬間が幸村は堪らなく好きだった。
普段はバンダナで上げて見えない彼の前髪は、触れると存外柔らかい。
寝顔を含めそれを知るのが自分だけと思えば頬が緩むのを堪えきれず、触れずにはいられまいと幸村は摘んだ茜色の髪を暫し指に絡めて弄んだ。
そして前髪を引っ張られる痛みで目が覚める佐助。正確にはとっくの昔に起きてるけどそれまで寝たふりしている佐助。
【お題:寝ている相手の髪をいじっている佐幸】
⑧現代・転生
佐助は容姿も人柄もよく人気が高いが、他人からのどんな賛辞も喜ばない。
笑顔で礼を言ってはいるが、欠片も思っていない事を幸村はしっかり気付いていた。
そんな彼が寧ろ蔑みを込めた言葉。
「何か真田の犬みたい…」
それに浮かべた恍惚の笑みは心からのものだったので、幸村はこの男は、と頭を抱えた。
幸「お前は詰られた方が喜ぶのではと噂が立っておるぞ」 佐「誤解です!」
後日幸村関係ない蔑みの言葉に氷の視線を浴びせられた人によりその誤解は無事解かれた。
【お題:犬みたい】
⑨現代・転生
己に無頓着な幸村は他人からの賛辞も悪口も気にしない。
そんな彼が唯一反応したのは幼馴染へのある言葉。
「何か真田の犬みたい…」
しかしそれは侮蔑への怒りも然る事ながら。
「あれを犬と呼んでいいのは飼い主だけであります故…」
笑顔で向ける容赦のない独占欲に、佐助はこの人は、と苦笑を浮かべた。
「仕方のない人…」
⑧と同じ世界線でもいいし、別でもいい。
【お題:犬みたい】
元は二人が「先に帰っておれと言ったのに…2時間も待つとは…犬か、お前は…」「わんわん」とかふざけて話してたのが原因。
才「つまりお前が原因だな」
佐「スミマセン」
⑩現代・転生
温めますか?
コンビニの定型文に佐助は顔も上げず結構ですと冷たく答えた。
温かな物は苦手だ。
いつも己を温めてくれたあの人の手を思い出すから。
彼がいない空虚に歯噛みし冷えた弁当に手を伸ばせばそれを包む温かな手。
「だからお前は手が冷たいままなのだ」
求め続けていた熱に佐助は縋り泣き崩れた。
「もっと温かな物をちゃんと食べろ」
「うん」
「冷えは万病の元なのだぞ」
「うん」
「俺が言うのも何だが、コンビニ弁当ばかりでは栄養が偏るぞ」
「うん」
この手があればもう寒くない…
コンビニで再会転生佐幸。
「うん」
「冷えは万病の元なのだぞ」
「うん」
「俺が言うのも何だが、コンビニ弁当ばかりでは栄養が偏るぞ」
「うん」
この手があればもう寒くない…
コンビニで再会転生佐幸。
【お題:あたためてください】
PR
この記事にコメントする
プロフィール
HN:
早和
性別:
非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
P R