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愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
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いよいよワクチン接種です!
ワクチン受けたら上田行くんだーーー!!










・佐幸
・戦国、現代、女体化混在

※何でも許せる方向け。










【140字集(139)】











①戦国

昔不安な事があった時、武士を志す弁丸は弱気を口に出来ぬ替わりに佐助の体に腕を絡めた。
そんな彼が閨で寝衣一枚で佐助の前に座る夜。
「怖い?」
聞けば勢いよく否定しつつもそっと佐助の腕に己の腕を絡めるのに佐助は彼の不安とそれでもと望む想いを知り、込み上げる愛しさに寄り添う肩を抱き締めた。
佐幸の初夜。
【お題:不安そうに腕を絡める】










②不明

齢十七にして枕絵一つ持たぬと言う幸村に政宗は酷く驚いた。
適度に気を抜くのも男の嗜み。
揶揄い半分に春本を渡すも幸村は不要と頑なで。
「そう言った事は夫婦となる者と致す事でありましょう。某には佐助がおります故不要にござる」
言葉の真意に気付くまで数秒。
我に返った政宗は件の男の名を叫んだ。
政「くそ猿ーーー!!!生まれっぱなしのpureに何してくれてんだてめぇぇ!!」
佐「あんただって春本渡そうとしてたでしょうが!」
本と実地は話が違うと政宗様。
【お題:真面目な顔で爆弾発言】
 
佐「大体旦那は夫婦云々とは言ってるけど、そう言う事してるとは一言も言ってないと思うけど?」
政「つまり、手は出してねぇと?」
佐「さぁね~。お~し~え~な~~~~い」
実際幸村は手を出されているのかいないのか。真相は本人達のみぞ知る。










③戦国

この世界を作った時佐助が願ったのはただ一つ。
幸村の幸せだけだった。
しかし何度繰り返しても結末は同じ。
彼は戦国の終わりと共にその命を散らすのだ。
「何で幸せになってくれないの」
血塗れの主を抱き嘆く佐助は己の影と最期まで共に戦場を駆ける事こそが彼の至上の喜びとは未だ気付いていなかった。
 
 

(俺はこの上なく幸せなのだがなぁ…)
 
察しがいい筈のこの男は一体いつ気付くのだろうか。
そう思いながらも気付いたらこの世界が終わってしまうかも知れないと思うと言い出せない死に際の幸村。
 
【お題:何で幸せになってくれないの】










④戦国

遠方での任務も昔はただ移動に時間がかかる通常の任務でしかなかった。
しかしいつからだろう。
見慣れぬ景色に、店先に並ぶ品に、つい目が止まる様になったのは。
あの子が見たら目を輝かせるだろうとか、土産にしたら喜ぶだろうとか。
思えば一層輝きを増す世界に佐助は目を眇めて道端に咲く花を摘んだ。
 


戻り土産話に花を咲かせ、いつか一緒に見たいねと言えば子供は一際嬉し気に笑った。
【お題:あなたに見せたい】










⑤戦国

彼を喪い全てを呪った。
こんな世界壊れろと思った。
蔓延る猿を殺して回れば一瞬目を焼く鋭い雷。
こんな光では世界は明るくならないが壊す程度の力はあったらしい。
そうして崩れ落ち行く奈落の底からごうと噴き上げる紅の炎。
己を照らし導く唯一の光を壊れた世界の先で見つけ佐助は歓喜に手を伸ばした。



【お題:世界の終わりは、幸せで】










⑥戦国

己に触れる佐助の指はいつも冷たかった。
それを彼は忍故に体温が低いのだと言っていたが触れる体は温かかった。
矛盾に首を傾げるそんな折偶然耳にした話。
人は緊張すると手が冷たくなると言う。
己だけではなかったのかと思えばその冷たささえ愛おしく幸村は氷の様な彼の指を温めてやるべく咥え舐った。



褥でいちゃこら。
この後温まった指が嬉しくて笑うと「随分と余裕があるみたいじゃない?」って見た事ない顔した佐助にむぎゅむぎゅされる。
 
【お題:冷え切った指先】









⑦戦国

真田幸村は戦国の世に散る運命と世界に決められているらしい。
正しい歴史を紡ぐ者が言う。
戦い敗れ散るは武士の運命。
彼らに敗けた己は兎も角佐助はと聞くと影の死は歴史に無い為見逃すと。
それは僥倖。
だが。
「これは某の物」
地獄まで己が連れて行くと幸村は隣に倒れる己の影を共に紅蓮の炎で包んだ。
 
これの命は俺の物。“世界”とやらの好きになどさせてやらぬ。
 
【お題:世界ごときに渡してたまるか】
#1日1佐幸
 


↓妄想詳細
新月の夜。
久々の逢瀬。
戦の後。
様々な理由が折り重なり兎に角気が急いていた。
「佐助!」
幸村が呼んでも止まれない。
殊この人に関しては己は待てが得意ではない。
狗の癖にと自嘲すればがちんと唇に衝撃が。
気付けば間近に幸村の顔と触れる吐息。
その切羽詰まった表情に彼も同じなのだと佐助は笑った。
 
 

早くと請われればもう止められず、あとはただ溺れるだけ。
 
【お題:待て、は得意じゃない】










⑨現代

佐助が高校に行かないと言い始めた。
合格から数日。
まだ入学もしてないのに。
理由は幸村がいないから。
呆れながらも拗ねた様に余所を向く姿に怒る気も失せ。
買ってやったのは紅の一つ石のピアス。
片方だけを強引に嵌め。
「もう片方は俺が持つ故」
来年迄待てと言えば佐助は頷き愛おし気に左耳を撫でた。
因みに佐助が行く気がないのに高校を受けた理由は当然来年幸村が入学した時の為。
【お題:ワンセットのピアスを一つずつ付けている佐幸】


↓補足的な
https://twitter.com/sayori_888/status/1408754501461241856









⑩現代・転生

爆発した髪のまま起きて来た幸村は毎朝真っ先に佐助の前に座る。
さぁ整えよと言わんばかり。
振り返りもせず。
一見傲慢にも見える行動。
しかし昔程には警戒心も薄れ、髪ゴムがあれば己でも結える幸村がそれでも佐助に髪を任せるその意味を思えば頬が緩み、佐助は笑いながらポケットから櫛を取り出した。
役目がある事に毎朝安堵する佐助と、無意識に役目を与えている平和な現代の主従。
【お題:笑いながらヘアセットをしてやる】
※警戒心が薄れたと言うのは無暗に斬り(殴り)かからなくなったと言う程度で佐助以外が手を伸ばしてきたら幸村は普通に避けます。






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早和
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非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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