愛嬌、愛らしさ、懸命
静かな思い
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梅雨明けましたね!
夏だー!!高校野球だー!!
旅行が今から楽しみです!!
あと夏コミも!!
TOPにあります恐れ多くも起稿させて頂きましたアンソロが無事に夏コミにて発行されるようなのでそちらも今から楽しみです!!
ログは48個目。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。
・佐幸
・戦国、現代、女体化混在
【140字集㊽】
①現代
凄いのだと幸村は興奮した様に言った。
5歳の彼は全てが珍しい歳頃。
何かを発見しては佐助に言う。
今日は何かと話を聞くとその手には糸電話。
これなら離れていても秘密の話が出来るのだと幸村は片方を佐助に渡す。
そうして糸に乗って届いた音は。
「大好きだぞ!」
いつも以上に擽ったくて佐助は笑った。
暫く遊んでその内離れてるのが寂しくなって飛び付いてくる。
【お題:この気持ちは君にどこまで届いてる?】
②現代
写真が苦手な幸村のそれは全て顰め面。
折角の卒業アルバム、一枚くらい笑顔は無いかと探していたらこれはどうと佐助が。
その携帯には体育祭で優勝旗を持つ満面の笑みや修学旅行で涎を垂らし眠る幸村。
結局幸村の妨害で貰えなかったが佐助の携帯を巡りじゃれ合う二人に慶次はそっとシャッターを切った。
【お題:何気ない瞬間】
幸村の自然体を難なく撮れるのは佐助さんだけ。
佐助さんは本気で写真をあげる気はなくて、見せびらかしたいのと幸村をからかいたかっただけとかでも楽しい。
③戦国
恋仲になっても忍の立場を忘れない佐助は褥でも痕跡を残さない。
目覚めた時には既に姿はなく後始末も終えており、いっそ宵の出来事は己の夢だったのではと思う程。
しかしある朝見つけた唯一の痕跡。
己の足に或いは腰に、深く食い込んだ爪の痕。
それが恥ずかしくも愛おしく、幸村はそっと指先で触れた。
【お題:食い込む爪】
④戦国
怒りに震える幸村を嬉しげに佐助が眺める。
そんな佐助の態度に幸村の怒りは更に増す。
何故お前は怒らぬのだと。
「狗などと罵られ!」
捕えた敵に真田の狗めと貶されたのが事の始まり。
佐助としては寧ろ誉め言葉だったのだが。
幸村には解らないのだろうと納得しない主を佐助は笑いながら宥めたのだった。
【お題:嬉しげに なだめる】
⑤戦国
弁丸は母の手を知らぬ。
生母は物心つく前に儚くなり、義母には疎まれ、異能を恐れ乳母もつかなかった。
しかしそれを寂しいとは思わない。
夕暮れ時母に手を引かれる子を見ていると。
「弁丸様、見つけた」
帰りますよと差し出された手は母の柔らかなものではなかったが、他の誰より弁丸には温かく感じた。
【お題:男の手 と 暖かい】
⑥現代・転生
佐助には苦手な物が三つある。
夏と破裂音とそして神社。
故に花火大会など最悪だったがクラスのそれを断りきれず赴けば。
「馬鹿者が」
途中で幸村に腕を引かれ境内を逆走。
「苦手なら最初から断らんか!」
近くの公園で怒鳴られ耳を塞がれ、花火の替わりに聞こえる幸村の心音に安堵して佐助は目を閉じた。
「何でわかっちまうのかねぇ…」
「お前の事だぞ。わからいでか」
…俺にも関わる事だしな。
【お題:消せない記憶】
3つの共通点は夏の終わり。
⑦現代・転生
幸村には妙な癖があった。
橋を渡る時に必ず欄干を叩くのだ。
石橋を叩いて渡るなんて我ながら似合わないと幸村も思うのだが。
「何か昔、強くそう言われた気がするのです」
誰かに…
言うと背後からかけられた声。
「気を付けろって言ったのは川の方なんだけどね」
その声の懐かしさに知らず涙が込み上げた。
記憶無しから~、の幸村と有りの佐助。
【お題:コツコツ橋渡り】
⑧現代
恋人と別れるのは侘しいものだ。
明日にはまた会えると言うのについ駅でいつまでも別れを惜しんでしまう。
「佐助、電車が来るぞ」
男らしい恋人は潔く背中を押してくれるのだが、己の方が余程女々しくその場から動けない。
このまま電車など来なければいいのにと佐助は定期よりも幸村の指先を握りしめた。
学パロの電車通学佐助×徒歩通幸村。
【お題:改札に詰まった愛着】
⑨現代
徒歩通学の幸村と電車の佐助。
二人は駅まで共に歩きそこで別れるのが常であった。
しかしある日佐助が忘れ物に気付き学校へ戻ると途中前を歩く幸村の姿。
声をかけると気まずげに実は学校から家は駅と真逆だったと白状し。
「少しでも長く共にいたかったのだ…」
余りの発言に撃沈し佐助はその場に蹲った。
⑧の続き。
【お題:なにこの可愛い生き物】
⑩-①現代(幸村)
佐助は化粧品を買ってきては幸村に使おうとする。
マニキュアと、口紅と。
真っ赤なそれを。
女扱いをされているなら腹が立つがどうやらそうではないらしく。
「ああ、やっぱり旦那には赤が似合うね…」
他の女には目もくれず、今日も幸村に化粧を施す佐助の意図を掴めぬまま幸村は赤く塗られた爪を噛んだ。
⑩-②現代(佐助)
佐助は戦場を駆ける幸村がとても好きだった。
常の幼い様もいいが、舞う様に敵を仕留め相手の血を化粧の様に唇や爪に掃いた様は妖艶で、見ると堪らず背筋が震えた。
平和な現代ではもう見られぬそれが惜しい佐助は、替わりの様に赤い色で幸村を飾りそれを眺めて満足気に笑った。
【お題:血濡れたマニキュア】
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プロフィール
HN:
早和
性別:
非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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