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愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
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小ネタ17個目!
いつまで続けるのか自分!

見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。










・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集⑰】







①戦国

大将である幸村は普段は真田の、武田の、そして甲斐のものだ。
しかし夜腕の中で己の与える熱に浮かされ身悶えて縋る。
この時だけは彼は自分だけのものだと錯覚出来る。
今だけでいいからと佐助は喘ぐ幸村の耳奥に吹き込むように囁きかける。
「俺の…幸村様…」
俺だけの。
言うと幸村が嬉しそうに笑った。



幸村は今だけじゃなくてもいいのになと思ってる。
【お題:今だけでもいいから】










②戦国
 
幸村は普段寝相がとてもいいらしい。
その性格の如く真っ直ぐ殆ど動かないそうだ。
伝聞形なのは佐助がその様子を見た事がないからだ。
佐助が傍にいる時は幸村は掛布を蹴っ飛ばして眠っている。
安心しきっているのだろう。
そう思うと頬が緩んで。
仕方ないなと笑い乍ら、佐助は今日も掛布を直してやった。



不寝番だって教えてなくて姿を隠しててもそうなんだから、本能って言うかホントあの人はさぁ…

長のノロケは今日も続く。
【お題:僕しか知らない君の秘密】











③戦国
 
長期の任は幸村と離れるので好きではないが、いい事もある。
それは戻った時の幸村の満面の笑顔。
それともう一つ。
報告の時もそわそわと落ち着きなく、終わって戻ろうとすると。
「佐助!こ、今宵は…」
滅多にない幸村からの褥への誘いに、佐助はだらしなく緩む頬を必死に隠して分かってますよと頷いた。



「この時の為に辛い任務も頑張れるってもんだよね~」

( -´∀`-)
【お題:そわそわ】
 
 
 
 
 
 
 
 
 
③- ②
 
長期の任から戻ると幸村が笑顔でとびついてきた。
それは常だが今日は手を握るとそのまま倒れ込む様に眠ってしまう。
どうしたのかと慌てると部下が苦笑し乍ら真相を。曰く佐助が戻る報せがあった日からそわそわして余り眠れていなかったと。
全く仕方ないなと佐助は手を握り返した。



同題でトマ様の素敵な絵に萌えて思わず押し付けたぶつです。
手繋ぎ佐幸が可愛かったのです・・・





④不明

佐助は背後から幸村を抱くのが好きだ。
正面からも悪くないしその方が口付け易いのだが。
背後から抱くと幸村が口付けを望んで佐助に手を伸ばしてくるのが求められていると実感出来るのだ。
今日も徐に手を伸ばし頬に触れてくる幸村に、佐助は果てしない充足感を感じながら口づけた。



むめい様のイラストに萌えて押し付けたぶつです。
【お題:おもむろに顔に触れる】
 









⑤現代(?)

佐助は時折唐突に体調を崩す。
それは病気の類ではなくストレスと過労と栄養失調だそうだ。
幸村が忙しくなると起こるそれ。
幸村に会えずストレスが溜まり食事が喉を通らず仕事に没頭して過労になるのだと聞いた時は呆れてしまった。
「構って欲しいなら素直にそう言え!」
幸村は怒鳴り乍ら看病に徹した。



別名、旦那欠乏症。
発症は無意識なのでどうしようもない。
お題:かまってほしいなら素直に言え】









⑥戦国・死ネタ
 
その昔佐助は言った。
忍は道具、感情なんてないから涙なんて流さないと。
その時己は高らかに宣言した。
「ならばこの幸村、いつかお前に涙を流させてみせようぞ!」
その願いを叶えた筈なのにちっとも嬉しくないのは何故なのか。
「旦那…死なないで…」
己の顔に降り注ぐ雫に幸村は苦い思いを噛み締めた。



【お題:初めて見た涙】










⑦現代・転生

いつからか、誰に言われたかも定かでないが幸村には心に刻む教えがある。
それは親切な人程下心を疑う事。
あんたは騙され易いからそれ位で丁度いいよと言う声が強く心に残っている。
「故に某は騙されぬ!」
最近出会った妙に親し気な男。
何が目的だと幸村が叫ぶと彼は苦笑し参ったねと茜色の髪を掻いた。



まさか過去の自分が障壁になるなんてね。

記憶有り佐助と無し幸村。
【お題:恋人になりたいだけなんですけど、】











⑧戦国
 
この戦国の世。
使えない奴は切り捨てるのが当たり前。
なのにこの二人。
戦術も碌に理解しない愚直な主の下死にかける部下とそれを庇って引かない主。
忍なんて捨てろと叫ぶ部下の言葉は尤もだろうに、出来ぬと聞かない少年に阿呆らしくなって。
「ぶわぁぁか!」
そう言い残して又兵衛はその場を後にした。



「お互い庇い合ってバッカじゃないんですかねぇ!?お前らみたいな馬鹿主従は俺様が手を下すまでもないんですよぉ!二人仲良く手を取り合って心中でもしてろぉ!羨ましい訳あるかぁ!」
「…根はそんなに悪い方では無いのかも知れぬな」
 
【お題:「ばーか」】










⑨戦国

信玄に可愛がられる幸村に嫉妬の目は少なからずある。
なまじ容貌が整っている為、体で寵を手にしているとの噂も時折立つ。
しかしそれは直ぐにかき消える。
何故なら。
「榊殿が急な病で身罷られたそうだ」
「へぇ、まだお若いのにね」
噂の元が消えるから。
その真相は佐助の手中の薬包と共に握り潰された。



「でも俺様あの人きらーい。旦那に直ぐつっかかるし」
「亡くなった方をそう悪く言うな」

そして忍は素知らぬ振りで。
【お題:内緒で ねじ伏せる】










⑩現代

恋愛事が苦手な幸村が萌え行動など知る訳がない。
ないのに無意識でしてくるから余計に性質が悪いと思う。
密やかなデート。
男同士の為表向きは只の買い出しの先で人混みの中こっそり服の裾を引く。
「は、逸れたら困るであろう…」
上目遣いで言ってくるのに佐助は今すぐ抱き締めたい衝動を必死に堪えた。



「何!?何なのあの可愛い生き物!!」
「真田が可愛いのは分かったから一々俺らにのろけるな…(うんざり)」

苦労するのは周囲ばかり。
【お題:服の裾を引っ張る】






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プロフィール
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早和
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非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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