忍者ブログ
愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
[133]  [132]  [128]  [130]  [129]  [127]  [125]  [126]  [123]  [124]  [121
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


夏が終わってしまいますね・・・
何だかあっと言う間過ぎて怖いのですが・・・
取り敢えず今年の夏も甲子園を見に行けて、家にいる時は皇で遊んで。
とても充実していたのではないかと思いますw





小ネタは16個目!
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。










・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集⑯】









①不明

その女が幸村を狙っている事に佐助は気づいていた。
幸村にはちっとも伝わっていなかったがその態度はあからさまだった。
だから佐助も態とらしく彼女が近付いてきた時を狙い幸村の頬を両手で包み顔を寄せた。
背後からは口付けている様に見えたろう。
慌てて去っていく背にざまぁみろと佐助は舌を出した。



「佐助、ゴミはもう取れたのか?」
「ああ、うん、もうどっかいったよ」

影で旦那に近付く輩を排除する佐助さん。
【お題:わざとらしく 両手で顔を包み込む】










②不明

幸村と念願叶って両思いとなった佐助であるが、まるで子供な幸村に中々手を出せず、結局は片想いとそう変わらない日々を送っていた。
そんな佐助が作り出した楽しみは、幸村に甘味を手ずから与え。
「佐助…もっと欲しい…」
その言葉を言わせる事だ。
痛々し気な周囲の視線は敢えて気付かない振りをした。
 


「猿飛・・・お前・・・」
「いいの!!放っといて!!」

【お題:それ、もう一回言って】










③現代

佐助が家で仕事をしていると幸村は大抵それを眺めている。
見つめられるのは悪い気はしないが気になって作業は捗らない。
「あんま見ないでよ」
額をつつき言えば構われた事が嬉しいらしい幸村は笑顔で更なる爆弾発言。
真剣なお前に見惚れていた等と言うから佐助はもう仕事どころではなくなってしまった。



「何なのあんたは~!!」って佐助が旦那を抱き締めてこの後は仕事そっちのけでいちゃいちゃコース。
【お題:嬉しげに 作業の邪魔をする】











④戦国
 
それを幸村は不思議な気持ちで見つめていた。
漸く訪れた泰平の世で、しかし幸村は己の居場所を見付ける事が出来なかった。
己は戦乱の世でなければ生きられぬのだと実感して。
今の自分には何の価値もないとそう言った瞬間。
佐助の目から零れた雫。
何故泣くのか。
尋ねると佐助は悔しげに唇を噛み締めた。



あんたは俺にとってはかけがえのない存在なのに…
どうして解ってくれないのか。

己の価値を解ってくれない幸村。
今熱い太平の世のスレ違い佐幸。
【お題:初めて見た涙】










⑤戦国
 
戦場での幸村はまるで水を得た魚だ。
「今日も絶好調じゃないの」
幾つも陣を落とし一息つく幸村に称賛の言葉をかければ当然だと言わんばかりの不敵な笑み。
「狙うは大将首!遅れるなよ、佐助!」
再び前を向いた獣の様な鋭い視線に佐助は背筋を震わせて、誘われるまま駆け出した幸村の後を追いかけた。



「ここで遅れちゃ、蒼天疾駆の名折れ、ってね!」

【お題:誘う視線】











⑥不明

初めての事は何でも戸惑うものだ。
それがイケナイ事であれば尚更。
しかし躊躇する幸村の耳元で佐助が低く囁く。
「大丈夫…俺様がいるから…」
それは甘美な色を持って幸村を優しく誘う。
恐怖が綺麗に拭われて行くのを感じながら、幸村は体の力を抜いたのだった。
堕ちるのも、共にならば悪くない。



【お題:甘い囁き】










⑦戦国

幸村の思い込みの強さは困りものだ。
託された国を傾け沈む気持ちも解るが眠れず食事も取れずやつれ果てた己の現状をそれに対する罰だと本気で考えている。
佐助の作った食事も要らないと言う幸村に、笑顔で米粒を頬につけていた頃を懐かしみ乍ら佐助は作ったそれを己の口に放り幸村に無理矢理口づけた。



お前の作ったものならば幾らでも食べられてしまいそうだ、なんて笑ってくれていたのにね。

3設定。
【お題:軽く 無理矢理食べさせる】










⑧戦国

褥でそっと抱き締め好きだよと囁くと、幸村は頬を染め嬉しそうに俺もだと答えてくれる。
それを聞く度佐助は何て可哀想なのだろうと思う。
幼い頃から刷り込み作り上げた今の関係。
本当なら可愛いお姫様の柔らかな体をその腕に抱いていただろうに。
ごめんねと心内で謝りながら佐助は幸村に覆い被さった。



でもお互い幸せなので無問題!
お題:あーあ、なんて可哀想な君】










⑨戦国

正面で尻餅をつく男。
彼は曰く尊いお方の血筋の価値ある存在らしい。
貴重な血を絶やす気かと男は叫んだ。
嫌だなと佐助は思う。
こう言う勘違いした輩は嫌いだ。
面倒で続く言葉も聞かず止めを刺す。
「悪いけど、俺様にとって価値があるのは一人だけなんでね」
血溜りに伏した塊に佐助は冷たく言い捨てた。



信玄の命で暗殺任務中の佐助さん。
佐助さんにとって幸村に関わりのない輩は石ころと同じ。
【お題:この世でただ一人だけ】











⑩現代

同僚の佐助がブライダル雑誌を眺めていた。
聞くと恋人が18になるのでこっそり指輪を贈ろうと考えているらしい。
しかしサプライズならば形も大事だがサイズはちゃんと知っているのか。
尋ねると当然だと言わんばかりに。
「あの子の事なら睫の長さまで知ってるよ!」
自信満々な佐助に元親は軽く引いた。



「睫の長さとか普通調べもしねぇよ!」
「え?ミリ単位で言えるけど?まぁ、勿体無いからいくら親ちゃんでも教えないけどね!」
「知りたくねぇよ!普通に怖いわ!」

【お題:軽く 指輪をはめる】
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
HN:
早和
性別:
非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
P R
忍者ブログ [PR]
Template designed by YURI