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愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
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小ネタ18個目!
もうすぐ200個~・・・



見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。










・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集⑱】










①現代
 
お持ち帰りが当り前のサークルの飲み会に気になっていた人を見つけ佐助は愕然とした。
真面目で堅物、でも優しい純朴な人と思っていたが。
裏切られた気分でこう言うの興味あるんだと嫌みを言うと。
「貴殿が参加されると聞いて無理にお願いしたのだ」
真っ赤な顔で言われ佐助はグラスを取り落としかけた。


 
【お題:お持ち帰りさせてくれる?】
大学パロの佐(女)幸。
佐助さんは前に教科書借りたとかで既に幸村が気になっていた模様。
きっとくっついた後は「二度とあんな事しちゃダメ!」って延々幸村の行動の危うさを説得し続ける。










②戦国
 
真田は忍の待遇がいい。
衣食住の充実に、幸村に至っては向ける情が甘過ぎる程だ。
「こんなに甘やかされちまったら、もう他じゃやっていけないんじゃないの?俺様達」
笑い話を装いそう告げると。
「元より手放すつもりもないから安心しろ」
そんな男前の台詞を吐かれ、忍はその甘やかさにまた撃沈した。



「何もう、どんだけ忍を骨抜きにする気なのあの人!」
「忍って言うか…主に長ですよね。まぁ、俺らも大概ですけど…」

長には遠く及ばない。
お題:手放すつもりも、ないですけれど】










③戦国
 
何者からも守ると決めた。
傷付けまいと、泣かせるまいと。
しかし今、彼が顔を歪ませ涙を浮かべる原因は己であり、それを喜んでいるのだから益々もって救えない。
ぐっと距離を縮め隙間をなくす様に腰を押し進めれば喉を反らし喘いだ幸村の瞳から溜まっていた雫が散る。
舌で掬うとそれは甘露の味がした。



【お題:舌で掬う】

 









④現代

佐助は薔薇が好きらしく、よく幸村に贈り物としてそれをくれた。
最初は1本。
次は7本。
花は高いし気持ちだけで充分だと言ったら翌年3本のそれを贈られ告白された。
次年は11本にまた増えて。
今年はとうとう99本。
こんなにどうするのだと言ったら来年は108本あげるねと言われて呆れてしまった。



そして彼は、流石に999本用意するのは大変そうだなぁと楽し気に。
【お題:花言葉なんて、貴方は知らないでしょうね】












⑤不明

初めて褥を共にして後、幸村は掛布の中に隠れ出てしまった。
嫌だったかと問うと逡巡の後小さく首を振る。
じゃあ気持ち良かった?と聞くと即座に大きく首を振られた。
しかし本心は真っ赤な耳が伝えてくれる。
「嘘つき」
そう言って意地悪に耳殻を食むと悲鳴と共に天岩戸が開かれた。



とまちゃんに捧げたイラスト妄想文。
【お題:意地悪に耳を噛む】

 









⑥現代

朝つい出てしまうあと5分の一言。
しかし佐助の同居人はそんな甘えを良しとせず強引に布団を引っぺがしにかかる。
「起きるから旦那、ぎゅーってさせて」
妥協案で両手を広げると呆れながらも腕の中に収まってくれる可愛い恋人。
5分とは言えないけれど。
「あと5秒」
言って佐助は至福の時間を楽しんだ。



本当は朝強いくせに、これをしたいが為に寝起きが悪い振りをする佐助さん(23)。
【お題:あと5秒】











⑦戦国

佐助への恋心に気付いた幸村は恋仲となるよう佐助に迫った。
しかし佐助ははぐらかすばかり。
「接吻もした事ないお子様に手は出せないでしょ」
納得出来ずに仕方なく手近で済ませ、してきたからさぁ付き合えと迫ったら。
「…相手は誰?」
恐ろしい笑顔で追い込まれ、幸村は己が何か間違えた事を知った。



せめてもう少し情緒が育つまで待ってやろうってこっちは折角我慢してるってのに、と宣う佐助が白状させた幸村のちゅーの相手は近所のわんちゃんだったと言うオチ。
【お題:いじわるに 壁に追いこむ】










⑧戦国

幸村を気に入った慶次はよく上田を訪ねる様になったが、頻繁過ぎて側近の忍に幸村を狙っているのではと要らぬ警戒をされてしまった。
誤解を解こうと幸村は好みじゃないと言えば。
「うちの旦那に魅力がないって言いたい訳?」
いい度胸してるねと凄まれ、恋する人は好ましいが時に面倒だなと慶次は思った。



色々ダメな佐助さん。
お題:いい度胸してるね?】










⑨不明

徐に手を伸ばし、さ迷い触れた佐助の手を握る。
褥での幸村のこの行動。
理由を聞くと落ちそうな感覚が恐ろしいらしい。
追い詰める相手に縋る。
それがどんなに佐助の優越感を擽るかなど幸村は考えもしないのだろう。
狂暴な気持ちを抑えられず、佐助はしっかりと手を握ったまま更に深く幸村の奥を穿った。



無意識に佐助さんの雄の部分を擽る旦那っていいと思います。
【お題:おもむろに 手を握る】










⑩戦国

昼の縁側。
団子のタレをつけた幸村の口を拭う佐助に誰かが言う。
猿飛殿は本当に母御の様だと。
しかし佐助は思う。
こんな母親いて堪るかと。
幼い頃から信頼を刷り込みいつか全てを食らわんとする己が慈しむ母の筈がない。
本当に母の愛なら良かったのに。
苦い思いで佐助は己の膝で眠る幸村の髪を撫でた。



「裏切ってて、ごめんね…」

お題:だってこんなの、愛じゃない】



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早和
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自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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