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愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
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先日は春コミお疲れ様でした!
別ジャンルの友人がプチを開いた為その手伝いとして参加していたのですが、久々のサークルの雰囲気、楽しかったです!
佐幸本が少なかったのはちょっと残念ですが(´・ω・`)
 


佐幸もっと増えろと念じながら書くログは66個めです。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。










・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





 【140字集(66)】




①現代・転生

好きな色を聞くと速答で赤と答えるくせに、幾つもの色違いの中から選ばせると幸村が選ぶ色はいつも緑だ。
「この色は某のものにござる」
言い切る彼に苦笑して。
「と、弟は言うのだけど、この色は本当は誰の色だと思う?」
背後で立ち聞く男に尋ねれば彼は赤面した顔を隠す様にその場に頭を抱えて踞った。



幸村の物なのは緑色ではなくその装束を纏った男。

【お題:その色は誰の色?】










②不明
 
幸村は人に触られるのが苦手だ。
不意に近付かれると酷い時は手が出る事も。
しかしそれがたった一人に対してはガラリと変わる。
触れられると落ち着いてもっと触れてほしいとすら思う。
そのまま口にすれば相手は息を飲み。
「あんたは少し発言のやばさを自覚しようか」
そんな事を言われ幸村は首を傾げた。



【お題:もっと、触って】


通常の二人でもいいし、転生で幸村記憶無しの二人でも楽しい。










③戦国
 
戦で深手を負ってしまった。
佐助は呆れた様にあんたの怪我はいつもの事だと溜息をつき、そのそっけなさに幸村は唇を尖らせたが、夜半に目を覚ました折に彼が枕元で顔を覗き込み呼吸を確かめては安堵の息を吐いているのを知ってしまうと、胸が締め付けられる思いでもう無茶はすまいと幸村は心に誓った。



【お題:顔を覗き込む】











④戦国

秘密の共有は距離を縮める。
だから幸村は昔から佐助と秘密を作るのが好きだった。
内緒話、城下への脱走、秘密の隠れ家。
そして今は。
皆寝静まった真夜中に二人、縮める距離すら無い程に抱き合って。
「さ…ぁっ」
呼ばう声すら唇に呑まれ、幸村はやはり秘め事は好きだと夢中で目の前の体にしがみついた。



【お題:秘め事】










⑤戦国

忍とは耐え忍ぶ者である。
とは言えそれにも限界はあるのだと佐助は主の態度に対して不満を洩らす。
その態度とは。
「あの人何であんな距離近いの!?話してると顔近付けてくるとか誘ってるのかよ!」
ちゅーするぞこの野郎と叫ぶ長に、それを見守る我々の方が耐え忍んでますと部下達は溜め息を吐いた。



今日の誕生花は白樺木。花言葉は「忍耐強さ」。本日お誕生日のawa様へ。
 









⑥現代・転生
 
漸く見付けた幸村は前世の記憶の所為でおかしな子と家族から敬遠されていた。
直ぐに引き取り己の元へ呼び寄せたが。
「子供の身では給金は払えぬし役に立つ事も出来ぬ」
どうすればなんて事を言う為。
「取り敢えず愛される覚悟はしておいて」
子供は愛されるのが仕事だと佐助は小さな体を抱き上げ笑った。



【お題:愛される覚悟をしておいて】











⑦戦国・死ネタ
 
決して許すつもりはなかった。
後追いなど。
忍は武士ではないのだから主に殉ずる必要はない。
しかしその声が余りにか弱く、まるで迷子の童の様だったから。
「旦那・・・置いてかないで・・・」
心臓を鷲掴まれた様な心地で幸村は最後の力を振り絞り血塗れの手で槍を握った。
「共に・・・逝こう・・・」



お題:置いていかないで】











⑧不明

佐助はいつも穏やかに幸村の話を聞いてくれる。
その優しさを好きだと思う反面余裕さを悔しく思う時もある。
しかし最近。
「旦那、その話はいいや。止めよう」
あからさまに嫌な顔で話を切る。
彼らしからぬ態度。
その嫉妬と子供の様な態度が見たくてつい日に一度は政宗の話題を出してしまう幸村であった。



お題:嫌いなモノは嫌い】










⑨現代

常の幸村の朝は早い。
しかし休日は途端に起床が遅くなる上佐助が揺り起こしても布団から出て来ず、あまつさえ佐助も引きずり込もうとする。
しかしその原因が幸村の怠惰ではなく前夜に遅くまで寝かせてやらなかった己にあると知る佐助は、仕方ないなと緩む顔で誘われるまま己も幸村の隣に横たわった。



【お題:朝寝坊】










⑩戦国

硬く目を瞑り拳さえ握り幸村は言う。
「覚悟は出来ておる!」
まるで裁きを待つ罪人の様。
さぁ一思いになんて閨に相応しくない台詞はいっそ打ち首かと呆れる程。
しかし最も呆れるべきはそんな色気の欠片も無い様を可愛いと思ってしまう己。
我ながら末期だなと苦笑し佐助は幸村を褥へとそっと押し倒した。



打ち首も切腹も怖れない彼が震えながらも身を委せてくれる。その姿が堪らなく愛おしかった。

佐幸初夜。
【お題:覚悟はできてる】
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早和
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自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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