愛嬌、愛らしさ、懸命
静かな思い
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仕事はあるし引き籠り生活は苦ではないものの、そろそろ上田にいきたーーーい!!!
そう叫びつつ佐幸妄想をしております。
久し振りの140字纏めです。
・佐幸
・戦国、現代、女体化混在
※何でも許せる方向け。
【140字集(132)】
①戦国
怖いもの知らずの弁丸は無茶ばかりして佐助の手を煩わせた。
当初はそれを面倒に思っていたが、愛情が足りぬまま育った子供は相手を試す為に態と無茶をすると聞き。
「…佐助、怒ったか?」
今日も木から落ち恐る恐る尋ねる弁丸に、彼が足りるまで何度でも与えてやろうと佐助は怖がりな子供を抱き締めた。
――からの拳骨ぐりぐり。
佐助「でも怒りはします。危ないでしょうが!」
弁丸「す、すまぬぅ!」
【お題:好き好き大好き、愛してる】
母から貰えなかった愛情は佐助から与えられ満たされたけれど、満たされ過ぎて佐助なら大丈夫と無類の信頼で無鉄砲はそのまま板についてしまった真田さん。
②不明
幸村に佐助との仲を進展させたいと相談された。
そのまま伝えればいいと返すと破廉恥な事を願い嫌われるのが怖いと言う。
同日佐助からも同じ相談を受けた為強引に迫ればいいと返すと軽蔑されたらどうするのと嘆かれた。
恋は臆病になるものだが二人の口付けはいつになるかと慶次は遠い目で空を見上げた。
「だって二人共相手に言うなって言うし、絶対大丈夫だって言っても信じてくれないんだもん!」
慶次の嘆きの日々は続く。
【お題:そんなことをしたら嫌われてしまうでしょう?】
ここまで大騒ぎしてまだ口づけかよ!って周囲からの突っ込み。
③戦国
歳の割にしっかりとしている弁丸。
朝の仕度も食事も稽古も、傷の手当すら自分でする。
当初は楽でいいなと思っていたが、具合が悪い時ですら一人で床に籠ろうとするので流石に何かないかと気持ちを聞くと、小さな声で告げられたのは。
「…寂しい」
幼い本音に胸を突かれ、佐助は傍にいるよと手を握った。
何でも一人で出来るんじゃない、一人でせざるを得なかったのだと気付いた佐助の過保護生活はここから始まる。
【お題:寂しい、と呟いて】
④現代・転生
「旦那…起きて…」
恋人の甘い囁きと口付けで迎える朝。
まるでお伽噺の様だが幸村にとっては少し違う。
口を塞がれ息が出来ず、普通に起こせと噎せて咳き込み文句を言う。
しかしキスで目覚めるなんてお伽噺みたいだと同じ事を語る男の瞳が何処か泣き出しそうに見え幸村は止めろと言う言葉を飲み込んだ。
「時々、これは本当に夢物語の中なんじゃないかって思えてくるんだ…」
「現実だ、馬鹿者…」
そう告げて、生の証である吐息を分け与えた。
【お題:おとぎ話のよう】
⑤現代・転生
首だけになった愛しい人に何度も口付けた過去を覚えている。
だから今眠る幸村が口付けで目を覚ます事が夢の様で、佐助はそうする事を止められない。
しかし彼は姫ではなく。
時折本当に此処は夢の中ではと沈む佐助をその度に引き上げてくれる彼は紛れもなく王子の方だと佐助は抓られた頬をさすり笑った。
佐「この間はキスで慰めてくれたのに~」
幸「毎度甘やかすと思うなよ」
それでもこの毎朝の行為を止めろと言わない辺り、十分甘やかしてると思うけどね…
時折平手だったり、拳になったりもする。
【お題:夢みたいだ】
④と繋がってます。
⑥現代・転生(学バサ)
首を集めていた。
守らなければと強く思い、しかし腕に抱えれば本物ではないと部屋の隅に転がす日々。
首の散らばる部屋で一人本物を探し、求め伸ばした手に飛び込んできた熱い火の球。
「佐助ぇ!」
やっと見つけたと叫ぶそれは体が付いて上手く抱えられなかったが、手にした喜びに佐助は抱き涙を零した。
【お題:本物が見つからない】
⑦現代・転生
前世の記憶が戻る前、佐助は己の幸村に向ける想いを申し訳なく思っていた。
ただの幼馴染みに向けるには異常と言える程のそれ。
前世を思い出してからはその執着の理由には納得したが罪悪感は消えず、寧ろ。
「最っ低…」
あんなに大切だった主に邪な想いを抱く己の劣悪さに佐助は自己嫌悪の溜息を吐いた。
【お題:最低】
⑧戦国
幸村がくしゃみをしていた。
腹を出して寝ているからだと諫めれば主からこんな一言が。
「他の不寝番に聞いても俺の寝相が悪いと聞かぬぞ?」
幸村が安心して熟睡するのは他ならぬ佐助の前でだけ。
他の誰も、幸村本人すら知らぬ秘密の姿に佐助は緩む顔を隠し、またくしゃみをした幸村に鼻紙を押し付けた。
幸「お前、俺をからかおうと適当なことを言うておるのではなかろうな?」
佐「さーて、どうでしょうねー」
【お題:僕しか知らない君の秘密】
佐助以外の前では熟睡出来ず寝相も綺麗、佐助が傍にいる時は熟睡して寝相が悪くなる幸村が好きです。
⑨戦国・キスの日1
お前は連れて行くと幸村は言った。
大阪への招集。
地獄への道行の話だ。
酷い主ですまぬなと申し訳なさそうに笑う彼は、その言葉に自分がどれだけ歓喜したか知らないのだろう。
己の世界を象る唯一の人。
貴方にならこんな命幾らでもと、佐助は眠る幸村の足元に伏せ布団からはみ出た爪先に恭しく口づけた。
九度山出発前夜の話。
【お題:佐助が幸村に穏やかに爪先に崇拝のキスをする】
「崇拝」の意味を調べると「神聖なるものに自己の全的依存を告白すること」とあって佐助ぇ・・・ってなった・・・
全的依存ですよ!?猿飛佐助ぇ・・・
⑩戦国・キスの日2
徳川の本陣を目前に幸村は肩で息をしていた。
きっと彼の体力は限界だ。
それでも吐き出した血を拭い振り返った彼は美しい程の笑みを浮かべ、手を伸ばし背後の佐助の服を掴むとぐいと強く引き寄せた。
「佐助…俺の忍、そして友よ」
最期まで共に来よと触れた唇は温かく、血の味がいつまでも消えなかった。
夏の陣只中。
まるで契約の様な血の味のするキスだった。
【お題:幸村が佐助に妖艶に唇に愛情のキスをする】
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プロフィール
HN:
早和
性別:
非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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