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何となく今回は連作が多かったです。
特に後半連作ばかりで途中で切るのが嫌だったので今回11個載ってますw
(その分次回9個にします)
そんなログは122個目。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。
・佐幸
・戦国、現代、女体化混在
※何でも許せる方向け。
【140字集(122)】
①戦国
「昌幸様、信玄公からの返書です」
「勿体ないお言葉です、信幸様」
「じゃあ旦那、何かあったら呼んで下さいよ」
何気ない会話。
だが幸村は自分一人が名でない事が気に食わなかった様で後で何故だと問うてきた。
一応理由はあるがそれを伝えるのは恥ずかしい佐助はどう主を納得させるかと暫し頭を悩ませた。
「真田忍でも自分の主は幸村だけ、と言う主張だろうねぇ、あれは」
「それ以外ないでしょう」
父と兄はお見通し。
【お題:この世でただ一人だけ】
②戦国
武田に臣従するから話がしたいと言ってきたある国の男。
呼ばれ向かえば突然囲まれ捕らわれ地面に押さえつけられた。
言われるまま丸腰で来るとはと嘲う男に幸村は同じ嘲笑で返す。
「某が丸腰に見えるとは其方の目は節穴か?」
直後影から現れた刃に周囲は血に塗れ男は武器の在処を探す間もなく息絶えた。
「丸腰で来いとは言われておらぬ。槍と刀は置いて来るようにと言われたからな。約定は破っておらぬぞ?」
何食わぬ顔の主に忍は思わず口笛を吹く。
【お題:武器の在処】
③現代
「お前にぷろぽぉずをしても構わぬだろうか」
幸村の言葉に佐助は思わず吹き出した。
要件そのままのそれは前置きになっていないが幸村はお前の人生を縛る言葉を告げていいか分からなかったと真剣だ。
寧ろ言葉だけでなく全てであんたに縛り付けてくれと願う佐助はお馬鹿さんと笑い頷き言葉の先を促した。
プロポーズの日。
【お題:縛りつけて】
④戦国
佐助は褥で幸村に強請る言葉を言わせるのが好きだ。
意地が悪いと詰られてもどうしてもそれを止められない。
だって我欲が少なく滅多に人に請う事をしない幸村が己にのみそれを覆す至福。
更に請われたのは己自身だなど。
止められる訳がないと佐助は今宵も意地悪く喘ぐ口からその言葉が溢れるのを待った。
意地悪く一体何をしていたのか…
【お題:もっとって言って】
⑤戦国
昔から強請る事は得意ではなかった。
全ては父、又は後の兄の物である事は理解していたし、只でさえ火を生む鬼子と疎まれていた己が我儘を言い嫌な顔をされるのも怖かった。
けれど佐助はそれを受け入れあまつさえ本当に嬉しそうな顔をするから。
幸村は泣きたい程の至福の中もっととその背に縋り付いた。
④の続き。縋らせる為の意地悪はご愛嬌。
【お題:欲望に任せて 縋り付く】
⑥戦国
宴の席で酔った幸村が眠たげに凭れ掛かってきた。
大将になってもこれだから目が離せないと佐助がぼやくと佐助がいない席で幸村が酔い潰れる所は今迄見た事がないと皆が言う。
佐助殿がいると気が抜けるのでしょうなんて言われたら別の意味で目が離せないと佐助は甘える様に顔を埋める幸村に天を仰いだ。
「おや?佐助殿、顔が赤いようですが…酒が回りましたかな?」
この後からかわれまくった副将は大将を抱き上げさっさと宴から退散した。
【お題:酔っぱらって もたれかかる】
⑦戦国
久し振りの佐助がいる宴に浮かれて杯が進んだか或いは気が抜けたのか。
その日は酔いの回りが早く眠気に隣の佐助に凭れかかった。
仕方ないなと呟く声は優しく昔弁丸を甘やかした時の様。
調子に乗って寄り掛かればそのまま抱いて運んでくれる、幸村は何処より安堵出来る揺り篭の様な腕の中で目を閉じた。
【お題:調子に乗って 寄りかかる】
⑧ケモ
弁丸が腕の中で眠っている。
気に入りの佐助の尻尾を抱き締め満足そうに。
寝顔は何の不安もなく、彼の己への信頼を思えば当然だがその腕が実は寄り添う体を押さえ付け暴いてやりたいと思っていると知ったら彼はどう思うのか。
その信頼を裏切る事。
これ位なら許されるだろうかと佐助は鼻先を甘く噛んだ。
【お題:許してくれるかな】
リクを募集してらしたゆた先生にお願いしたケモ佐弁から妄想しました!
https://twitter.com/bsr_yuuta/status/1138480169272971264
⑨ケモ
弁丸は最近己が皿に乗り佐助と向かい合う夢を見る。
夢の佐助は弁丸様を食べる訳にはいかないけど味見だけと鼻を噛む。
瞬間走った痺れは甘く。
目を覚まし心地好い微睡みに思わず。
「佐助に食べて貰うの…気持ちいい」
呟きお返しにと抱いていた尻尾を口に含めば佐助は凄い顔になり尻尾が急激に膨らんだ。
あぁ、このまま食べて貰いたいなどと…
【お題:相手の服を抱きしめて寝ている佐幸】
⑧の続き。
⑩
弁丸が一人で寝ると言い出した。
つい先日まで満足気に佐助の尻尾を抱いていたのに。
すわ下心がバレたかと緊張の中理由を聞くと佐助が顰め面で嫌そうだからと。
「弁が変な夢を見る様になって嫌になったのだろう」
夢も己の気持ちも知っていたのだろうと涙ぐむ子供に佐助は僅かな期待を込め手を伸ばした。
「変な夢って…何?ね、教えて…?」
尋ねる声にからかいは見えず孕む切実さに弁丸はおずおずと口を開いた。
【お題:どうせ知ってたんでしょう】
⑨の続き。
①ケモ
弁丸の夢と願いを聞き、本当に良いのかと問うとそれは此方の台詞だと返された。
「お前こそ覚悟はあるか」
迷いを見透かされたと思った。
大切に慈しんできた子を汚してしまうのではと正直な所まだ躊躇いはある。
けれど他ならぬ彼が望んでくれるなら。
腹を括って佐助は鼻ではなくその唇に甘く噛みついた。
「よし!ならばお館様にご挨拶に参るぞ!」
「あー!そっちの覚悟も必要だったー!」
愛子を貰うんだから…殴られるだろうな~…(遠い目)
【お題:覚悟はあるか】
⑩の続き。終わり。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。