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愛嬌、愛らしさ、懸命 静かな思い
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まもなく健康診断の為臨時ダイエット中です。
辛いです。
美味しいもの好きなだけ食べたい・・・

 
 
 
 
ログは71個めです。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。










・佐幸
・戦国、現代、女体化混在





【140字集(71)】





①現代
 
幸村が突然佐助に向かい両手を広げた。
抱擁を求めているとは直ぐに知れたが仕事が残る佐助はちょっと待っててとそれを制す。
しかし背を向けた佐助に再度の声。
「佐助」
無言の圧力が己が甘えたい訳でなく徹夜続きの佐助を甘やかそうとしていると気付いた佐助は敵わないなと素直に広げた両手に包まれた。



【お題:両手を広げてハグを求めている佐幸】










②現代・転生

5月7日0時、狂おしい焦燥感に佐助は携帯を手取った。
しかし幸村はとうに寝ていると思い直し電話を切る。
すると直後携帯が震え。
「直ぐ切るな馬鹿者」
幸村からのコールバック。
おかしいのは近くで重なる声がする事。
慌てて声を辿り扉を開ければそこには幸村の姿があり、佐助は温かな体に縋り付いた。



【お題:午前0時のイタズラ電話】










③現代・転生

最近再会した前世の影。
出会うまで長くかかった所為か待つ事が苦手らしく、待ち合わせの度に迷子の幼子の様な顔をする。
なので待ち合わせの三十分前に来てみたが。
「何故もうおるのだ!」
問えば。
「あんたを待たせるより待つ方がマシ」
どこまでも健気で難儀な男の泣き笑う顔を幸村はそっと抱き締めた。



「分かった。もういい。次からは待ち合わせはせぬ」
「・・・え?」
「お前、家まで迎えに来い」
「・・・御意」

「てか、てめぇらもう一緒に住め!毎度毎度鬱陶しい!!」(by政宗)

【お題:待ち合わせの時間より早めに来ている佐幸】











④現代・転生

転生した佐助を見つけたのは信幸だった。
しかし理由は弟の為。
幸村が拒食気味らしく。
「食べても味がしないそうだ」
砂を噛む様な姿が不憫で探させたとの事。
歳に比べ細く小柄な主に急ぎおやつを作って兄に渡せば。
「…佐助?」
一口で泣き出し辺りを探す幼子に佐助は堪らず見ていた物陰から飛び出した。



【お題:あなたの味】










⑤現代

幸村は佐助がいないと何故か熟睡出来ないと言う。
その為不在の折は彼の部屋着を抱いて眠る。
それは非常に可愛らしく恋人としては胸を締め付けられる光景だが。
「佐助…?お帰り」
佐助が帰宅し目覚めても服を離さぬ幸村に、どうせなら本物を抱いてよと佐助は拗ねた気持ちでしわくちゃの布を放り投げた。



【お題:相手の服を抱きしめて寝ている佐幸】











⑥不明

色恋に疎い己はいつも佐助に振り回され、それが不満で余裕の無い所を見せよと言えば佐助はあっさりいいよ、と。
そして直ぐ様押し倒され褥で滅茶苦茶にされ正体を失くす。
性急さに待ってくれと懇願しても。
「余裕がなくてご免ね?」
ニコリ微笑まれ目的は達した筈なのに釈然としないと幸村は歯噛みした。



【お題:余裕がなくてごめんね】










⑦戦国

最後の出陣前に幸村に呼び止められた。
この慌ただしい中何かと問えば。
「お前に言わねばならぬ事を思い出した」
そう言いつつ彼は馬に乗り歩いていく。
そして振り返り何かを小さく囁いた。
「では行って参る!」
笑顔で手を振る彼。
落とした声音は最初から聞かせるつもりがなかったのだろか。
好きだ、と。



「それとも俺様が読唇術を使えると分かってたから?」

立ち尽くした忍は顔を覆った。



(【お題:聞こえなかった告白】











⑧戦国

真田は忍をよく使う。
その為佐助は幸村にも忍の恐ろしさは幼少から教え込んだ。
筈だったが。
「結果がそれか」
「人の主をそれとか言わないでかすがちゃん」
他国の忍が来ても縁側で眠る幸村の姿が己への信頼からと知る佐助は甘えた様に握られる指先にこんな筈じゃなかったのにと言いながらも頬を緩めた。



忍の能力、恐ろしさを知る事で比例して佐助さんの凄さを改めて知って結果佐助が傍にいれば大丈夫に繋がった希代の忍使い。

【お題:甘えたしぐさ】










⑨現代

初めて二人で出掛けた日、佐助は幸村の服に驚いた。
可愛いが妙に洒落た感じがらしくない。
問うと彼は迷った末政宗に見立てて貰ったと白状した。
「で、でぇとで何を着ていいかなど分からぬ故…」
悩んでくれたのは嬉しいが見立てた相手が気に入らぬ佐助は真っ先に今日の行き先を服屋に変更したのだった。



佐「これからは選ぶのも脱がせるのも俺様に全部やらせてね!?」
政「どさまぎで何言ってやがんだこのくそ猿」

【お題:お出かけの日の服を一生懸命選んでいる佐幸】











⑩戦国

飴色のとろみのついた液体を指先に掬って差し出した。
毒だよと、そう言った己の指を躊躇う事なく口に含んだ幸村の瞳は怯えも疑いも欠片も無く。
毒ではないと信じているのか、或いは毒でもいいと思っているのか。
「甘いな」
それだけ返す主に佐助は堪らぬ気持ちで毒を含んだ甘い唇をそっと己も口にした。



お題:指先に塗られた嘘と本当】






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プロフィール
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早和
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非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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