愛嬌、愛らしさ、懸命
静かな思い
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段々繁忙期に近づいてきて欝々としています・・・
残業嫌い・・・
そんな日々の癒しは学バサと佐幸です。
ログは114個目。
見易さの為に改行などの手を若干加えております。
戦国、現代など混在しておりますのでご注意下さい。
・佐幸
・戦国、現代、女体化混在
【140字集(114)】
①戦国
家康様は太陽だと黄色い甲冑の彼らは言う。
彼のもたらす泰平の世でその光を見守るのがどうやら彼らの幸せらしいが。
死の間近に迫る戦場で命の半分とも言える背を任され、俺の影はお前だけだと唯一無二を称され絶対的な信頼を向けられる。
あの喜びを知らないなんて可哀想にねと佐助は彼らを嘲笑った。
遠くから見守るだけが幸せなんてさ。
【お題:君たちの幸せは、悲しいね】
②不明
近所の猫をいつも構う幸村。
甲斐あってか最近は猫も幸村に擦り寄る様になってきた。
しかしそんなに猫好きだったかと思い聞くと。
「お前に似ている気がしてな」
お前が甘えてくれた様で嬉しいなどと。
意趣返しに肩に頭を擦り寄せ囁く。
「本物が懐くか試してみる?」
驚いた幸村の顔に佐助は溜飲を下げた。
その後猫が体を擦り寄せるのはマーキングの意味があると知り近付かせない様になる大人気ない助。
【お題:試してみる?】
③戦国
徳川家康の周囲からの信望ぶりは凄まじく、その温かな人柄もあってか太陽と称されているらしい。
それを羨ましく思う事もあれど。
「家康様は日ノ本の太陽なのだ!」
「まともに見ると目が潰れるってか?」
称賛の声にも皮肉を返す。
ただ一人己を慕い支えてくれる彼がいれば自分は大丈夫だと幸村は笑った。
「てか、あんただってめちゃめちゃ慕われてんでしょうよ!俺様が毎日どれだけ羨ましがりと言う名の嫌がらせ受けてると思ってるの!いい加減自覚と自信を持ちなさいっての!」
と、帰陣してからほっぺ引っ張りの佐助のお叱り。
【お題:「君は僕の太陽だ」「まともに見ると目が潰れるってか?」】
④戦国
幸村は幼い頃から佐助と約束をしたがった。
何処に行こう、何をしよう、来年も一緒にと。
その度強請られた指切りを忍は約束は出来ないと断り続けた自分。
そうしておきながら我ながら勝手だとは思うけれど。
戦場で動かなくなった幸村の己と二人の指を切り、どうか来世も共にと佐助は内緒で指切りをした。
指切りげんまん嘘ついたら――
また出会えたら一万回殴ってもいいから…だから、どうか…
【お題:内緒で 指切り】
⑤不明
色恋に不馴れな幸村を脅えさせぬ様口付けは彼の気持ちが成長してからと決めていた。
しかしいざその時を迎えれば、一瞬の触れ合いの後真っ赤な幸村と目が合い佐助は己の頬も急速に熱くなるのを感じる。
思えば今までのそれは全て仕事で己も所謂初恋の様なものだと気付き、佐助は天を仰ぎ視線を逸らした。
【お題:軽いキスの後に顔を真っ赤にして見つめあってる佐幸】
⑥不明
佐助と違い色恋が苦手な己は接吻だけで一大事だ。
初めてのそれは一瞬だったが心臓が破裂しそうな程。
佐助は慣れているからきっと平然としているのだろうと悔しく思い目を開けると、しかしそこには己と同じ様に真っ赤な顔をした彼が。
ほんの一瞬で世界が変わった心持ちで幸村は堪らず佐助に抱き付いた。
【お題:ほんの一瞬の出来事】
⑤のちょっと続き。佐助視点→幸村視点的な。
⑦戦国
水底でもがき苦しんだ。
その苦悶を幾夜も見てきた佐助だから、今の幸村の安らかな寝顔はただ純粋に嬉しかった。
安堵した。泳ぎ疲れて満足し、漸く手足を止めた幸村の、その腕を、足を、首を、奪おうと群がる徳川兵は皆殺し、佐助はせめてこの眠りは守るのだと冷たくなった彼の体を腕に抱き闇に沈んだ。
3村の最期。
【お題:泳ぎ疲れて】
そうして息絶え三途の川に向かったら先にいってた幸村が「これしきの流れ、泳ぎきってみせますぞお館様ぁぁあ!!」って川を流れに逆らって泳いでて「結局泳いでるんかい!」って突っ込む羽目になる佐助。
佐助に気付いた幸村が「おぉ、佐助来たか!遅いぞ!」って声を掛けたら動きが止まってしまい川に流され、佐助は来て早々に幸村救出に走る事になる。
そしてお館様は奪衣婆と懸衣翁のいる筈の木の上で「精進が足りんぞ幸村ぁぁ!!」って仁王立ちで叫んでる。
⑧現代・転生
家族旅行で訪れた海。
山育ちの弁丸は川での水遊びは経験があるがこんな果ての無い水面は初めてで、もし溺れたらと緊張に思わず息を飲んだ。
そんな弁丸に佐助は。
「大丈夫だよ、支えるから」
溺れない様にと言うには少しずれた彼の言葉に何故か胸を掴まれた心地で弁丸は絶対だぞと佐助の手を強く握った。
溺れない様にと言うなら「離さない」や「助ける」と言う方が正しかろうが幼い己には違和感の正体までは理解出来ず、ただ今度こそと言う佐助の言葉に無性に安堵と切ないもどかしさを感じた。
【お題:溺れないように】
⑦の続きと言うか転生で佐助は記憶有。家族旅行で普通に一緒の猿飛佐助。
⑨戦国
強がりな弁丸はよく佐助に嘘をついた。
槍の練習が上手くいかず、鬼子と心無い言葉を受け、目に涙を溜めては泣いておらぬと。
その嘘を佐助はいつも抱き締め叱ったけれど。
壊れた出城を見つめる彼を抱き締めると。
「何だ佐助?泣いておらぬぞ?」
振り返る笑顔にいっそ嘘なら良かったのにと佐助は思った。
夏の陣の少し前。
【お題:泣いてなんかいない】
⑩戦国
落とした敵城の火の放たれた天守に取り残された幸村は佐助を見るなり飛び下りた。
それを受け止め昔から無謀なんだからと叱る佐助。
確かに弁丸も高い木に登ってはよく周りを焦らせたものだが、何があっても受け止めてくれる存在がいれば無茶もするようになろうと海野は嬉しげに叱られる主を見て笑った。
【お題:あんなところで】
佐助が来る前の弁丸様は明るく元気ではあるけど次男の立場を弁えて聞き分けはよく無茶な事はしない子で、古参の海野はそれを知ってる。変わったのは佐助と出会ってから。
海野「だからお前は責任取って幸村様の無茶のフォローしろよ」
佐助「何が!?」
昔書いた140字の設定。続き。
https://twitter.com/sayori_888/status/772797552525664256
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プロフィール
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早和
性別:
非公開
自己紹介:
戦国BASARAの佐幸と真田主従と武田軍と西軍大好きなBASARA初心者です。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
3→宴→2(プレイ途中)からの現在は4に四苦八苦中(笑)
幸村が皆とワイワイしつつ、佐助に世話を焼かれているのを見るのが何より好きです。
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